再発を繰り返し、自分を責め続けるアルコール・薬物依存症患者は、回復への希望を持つことができるだろうか。本書は、認知行動療法と12ステップ・プログラムの良さを組み合わせた「CENAPSモデル」を紹介する。再発に至る警告サインに自ら気づいて具体的に対処する力を育み、回復の維持を目指す再発予防プログラムである。アメリカ国立薬物乱用研究所(NIDA)の機関誌が、全米で最も高い評価を受けている治療アプローチの一つとして認めた本モデルを、ワークブック(別売)と併せ,多くの医療・支援機関などでご活用いただきたい。