地域医療と暮らしのゆくえ

出版社: 医学書院
著者:
発行日: 2016-10-15
分野: 臨床医学:一般  >  臨床医学一般
ISBN: 9784260028196
書籍・雑誌
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1,980 円(税込)

商品紹介

世界の貧困・紛争をテーマにさすらった若者が、医師となって、佐久で若月俊一の魂に出会った。沖縄にあっても地域医療の前線にあり、時に霞が関のミッションを帯びて奔走し、どの現場でも汗を掻き続けるその目に「地域包括ケアシステム」の実像はどう映るのか。この国のかたちをどう模索しているのか。診療の傍ら多方面に発信する著者による、現代に老い病むひとを支えたいすべての医療者に捧げる提言の書。

目次

  • 地域医療と暮らしのゆくえ

    ―目次―

    第1章 病院医療の葛藤と限界
     1 最後の砦としての病院
     2 「断らない病院」であるために
     3 持ち込まれる社会的矛盾
      COLUMN 文化的文脈のなかの疾病
     4 縛られる患者たち
     5 行き場のない高齢者たち
     6 地域から信頼される病院
      COLUMN 戦時下の医学部長
     7 患者表現としての「不条理」
     8 救急医療にみる鎮護のプロセス
     9 病院医療の居場所を探して
      COLUMN アラビアの看護師

    第2章 地域と連携する病院医療へ
     1 戦後史は団塊世代とともに
     2 制度に依存しないケアの文化を
     3 効率化にある落とし穴
      COLUMN 弱者が支え合うコミュニティ
     4 プライマリ・ヘルスケアにおける5つの原則
     5 急性期病院から地域へ踏み出す
     6 「在宅医療」をめぐる4つの誤解
      COLUMN タイ山岳地域の在宅医療
     7 医療的介入を思いとどまるとき
     8 高齢社会における消費イノベーションを
     9 まだ、食べられねぇなぁ
      COLUMN タイで活躍するヘルスボランティア

    第3章 看とりを暮らしのもとに
     1 終わらない戦争
     2 安らかに土に還る
     3 老衰死ができる地域づくりを
      COLUMN 子ネコの在宅ケア
     4 直観の濫用としての「胃ろう不要論」
     5 欧米に寝たきり老人はいないのか
     6 死に逝く人の「孤独」について
      COLUMN パキスタンの「ごちゃまぜ」障がい児教育
     7 真実を伝えること、判断を待つこと
     8 おかあちゃんが見える
     9 終末期における「もう1つの物語」
      COLUMN 「長生きしてくれてありがとう」の島

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