褐色細胞腫診療マニュアル 改訂第3版

出版社: 診断と治療社
著者:
発行日: 2017-11-30
分野: 臨床医学:内科  >  内分泌/代謝
ISBN: 9784787822628
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商品紹介

わが国初の褐色細胞腫の専門書としてその診療方法を詳説し,好評を博したマニュアルの第3版.様々な原因遺伝子の発見や新しい各種画像診断法の登場,各種分子標的薬の臨床試験に131I-MIBG内照射治療の先進医療の実施など,褐色細胞腫の診療における大きな変化を最新情報として追加,わかりやすく解説した.

目次

  • I 基礎編
     1 カテコールアミンの発見と歴史
     2 カテコールアミンの合成・分泌・代謝調節
     3 カテコールアミンの生理作用
     4 細胞内情報伝達系
     5 遺伝子変異による腫瘍形成の成因・発症機序

    II 臨床編
     第1章 褐色細胞腫
      A 総論
       1 発見の歴史と病態の概要
       2 わが国における褐色細胞腫の疫学調査―厚生労働省研究班(竹田班)―
       3 わが国における褐色細胞腫の疫学調査―厚生労働省研究班(名和田班)―
       4 わが国における褐色細胞腫の疫学調査―厚生労働省研究班(成瀬班)―
      B 診療ガイドライン
       1 褐色細胞腫診療指針2012の改訂方針:診療ガイドライン2018に向けて
       2 米国内分泌学会:褐色細胞腫・パラガングリオーマの診療ガイドライン2014
     C 診断
       1 スクリーニングの対象と方法
       2 機能検査
       3 カテコールアミン測定法
       4 画像診断
       5 MIBGシンチグラフィにおける甲状腺ブロック
       6 悪性と良性の鑑別点
       7 症候性褐色細胞腫(MEN,VHL,NF1)
       8 偽性褐色細胞腫
       9 代謝異常と心血管系臓器障害
     D 治療
       1 薬物療法
       2 褐色細胞腫クリーゼの治療
       3 外科的治療
       4 術後予後・経過観察法
     E 病理組織診断
       病理診断と悪性度
     F 遺伝子解析
       1 遺伝性褐色細胞腫・パラガングリオーマ症候群の遺伝子解析
       2 遺伝子解析実施の留意点
       3 遺伝子解析による利益と課題
     第2章 悪性褐色細胞腫
      A 悪性診断に必要な画像検査
       CT,MRI,MIBGシンチグラフィ,FDG PET
      B 治療
       1 薬物療法(1):骨転移の薬物療法(1)
       2 薬物療法(2):骨転移の薬物療法(2)
       3 薬物療法(3):カテコールアミン合成阻害薬,α-methylparatyrosine
       4 薬物療法(4):慢性便秘に対する治療
       5 薬物療法(5):化学療法―CVD療法を主とする―
       6 薬物療法(6):分子標的薬(臨床),CVD療法以外の抗悪性腫瘍薬
       7 131I-MIBG内照射療法―現状とMIBG内照射療法ガイドライン―
       8 骨転移病巣に対する外照射療法および内照射療法
     第3章 特殊な条件下における診断と治療
       1 妊婦における褐色細胞腫
       2 小児の褐色細胞腫

    III Topics
     1 血中遊離メタネフリン測定法および血中遊離メトキシチラミン測定法
     2 68Ga標識オクトレオタイドによるPET/CT診断
     3 クロモグラニン測定の意義
     4 SDHB免疫染色
     5 わが国の褐色細胞腫対策PHEO-J
     6 患者会「褐色細胞腫を考える会」の取り組み
     7 米国患者会pheo para TROOPERSの動向

    Column
     代謝経路の異常は発癌と密接に関連している(意外にして重要な関連性)
     血中遊離メタネフリンについて

    Information
     国際褐色細胞腫シンポジウム

    Topics
     内分泌代謝専門医のアンケート結果から(1):褐色細胞腫の診療の実態
     内分泌代謝専門医のアンケート結果から(2):褐色細胞腫の診断面での課題
     内分泌代謝専門医のアンケート結果から(3):褐色細胞腫の治療面での課題

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