臨床精神医学講座 S9巻 アルツハイマー病

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商品紹介

高齢社会を迎え、わが国でもアルツハイマー型痴呆が急速に増加している一方、分子生物学等の発展に伴い、病因、病態の解明が最も進んでいる疾患とも考えられています。本書ではアルツハイマー型痴呆の最新知見を解説すると共に、社会的側面にも言及した、本邦唯一の基準書です。

目次

  • 表紙
  • 本巻の執筆者
  • 目次
  • 総論
  • 序文
  • I. アルツハイマー病の歴史
  • 1. アルツハイマー病概念の誕生
  • 2. アルツハイマー病は独立した疾患か - アルツハイマー病にみる異種性と多様性の問題
  • 3. アルツハイマー病研究の流れ
  • 4. 日本におけるアルツハイマー病
  • 5. アルツハイマー病の治療とケアの歴史
  • 6. アルツハイマー病と社会
  • II. 疫学と危険因子
  • 1. 疫学調査における診断手順
  • 2. 有病率
  • a. 痴呆の有病率
  • b. アルツハイマー型痴呆の有病率
  • 3. 痴呆およびアルツハイマー型痴呆の発生率 (罹患率)
  • 4. 危険因子
  • a. 加齢
  • b. 痴呆の家族歴
  • c. Down症
  • d. 頭部外傷の既往
  • e. 甲状腺機能低下症の既往
  • f. うつ病の既往
  • g. 女性
  • h. 教育歴
  • i. その他
  • 各論
  • I. 神経病理
  • A. 脳病変の特徴
  • 1. アルツハイマー病とアルツハイマー型老年痴呆の異同
  • 2. アルツハイマー型痴呆の神経病理学的特徴
  • a. 神経細胞脱落
  • b. 老人斑
  • c. 神経原線維変化
  • 3. アルツハイマー型痴呆の病理学的診断基準
  • B. 神経原線維変化
  • 1. 神経原線維変化の形態
  • 2. 神経原線維変化と関連する構造物
  • 3. 神経原線維変化の消長
  • 4. 神経原線維変化の脳内分布と進展
  • 5. 神経原線維変化の構成蛋白とその異常
  • C. 老人斑の病理
  • 1. 老人斑の概要
  • 2. 老人斑の分類
  • a. びまん性老人斑
  • b. 原始老人斑
  • c. 典型的老人斑
  • d. 皮質下白質のアミロイド斑
  • e. 老人斑以外のβアミロイド沈着
  • f. 特異なβアミロイド沈着
  • 3. 老人斑アミロイドの組成と生成機序
  • 4. 老人斑の出現する疾患
  • 5. 老化~アルツハイマー型痴呆と老人斑
  • 6. 老人斑出現の意義
  • 7. 消えゆく老人斑
  • D. 神経細胞の脱落
  • 1. 肉眼的脳萎縮
  • 2. 内嗅皮質・海馬
  • 3. 大脳等皮質
  • 4. 皮質下灰白質
  • E. 特異な病変を示すアルツハイマー型痴呆
  • 1. 皮質下白質の広範な線維性グリオーシスを呈する老年痴呆特殊型
  • a. 臨床
  • b. 病理
  • 2. 原発性海馬変性
  • II. 臨床症状
  • A. アルツハイマー型痴呆の臨床症状の特徴
  • 1. アルツハイマー型痴呆の臨床症状
  • 2. 臨床的な特徴
  • a. 年齢
  • b. 皮質性痴呆の特徴を示す
  • c. 緩慢な進行性
  • d. 認知機能障害は意識障害によらない
  • 3. 病変の部位と臨床症状
  • 4. 画像所見
  • 5. 他の痴呆性疾患を除外する
  • a. 前頭・側頭葉型痴呆 (Pick病を含む)
  • b. Lewy小体を伴った痴呆
  • c. Creutzfeldt-Jakob病
  • d. 進行性核上性麻痺
  • e. 皮質基底核変性症
  • f. 血管性痴呆
  • B. 症状
  • B-1. 認知機能障害
  • はじめに : アルツハイマー型痴呆の多様性
  • 1. アルツハイマー型痴呆の臨床類型
  • a. 形骸型の症例
  • b. 滅裂型の症例
  • 2. 記憶の障害
  • a. 記憶機能と神経基盤
  • b. 臨床的によく観察されるアルツハイマー型痴呆の記憶障害
  • c. 側頭葉内側部と記憶障害
  • d. カテゴリー特異的意味記憶障害と意味記憶ネットワーク
  • 3. 言語機能の障害
  • a. 言語機能と神経基盤
  • b. 臨床的によく観察されるアルツハイマー型痴呆の言語機能障害
  • c. 音読と意味理解の解離
  • d. Bilingualアルツハイマー型痴呆の症例
  • e. 情景画課題
  • f. 情景画を用いたアルツハイマー型痴呆の精神科的臨床類型の神経心理学的検討
  • 4. 行為の障害 (失行)
  • a. 観念失行 (使用失行) と観念運動失行
  • b. 臨床的によく観察されるアルツハイマー型痴呆の失行
  • c. 観念運動失行とBPO, 実際の道具使用の関係
  • d. pantomime障害とBPOの出現の仮説
  • e. 実際の道具使用との解離
  • 5. 構成能力 (描画の模写) の障害
  • 6. 視空間認知機能の障害
  • a. Benton視覚弁別検査による検討
  • b. 視覚性注意 - Posner paradigmと神経心理学的検査の分析
  • c. 情景画課題を用いた検討
  • 7. 知能 (知性) の問題
  • a. 知能の神経基盤 : 神経ネットワークの障害
  • b. アルツハイマー型痴呆の知能障害の理解 : 発達と崩壊の問題
  • B-2. 非認知機能障害
  • 1. 感情・意欲の症状
  • a. 診断における問題
  • b. 発生頻度
  • c. 認知機能との関連
  • d. アルツハイマー型痴呆の感情症状と病理学的変化との関連
  • e. 鑑別診断, 治療
  • 2. 人格変化
  • a. 人格とは106
  • b. 痴呆と人格変化
  • c. 痴呆の診断と人格変化
  • d. アルツハイマー型痴呆における人格変化
  • e. アルツハイマー型痴呆の人格変化に関する実証的研究
  • 3. 幻覚, 妄想
  • a. 発生頻度
  • b. 症状の特徴
  • c. 背景要因
  • d. 認知障害との関連
  • e. 神経徴候および症状との関連
  • f. 脳の形態変化との関連
  • g. 鑑別診断, 治療
  • B-3. 行動面での症状
  • 1. 行動異常の症状
  • a. 攻撃的な言動
  • b. 俳徊と目的のない不適切な行動
  • 2. 行動異常の評価スケール
  • 3. 行動異常の成因
  • a. 生物学的要因
  • b. 心理的要因
  • 4. 行動異常に対する対策
  • a. 薬物療法
  • b. 介護面からの接近
  • III. 病期
  • 1. 前駆症状と関連が問題となる病態
  • a. 良性の老人性物忘れ
  • b. 老年性記憶減退
  • c. 前駆症状としての感情・意欲・人格面の障害
  • 2. 臨床症状に基づく病期の分類
  • a. これまでの病期分類
  • b. 病期と臨床症状
  • 3. 評価尺度による判定
  • a. 認知機能検査
  • b. 行動の観察による評価
  • IV. 重症度の判定尺度 - FAST, CDR, その他
  • 1. Functional Assessment Staging (FAST) (行動観察による重症度判定)
  • 2. Clinical Dementia Rating (CDR)
  • 3. GBSスケール
  • 4. 臨床診断による重症度分類
  • a. DSM-III-Rによる痴呆の診断基準
  • b. 柄澤式老人知能の臨床的判定基準
  • c. 痴呆性老人の日常生活自立度判定基準
  • 5. テスト法
  • a. Alzheimer's Disease Assessment Scale (ADAS)
  • b. Mental Status Questionnaire (MSQ)
  • c. Mini-Mental State (MMS)
  • d. N式精神機能検査
  • e. 改訂長谷川式簡易知能評価スケール (HDS-R)
  • f. 国立精研式痴呆スクリーニングテスト
  • g. 慈恵医大式簡易精神老化尺度
  • V. 診断
  • A. 診断基準
  • 1. NINCDS-ADRDA
  • 2. DSM-IV
  • 3. ICD-10
  • 4. その他
  • a. FAST
  • b. ADAS-cog.
  • c. CAMDEX
  • d. CERAD battery
  • e. その他
  • B. 検査
  • B-1. 知的機能検査
  • 1. スクリーニングに適した認知機能検査
  • a. 改訂長谷川式簡易知能評価スケール (HDS-R)
  • b. Mini-Mental State Examination (MMSE)
  • 2. 重症度の評価に適した認知機能検査
  • a. N式精神機能検査 (N式)
  • b. Wechsler Adult Intelligence Scale-Revised (WAIS-R)
  • c. Mental Status Questionnaire (MSQ)
  • 3. 経時的変化の評価に適した認知機能検査
  • a. Alzheimer's Disease Assessment Scale (ADAS)
  • b. Consortium to Establish a Registry for Alzheimer's disease test (CERAD-test)
  • B-2. 神経心理検査
  • 1. 痴呆性疾患への神経心理学的検討
  • 2. 認知機能の評価法
  • a. 知的機能の評価
  • b. 記憶の評価
  • c. 言語の評価
  • d. 視空間認知能力の評価
  • e. 前頭葉機能の評価
  • 3. 日常生活動作の評価
  • 4. 精神症状の評価
  • 5. 重症度の評価
  • 6. 神経心理検査の実際
  • B-3. 日常生活動作能力評価尺度
  • 1. アルツハイマー型痴呆の経過と日常生活動作能力の変化の特徴
  • a. I期にみられる日常生活動作能力の障害
  • b. II期にみられる日常生活動作能力の障害
  • c. III期にみられる日常生活動作能力の障害
  • 2. 日常生活動作能力評価尺度
  • a. N-ADL, NM-スケール
  • b. IADL
  • c. PSMS
  • d. DAD
  • e. CSADL
  • f. FAST
  • g. その他
  • B-4. 画像診断
  • 1. 画像検査手段の特徴
  • a. CT
  • b. MRI
  • c. SPECT
  • d. PET
  • e. 新しい画像解析法
  • 2. アルツハイマー型痴呆の診断
  • a. CTによるアルツハイマー型痴呆の診断
  • b. MRIによるアルツハイマー型痴呆の診断
  • c. SPECTによるアルツハイマー型痴呆の診断
  • d. PETによるアルツハイマー型痴呆の診断
  • 3. 鑑別疾患
  • a. レビー小体を伴う痴呆
  • b. 前頭側頭型痴呆
  • c. 皮質基底核変性症とその他の基底核障害
  • d. 血管性痴呆
  • e. 正常圧水頭症
  • f. 感染症による痴呆
  • g. うつ病の痴呆症候群
  • B-5. 生理的検査
  • 1. アルツハイマー病と眼球運動
  • a. 低次の眼球運動
  • b. 奥行き方向への視線移動 (輻輳開散運動)
  • c. 固視微動
  • d. 眼球頭部協調運動
  • e. 描画, 模写と眼球運動
  • f. クロージングイン現象と眼球運動
  • 2. 事象関連電位 - P300
  • a. 加齢による変化
  • b. 痴呆疾患
  • 3. 脳波
  • a. 高齢者の脳波
  • b. 痴呆の脳波
  • B-6. 生化学的検査
  • 1. アルツハイマー型痴呆の生物学的マーカー
  • 2. 遺伝子マーカー
  • 3. 生化学的診断マーカーの確立
  • 4. 脳脊髄液マーカー
  • a. Aβ
  • b. 分泌型βAPP
  • c. α1アンチキモトリプシン
  • d. tau
  • e. リン酸化tau
  • f. tauとAβの組み合わせによる大規模共同研究
  • g. Aβseed
  • h. 血液マーカー
  • C. 鑑別診断
  • 1. Lewy小体型痴呆
  • 2. 神経原線維変化型痴呆
  • a. パーキンソニスム・痴呆コンプレックス
  • b. 石灰沈着を伴うびまん性神経原線維変化病
  • c. 辺縁系神経原線維変化痴呆
  • 3. グリアタングル型痴呆
  • a. 第17番染色体に連鎖する前頭側頭型痴呆・パーキンソニスム
  • 4. 嗜銀性グレイン型痴呆
  • 5. 前頭側頭型痴呆 (Pick病を中心として)
  • VI. 病因・病態
  • A. アミロイドβ蛋白とアミロイド前駆体蛋白
  • 1. アルツハイマー型痴呆とアミロイド・カスケード仮説
  • a. アミロイド前駆体分子
  • b. アミロイド前駆体の代謝経路
  • c. アミロイド・カスケード仮説
  • 2. アミロイド前駆体蛋白突然変異と家族性アルツハイマー病
  • 3. アミロイドの遺伝子改変動物
  • 4. アミロイド前駆体蛋白プロセシング酵素
  • a. γセクレターゼ
  • b. βセクレターゼ
  • 5. アミロイドβ蛋白の分解・除去
  • 6. アミロイド沈着抑制とアルツハイマー型痴呆の治療法開発の指針
  • B. non-Aβ成分, いわゆるアミロイド関連蛋白
  • 1. アミロイド関連蛋白
  • a. 補体系蛋白
  • b. 補体制御蛋白
  • c. サイトカイン
  • d. 急性相蛋白
  • e. 凝固・線溶系
  • f. アポリポプロテインE
  • g. 蛋白分解酵素ならびに蛋白分解酵素阻害酵素
  • h. プロテオグリカン
  • i. 熱ショック蛋白
  • j. 細胞接着分子
  • k. シナプス蛋白とnon-amyloid β component protein
  • l. トランスサイレチン
  • 2. アミロイド関連蛋白と病理過程
  • a. 実験モデルとしてのクロロキンラット
  • b. アミロイド関連蛋白の意義 - 炎症仮説
  • C. タウとそのリン酸化, タウ遺伝子の突然変異
  • はじめに
  • a. 神経原線維変化
  • b. 神経原線維変化でのリン酸化タウの発見
  • c. 神経変性疾患とタウ
  • 1. タウ
  • a. 遺伝子
  • b. 分子構造
  • c. 機能
  • 2. タウのリン酸化
  • a. 神経原線維変化でのリン酸化
  • b. 蛋白質リン酸化酵素
  • 3. タウ異常症 (タウオパチー)
  • a. タウ異常症の分類
  • b. タウの突然変異 - FTDP-17
  • 4. タウの異常と病因
  • 5. 応用
  • a. 診断
  • b. 治療
  • D. 神経細胞脱落の機序
  • 1. アルツハイマー型痴呆脳における神経細胞脱落の特性
  • 2. 神経栄養因子と神経細胞死
  • 3. アミロイド沈着と神経細胞死
  • a. アミロイド・カスケードの病的意義
  • b. アミロイドによる神経毒性
  • 4. アポリポ蛋白Eと神経細胞死
  • a. Aβとアポリポ蛋白Eとの結合
  • b. タウ蛋白とアポリポ蛋白Eとの結合
  • c. アポリポ蛋白Eの抗酸化作用
  • d. アポリポ蛋白Eと細胞内コレステロール代謝
  • 5. プレセニリン遺伝子異常と神経細胞死
  • a. Aβ42産生亢進
  • b. 細胞内シグナル伝達の障害
  • E. アポリポ蛋白
  • 1. ApoEの構造と機能
  • a. ApoEの構造
  • b. ApoEと脂質代謝
  • c. 中枢神経系におけるApoE
  • 2. ApoEとアルツハイマー型痴呆
  • a. アルツハイマー型痴呆脳におけるApoE
  • b. ApoEアイソフォームとアルツハイマー型痴呆
  • c. ApoEアイソフォームと非痴呆高齢者
  • d. アルツハイマー型痴呆発症におけるApoEの作用機序
  • e. アルツハイマー型痴呆診断におけるApoEの臨床的意義
  • F. 家族性アルツハイマー病と遺伝子
  • 1. 家族性アルツハイマー病の歴史
  • a. 家族性アルツハイマー病の発掘
  • b. 連鎖研究
  • 2. アルツハイマー型痴呆に関連した遺伝子
  • a. familial Alzheimer disease, type 1
  • b. familial Alzheimer disease, type 3
  • c. familial Alzheimer disease, type 4
  • d. familial Alzheimer disease, type 2
  • e. familial Alzheimer disease, type 5
  • f. 6番染色体に連鎖したアルツハイマー型痴呆
  • g. 母性遺伝形式をとるアルツハイマー型痴呆
  • G. アルツハイマー型痴呆の動物モデル
  • 1. アルツハイマー型痴呆と類似の機序による病態モデル
  • a. 物理的および化学的損傷
  • b. 老齢動物
  • c. リポフチスン蓄積促進動物
  • d. 老化促進モデルマウス
  • 2. アルツハイマー型痴呆病変形成による病態モデル
  • a. アルミニウム塩および細胞分裂阻止薬
  • b. クロロキン
  • c. オカダ酸
  • d. プロテアーゼインヒビター
  • e. アミロイドβ蛋白
  • f. 発生工学的手法
  • H. 神経伝達物質と神経ペプチド
  • 1. アルツハイマー型痴呆における神経伝達物質の変化
  • a. コリン作動系
  • b. セロトニン作動系
  • c. ノルアドレナリン作動系
  • d. ドーパミン作動系
  • 2. 神経ペプチド
  • a. ソマトスタチン
  • b. ニューロペプチドY
  • c. ガラニン
  • d. その他の神経ペプチド
  • 3. アミノ酸
  • 4. 臨床的観点から
  • I. 免疫・炎症性要因の関与
  • 1. 研究の歴史
  • 2. アルツハイマー型痴呆脳病理プロセスと炎症反応
  • 3. アルツハイマー型痴呆脳病変にみられる炎症性変化
  • 4. 抗炎症薬とアルツハイマー型痴呆
  • 5. Aβによる補体・ミクログリアの活性化
  • 6. Aβ除去と炎症反応
  • 7. 神経細胞による炎症性因子の産生
  • 8. アルツハイマー型痴呆脳病変とTリンパ球
  • J. アルミニウムおよびその他の金属
  • 1. アルミニウム
  • a. Alとアルツハイマー型痴呆との関連
  • b. Alの作用メカニズム
  • c. Alの体内動態
  • 2. 亜鉛, 銅
  • 3. 鉄
  • 4. 金属間の相互作用
  • K. フリーラジカル
  • 1. Aβとフリーラジカル
  • 2. PHFとフリーラジカル
  • 3. 脳内の過酸化脂質ならびに抗酸化物質
  • VII. 治療
  • A. 薬物療法
  • A-1. アルツハイマー型痴呆の認知機能障害に対する治療薬
  • 1. アセチルコリン神経系作用薬
  • a. アセチルコリンエステラーゼ阻害薬
  • b. ACh受容体 (M1, M3, M4) アゴニスト, M2 アンタゴニスト
  • c. ニコチン作動薬
  • d. その他のACh神経系作動薬
  • 2. アセチルコリン神経系作用薬以外の薬物
  • a. モノアミン作動性神経系, GABA作動神経系作用薬
  • b. 神経ペプチド
  • c. 神経成長因子
  • d. 抗オキシダント, ラジカルスカベンジャー
  • e. その他のアルツハイマー型痴呆治療薬としての効果が期待される薬物
  • A-2. 精神症状・行動異常に対して
  • 1. 痴呆の精神症候と異常行動の理解と対策
  • 2. アルツハイマー型痴呆の精神症候や異常行動に対する薬物療法
  • a. 精神病症候や異常行動に対する薬物療法
  • b. 気分障害に対する治療
  • c. 不安, 恐怖に対する治療
  • d. 睡眠障害に対する治療
  • e. carbamazepineとsodium valproate
  • A-3. 新しい治療薬の開発
  • 1. コリン作動性神経
  • 2. アセチルコリン補充療法
  • 3. 現在市販中の抗痴呆薬
  • 4. 将来の抗痴呆薬
  • a. コリン作動性神経系作用薬
  • b. 抗炎症薬
  • c. エストロゲン補充療法
  • d. 抗酸化薬
  • e. 抗β-アミロイド蛋白療法 (ワクチン療法を含む)
  • f. 抗タウリン酸化療法
  • g. 神経栄養因子, イムノフィリンリガンド療法
  • B. 心理・社会的治療
  • 1. 種々の心理・社会的アプローチ
  • a. 行動療法
  • b. 情緒療法・認知療法
  • c. 刺激療法
  • 2. 諸療法の比較検討
  • 3. 老人の心理・社会的治療の一般的傾向
  • 4. 心理・社会的治療の評価
  • 5. 心理・社会的治療の臨床的意義
  • 6. 日本人の心性と心理・社会的治療のあり方
  • C. 医療と介護 - 家族介護と介護負担
  • 1. 介護負担の定義と初期の研究
  • a. 介護負担の定義
  • b. 介護負担の初期研究
  • 2. 従来の研究結果の概要
  • a. 精神的健康
  • b. 身体的健康
  • c. 施設入所の決定
  • d. 介護ストレスの長期経過
  • 3. 支援サービスとその効果
  • a. 支援サービスのメニュー
  • b. 利用状況と利用を阻害する要因
  • c. 支援サービスは本当に有効か?
  • d. 今後望まれるサービス
  • 4. 痴呆患者の介護と医療者
  • a. 介護者への介護
  • 索引
  • 和文索引
  • 欧文索引
  • 奥付

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