豚足に憑依された腕

出版社: 協同医書出版社
著者:
発行日: 2017-11-10
分野: 臨床医学:外科  >  リハビリ医学
ISBN: 9784763921437
書籍・雑誌
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6,050 円(税込)

商品紹介

セラピストにとって,患者さんを治したいという思いと治療ができるということとの間には,時に大きな壁が立ちふさがります.しかし著者は,治療を諦めることはありません.試行錯誤しながら,その患者さんと共に臨床をつくりあげ,結果を出し,しかし反省点は次に生かすという形で日々臨床に臨みます.本書はさまざまな障害の患者さんの「治療」を,一貫した治療理論に依拠して行ってきた一人のセラピストによる記録です.

目次

  • 01 豚足に憑依された腕~「自分でも本当にとり憑いているのかと鏡で見たんです」
    02 右側の左側は左側~半側空間無視の食べ残し
    03 「空間」の左右と「におい」の左右~半側空間無視と嗅覚無視
    04 「口の中で食塊が消えるんやわ」~口腔内左半側空間無視の可能性と着衣障害そして妄想…
    05 「僕の舌の先はないんですよ」~8 年ぶりの妻とのクリスマスディナーまで
    06 何をすべきかはわかる。どうすればいいのかがわからない~失行症患者と電動髭剃り
    07 「見ないと足が床についている感じがしないんやわ」 ~非麻痺側で立てないわけ
    08 見ることは言語で読み取ることではないか?~失語症患者の世界の理解へ
    09 失行症(?)で目が合わない…
       ~「意図的に見る」という行為の異常に関するリハビリテーションは可能か?
    10 「健側は健側にあらず」を認知過程から考える〜片麻痺に高次脳機能の障害をみる必然性
    11 「8年間変わらないものがそう簡単に治りますか!」 ~片麻痺患者が再び泳げるその日まで
    12 整形外科疾患の本質的問題の在り処~患者の意識経験が教えてくれること
    13 「触れられると思うだけで痛いです」~触れない慢性頸部痛患者への介入
    14 「揺れる手は私の手じゃないみたい」~失調症状の回復と、残存した不思議な症状
    15 リハビリテーションと羞恥心と自己意識について

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