なぜ臨床医なのに研究するのか

出版社: 中外医学社
著者:
発行日: 2017-04-30
分野: 臨床医学:一般  >  臨床医学一般
ISBN: 9784498048461
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商品紹介

臨床を目指す学生さんの多くは,研究なんて自分とは無関係,と思っているかもしれません.しかし決してそのようなことはありません.臨床医だからこそ開拓できる研究分野・領域,臨床医にこそ可能な「患者さんのためになる研究」があるのです.研究指導,論文作成術のカリスマとしても著明な外科医がおくる,あなたへの熱いメッセージ!

目次

  • なぜ臨床医なのに研究するのか

    ―目次―

    プロローグ 臨床と研究の架け橋
      現在の私の医師としての仕事:自己紹介を兼ねて
      肺移植とともに歩んだ臨床経験
      臨床と研究の関係

    第1章 自然から学ぶ─肺移植後肺内リンパ組織新生の発見
      研究の入り口─運命の一日:1999年7月5日
      次なるチャンス─トロント大学の大学院へ
      肺移植後の慢性拒絶を研究テーマに決める
      素朴な疑問
      観察こそ研究の命
      偶然のような必然
      得意分野を活かせ

    第2章 患者から学ぶ
         ─Restrictive Allograft Syndrome(RAS)の提唱

      教科書と違う!
      もう一つの現実
      研究の意義を考える
      名づけの重要性
      試されるプレゼン力
      なかなか論文が通らない
      RASのその後
      根本的な問題
      再び話はリンパに……
      ますます自然から教わる
      ラボでの知見を臨床に活かす
      トロントCLADチームとのつながり

    第3章 経験から学ぶ
         ─Virtual Assisted Lung Mapping(VAL-MAP)の開発
      再び日本へ
      新たな課題
      バーチャル気管支鏡との出会い
      バーチャル気管支鏡+GGN病変
      経験から学び活かす
      硬膜外麻酔の経験から
      気管支鏡下肺生検(TBLB)の経験から
      ちょっと余談─外科の将来への懸念
      必要なムダ
      CTガイド下マーキングの経験
      最初の三例
      偶然か、必然か
       ─一カ所のマーキングから複数個所のマーキングへ
      マッピングとVAL-MAPという呼び名
      マーキングではなくマッピングという呼び名

    第4章 仲間から学ぶ─VAL-MAPの新展開
      多施設共同研究へ
      共に学び、共に成長する
      またしても予想外─東大でのVAL-MAP第一例目のこと
      先行研究MIL-MAP studyの節目
      先進医療へ
      マッピングモード─企業との協力
      AMED資金の獲得とこれから
      そして再び世界へ

    エピローグ 天の時、地の利、人の和
      目の前の一歩に集中しそれを楽しむ
      臨床医・研究者としてのミッション
      臨床医・研究者としての幸せ

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