医学教育マニュアル 2. カリキュラムの作り方

出版社: 篠原出版新社
著者:
発行日: 1979-11-25
分野: 医学一般  >  医学教育
ISBN: 9784884120290
電子書籍版: 1979-11-25 (第1版第5刷)
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4,070 円(税込)

目次

  • 表紙
  • 編集者・執筆者一覧
  • はじめに
  • 目次
  • 各巻目次案内
  • 1. カリキュラム立案の必要性
  • 1-1 教育カリキュラムの必要性
  • 1‐2 医学教育カリキュラムの特殊
  • 2. 教授-学習の問題
  • 2-1 教授-学習の原則
  • 2-2 よい学習の条件
  • 2-2-1 積極的参加者で, 消極的な受け手ではない
  • 2-2-2 現在の学習と具体的な目標との関係を知っている
  • 2-2-3 学習目標は何ら努力しなくても到達可能なほど低くもなく, 絶対に到達不可能なほど高くもない, 現実的なものである
  • 2-2-4 学習したものを, 新しい問題に正しく適用することの満足感を経験する
  • 2-2-5 学習したものを, いろいろな場合に当てはめてみて一般化の限度を知る
  • 2-2-6 多種の教授方法や, 多くの異なった学習源によって学習できる
  • 2-2-7 自分のペースと, 自分に適合した学習法を選択するチャンスが与えられる
  • 2-2-8 拡散的に考察するように仕向けられ, 革新的結論を出す
  • 2-2-9 周期的に反復練習する
  • 2-2-10 学習の途次, 矛盾や挫折に対処するチャンスが与えられる
  • 2-2-11 学習成果に対して, ただちにフィードバックを受け入れ, 自己評価能力を高める
  • 2-2-12 教育目標と評価法との関係を知っている
  • 2-2-13 失敗に対して罰せられるよりも, 成功に対して報われる
  • 2-3 教員の役割
  • 2-4 目標設定の重要性
  • 2-5 良い医師とは
  • 2-6 学習者のためのカリキュラム
  • 3. カリキュラムの内容
  • 3-1 カリキュラムには何が要求されるか
  • 3-2 カリキュラムと時間割
  • 3-3 カリキュラムの種類
  • 3-3-1 教養(医学進学課程)と専門課程のつながり
  • 3-3-2 専門カリキュラムの形式
  • 4-1. カリキュラムの立案
  • 4-1-1 カリキュラムの立案者
  • 4-1-1-1 地域, 社会のニードとカリキュラム
  • 4-1-1-2 医学部の教育目標
  • 4-1-1-3 医学部運営の責任とカリキュラム
  • 4-1-1-4 カリキュラムの立案者
  • 4-1-2 カリキュラムの決定要因
  • 4-1-2-1 社会的要因
  • 4-1-2-2 学問的要因
  • 4-1-2-3 政治・経済的要因
  • 4-1-2-4 学習者による決定要因
  • 4-1-2-5 大学内の決定要因
  • 4-1-3 カリキュラム立案に影響する制約
  • 4-1-3-1 現行制度が内包する制約
  • 4-1-3-2 制度変更のための努力
  • 4-1-3-3 学内における制約
  • 4-1-4 カリキュラム立案の手順
  • 4-1-4-1 カリキュラム委員会
  • 4-1-4-2 医学部の一般目標
  • 4-1-4-3 カリキュラム形式の選択, 授業時間の配分, 時間割の作成
  • 4-1-4-4 学科の一般目標
  • 4-1-4-5 教授単位の設定
  • 4-1-4-6 行動目標の設定と学習方略
  • 4-1-4-7 カリキュラム達成度
  • 4-1-4-8 カリキュラム立案の手順と制約
  • 4-1-5 学習目標の設定
  • 4-1-5-1 一般目標と行動目標
  • 4-1-5-2 教授目標の分類
  • 4-1-5-3 教授目標開発のための原理, 教授目標のもつぺき性格
  • 4-1-5-4 学習目標と到達度の評価
  • 4-2. カリキュラム立案の実際
  • 4-2-1 機関の一般目標
  • 4-2-1-1 卒前教育の目標
  • 4-2-1-2 卒後教育の目標
  • 4-2-1-3 継続教育(Continuing Educa-tion)の目標
  • 4-2-2 科目(コース)の一般目標
  • 4-2-3 単位(ユニット)の一般目標, 行動目標
  • 4-2-4 "落語大学"
  • 4-2-5 立案された目標の検討項目
  • 学習方法learning strategiesの選択
  • 4-2-6 学習方法の選択, 評価法の設定
  • 4-2-6-1 学習方法の選択
  • 4-2-6-2 評価法の設定
  • 4-2-6-3 実際に即したカリキュラムの作り方
  • 4-2-7 カリキュラム立案の実例
  • 生理学のカリキュラム例
  • 医学微生物学のカリキュラム例
  • 統合カリキュラム例
  • 臨床研修カリキュラム例(1)
  • 臨床研修カリキュラム例(2)
  • 産婦人科ローテイト・カリキュラム例
  • 外科初期研修カリキュラム例
  • 臨床科目カリキュラム例
  • 5. カリキュラムの形式
  • 5-1 医学部設置基準とカリキュラム
  • 5-1-1 一般教育と6年一貫教育
  • 5-1-2 専門教育
  • 5-2 教養-専門課程分離方式と連結方式
  • 5-2-1 歴史的変遷
  • 5-2-2 教養-専門課程分離方式
  • 5-2-3 教養-専門課程連結方式
  • 5-2-4 教養-専門課程分離・連結中間方式
  • 5-2-5 教養課程カリキュラムの改善のために
  • 5-3 専門課程カリキュラムの諸形式
  • 5-3-1 歴史的変遷と現在の考え方
  • 5-3-2 伝統的カリキュラム
  • 5-3-3 統合カリキュラム
  • 5-3-4 統合カリキュラムの例
  • 5-3-5 人間生物学カリキュラム
  • 人間個体生物学
  • 人間集団生物学
  • 人間生物学カリキュラム記載の方法
  • 教授-学習の方法
  • 評価
  • カリキュラムの改変
  • 5-3-6 筑波大学以外のわが国および外国の統合カリキュラムの例
  • 日本の大学医学部
  • 外国の大学医学部
  • 5-4 カリキュラム形式の利点と欠点
  • 5-4-1 統合カリキュラムの前提
  • 5-4-2 統合カリキュラムの欠点を増減する因子
  • 6. カリキュラムの実施と評価
  • 6-1 実行可能なカリキュラム
  • 6-2 良いカリキュラムとは
  • 6-2-1 教授目標が明示されていること
  • 6-2-2 教授-学習方法が妥当適切であること
  • 6-2-3 適切な教育評価法が用意されていること
  • 6-2-4 採算性のすぐれていること
  • 6-2-5 カリキュラムの評価
  • 7. カリキュラムの改善
  • 7-1 カリキュラム改善の必要性
  • 7-2 改善のための一般的方略
  • 7-2-1 経験的合理的方略
  • 7-2-2 規範的教育的方略
  • 7-3 改善のための行動計画
  • 7-4 改善に対する抵抗の克服
  • 7-4-1 改革-抵抗サイクル
  • 7-4-2 改革への抵抗の種類
  • 7-4-3 抵抗の克服
  • 文献
  • 索引
  • 奥付

この書籍の参考文献

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2. 教授-学習の問題

P.5 掲載の参考文献
1) 今西錦司: 教育とは何か. 今西錦司全集第9巻. pp. 443-457, 講談社, 東京, 1975.
2) Morgan, W.L. Jr. &Engel, G.L. The Clinical Approach to the Patient. pp. 13-15, W.B Saunders Co. Philadelphia, 1969.
3) 吉田修: 理想的な医師.泌尿紀要, 22:705-706, 1976. 22:827-828, 1976.
4) ショーペンハウエル: みずから考えること. 石井正訳: 角川文庫2357, 角川書店, 東京, 1966.
5) 日野原重明: POS=医療と医学教育の革新のための新しいシステム. 医学書院, 東京, 1973.

4-2. カリキュラム立案の実際

P.46 掲載の参考文献
1) 牛場大蔵: 医学部一般目標. 医学教育, 7:152-154, 1976
2) 中川米造: アメリカ医科大学協会の「医学教育の目的」. 医学教育, 1:69-70, 1970.
3) 日野原重明・他: 卒後基礎的臨床研修目標案. 医学教育, 7:128-139, 1976.
4) 尾島昭次: 病理学のカリキュラム例. 医学教育, 7:164-165, 1976.
5) 林茂: WHOワークショップ "Instructional Design" 参加報告. 医学教育, 8:276-282, 1977.
6) Kemp, J.E.: Instructional Design-A Plan for Unit and Course Development. Feaon Publishers, Inc., 1971.
7) 真島英信: 生理学のカリキュラム例. 医学教育, 7:156-157, 1976.
8) 牛場大蔵・他: 医学微生物学の教授・学習目標. 医学教育, 7:169-171, 1976.
9) 堀原一: 筑波大学医学専門学群の人間生物学カリキュラム. 医学教育, 7:96-104, 1976.
10) 堀原一: 人間生物学における循環系コースのカリキュラム. 医学教育, 7:181-188, 1976.
11) 第2回「医学教育者のためのワークショップ」の記録 日本医学教育学会編, 35-36, 1975.
12) 第1回「医学教育ワークショップ」の記録. 医学教育, 6:10-18, 1975.

5. カリキュラムの形式

P.85 掲載の参考文献
1) 全国医学部長病院長会議: 昭和52年度医学教育カリキュラムの現状. 昭和53年3月.
2) Association of American Medical Colleges: 1977-78 Curriculum Directory, 1977.
3) 高久史麿: 教養(医進)課程に関するアンケート調査まとめ. 医学教育, 10:116-119, 1979.
4) 国立大学協会教養課程に関する特別委員会: 教養課程組織改編に関する調査報告書. 1979.
5) 斎藤諦淳: 医学部及び歯学部設置基準の改善について. 大学資料, 56:1-5, 1975.
6) 堀原一: 医学教育におけるインテグレーテッドカリキュラムとしての基礎医学-人間生物学. 筑波大学医学専門学群の人間生物学カリキュラム. 医学教育, 7:96-104, 1976
8) Leaf, A.: The Harvard medical curriculum. Harvard Medical Alumni Bulletin, May / June, 1970, p. 4-11.
9) Freiman, D.G. & Leaf, A.: A reappraisal of the Harvard medical curriculum. Harvard Medical Alumni Bulletin, July/August, 1973, p. 14-21.

7. カリキュラムの改善

P.129 掲載の参考文献
1) 牛場大蔵・他: 医学教育者のためのワークショップの記録. 医学教育, 6:10-98, 1975.
2) Durrack, D.T.: The weight of medical knowledge. New Engl. J. Med., 298:773~775, 1978.
3) WHO Educational Workshop 資料. Resistance to change and general strategies for change, 1974.

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