新・医用放射線科学講座 医療安全管理学 第2版

出版社: 医歯薬出版
著者:
発行日: 2021-02-20
分野: 臨床医学:一般  >  放射線/核医学
ISBN: 9784263206508
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商品紹介

業務拡大・カリキュラム改正に対応した「実践的な学習」に役立つテキストの改訂版.
「医療安全総論」では医療安全における基本理論から,公衆衛生、患者接遇、造影剤副作用など、医療安全における基本理念と概念の基本事項をコンパクトに解説
「モダリティ別各論」では,近年の医療現場の変化を踏まえて内容を全面的にUPDATE!

目次

  • 第1編 医療安全総論
     第1章 医療安全概論(江原一雅)
      1)医療安全の基本
       1-1)はじめに
       1-2)医療における安全の歴史
      2)ヒューマンエラーを防ぐ
       2-1)報告・学習文化の醸成
       2-2)スイスチーズモデル
       2-3)認知心理学的アプローチによる失敗のタイプ分類
       2-4)ヒューマンファクターズ―エラー発生,増強要因
       2-5)エラーに対する防御機構と再発防止策
       2-6)潜在的要因
      3)チーム医療とノンテクニカルスキル
       3-1)ノンテクニカルスキルとは
       3-2)チームワークの訓練法―チームステップス
      4)医療の質の評価と向上
       4-1)医療の質とその評価
       4-2)医療の質の向上策
       4-3)質の向上のための前向きの取組み
     第2章 医療事故とヒヤリ・ハット(土井 司)
      1)医療に必要な人材
       1-1)国が求める医療者
       1-2)企業が求める人材
      2)診療放射線技師の役割
      3)放射線部における医療安全とは
       3-1)安全とは
       3-2)事故の原因
       3-3)医療安全への姿勢
      4)インシデントの実態
       4-1)経験年数別エラーの発生件数
       4-2)エラーの原因分析
      5)インシデントを起こさないために
      6)診療放射線技師に求められるスキル
       6-1)患者サービス
       6-2)求められる能力
       6-3)医療人としての心得
      7)医療安全への道
     第3章 患者の権利とインフォームド・コンセント(土井 司)
      1)患者の心理
      2)患者の権利
      3)患者に理解を得る説明
       3-1)手術における説明と同意
       3-2)CTやMRIなどの造影剤について
       3-3)放射線部における診療放射線技師の説明
       3-4)放射線検査のリスクとベネフィット
      4)説明不足が招くトラブル
       4-1)情報伝達と安心感
       4-2)痛みの伝達
       4-3)緊急ブザー
       4-4)患者の不当な要求
      5)最善の接遇とは
     第4章 公衆衛生と衛生管理(長谷川多恵)
      1)保健と福祉
       1-1)疫学指標,健康指標
       1-2)国による施策
      2)産業保健
       2-1)労働基準法
       2-2)労働安全衛生法
      3)感染症対策
       3-1)感染症とは
       3-2)感染症サーベイランス
       3-3)院内感染対策
     第5章 造影剤の薬理作用と副作用(山本浩一)
      1)造影剤とは
      2)造影剤の種類と特徴
       2-1)X線造影剤
       2-2)MRI造影剤
       2-3)超音波造影剤
      3)造影剤の化学的・物理的特徴
       3-1)イオン性造影剤,非イオン性造影剤
       3-2)モノマー,ダイマー
       3-3)浸透圧
       3-4)粘稠度
      4)造影剤で生じる作用
       4-1)主作用,副作用
       4-2)即時型有害反応
       4-3)血管外漏出,コンパートメント症候群
       4-4)便秘
       4-5)遅発型有害反応
       4-6)造影剤腎症
       4-7)腎性全身性線維症
       4-8)造影剤脳症
      5) その他有害反応が現れやすい条件・基礎疾患患者
       5-1)脊髄腔造影検査での使用法における造影剤の危険性
       5-2)経口糖尿病治療薬との併用
       5-3)鎮痙剤との併用
       5-4)鎮静剤との併用
       5-5)局所麻酔薬との併用
    第2編 モダリティ別各論
     第1章 一般撮影系(山本由香理)
      1)機器の始業点検・終業点検
      2)スタッフコミュニケーション
      3)患者確認
      4)妊娠確認
      5)胸部・腹部撮影
      6)骨撮影
      7)小児撮影
      8)乳房撮影
      9)病室・手術室(ポータブル)撮影
      10)患者動作介助
     第2章 血管系造影検査と血管系IVR(山口和也)
      1)スタッフの医療安全
       1-1)専門性の高い領域,かつ多職種でのチーム医療
       1-2)職業感染対策
       1-3)職業被ばく対策
      2)患者の医療安全
       2-1)血管造影・IVRの合併症,副作用など患者の容態急変に対処できる環境整備
       2-2)血管系造影検査と血管系IVRの各ステップでの安全手順と留意点
       2-3)患者観察,副作用と臨床症状
       2-4)副作用・合併症発生時の対応
      3)インシデント事例と対応
      NOTE 国際放射線防護委員会
     第3章 非血管造影検査系(非IVR含む)(前田大助,永吉 誠)
      1)TV透視装置の動き
      2) 非血管造影検査における診療放射線技師の役割
       2-1)検査前
       2-2)検査中
       2-3)検査後
      3)おもな非血管造影検査
       3-1)気管支鏡下肺生検
       3-2)中心静脈栄養ルート
       3-3)脊髄腔造影
       3-4)泌尿器系検査
       3-5)非血管系IVR:肝胆道系ドレナージ,膿瘍腔ドレナージ,局所治療
      4)事故事例,対処事例
     第4章 消化器系透視検査系(長谷川浩典(1-3)除く),福地一樹(1-3)))
      1)胃透視・注腸検査
       1-1)バリウム投与
       1-2)鎮痙薬
       1-3)注腸検査用カテーテル
      2)消化管内視鏡検査
       2-1)鎮静薬投与下検査のリスク
       2-2)気道確保困難の既往
       2-3)身体的観察
       2-4)リドカイン(キシロカイン(R))ショック
       2-5)消化管穿孔
       2-6)消化管出血
       2-7)バルーン拡張術のリスク
       2-8)金属ステント・金属クリップ
      3)内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)
      4)イレウスチューブ留置
       4-1)身体的情報
       4-2)リドカイン(キシロカイン(R))ショック
       4-3)イレウスチューブ
       4-4)合併症
       4-5)チューブアレルギー
      5)経腸栄養チューブ留置
      6)その他
       6-1)術後解剖の熟知
       6-2)身体拘束
       6-3)トータルマネージメント
      7)医療過誤裁判の事例
      NOTE 添付文書の記載内容に反した診療行為は違法?
     第5章 MRI検査(土井 司)
      1)MR装置の安全基準
       1-1)静磁場の安全規格
       1-2)高周波磁場(ラジオ波)の安全規格
       1-3)傾斜磁場の安全規格
       1-4)騒音の安全規格
       1-5)クエンチに関する安全基準
      2)MR装置の原理に関わる危険性
       2-1)静磁場による力学的作用
       2-2)RFによる発熱
       2-3)変動磁場による神経刺激
       2-4)傾斜磁場コイルによる騒音
       2-5)クエンチによる窒息
      3)MRI検査の安全対策
       3-1)環境整備
       3-2)検査実施にかかわる確認
       3-3)体内金属への対応
       3-4)体外装着品
       3-5)入室と撮影体位
       3-6)MRI検査中の監視
       3-7)妊娠
       3-8)火災
      4)MRI検査における安全管理の視点
     第6章 CT検査(山口 功)
      1)安全管理,危機管理
       1-1)検査マニュアルの整備
       1-2)患者誤認の防止対策
       1-3)CT検査における安全対策
       1-4)転倒・転落の防止対策
       1-5)CT検査における感染対策
      2)造影CT検査の安全対策
       2-1)造影剤血管内投与の安全対策
       2-2)インフォームドコンセントと危険因子の把握
       2-3)即時性副作用,遅発性副作用の対策
       2-4)ヨード造影剤との併用使用による薬剤の相互作用
       2-5)血管留置カテーテル操作,静脈注射抜針
      3)その他のCT検査で発生する有害事象
     第7章 核医学検査(藤埜浩一)
      1)管理区域における安全管理
       1-1)管理区域内の放射線管理
       1-2)放射性同位元素ならびに汚染物の取扱いに関する安全管理
      2)核医学診断装置の安全管理
       2-1)核医学診断装置の規格
       2-2)検査中の患者の動きへの対応
      3)放射性医薬品に関する安全管理
      4)核医学検査システムにおける安全管理
       4-1)誤投与防止のための安全管理
       4-2)再発防止の観点に立った安全確認の見直し
      5)まとめ
     第8章 放射線治療(太田誠一)
      1)放射線治療のプロセス
       1-1)患者評価と治療方針の決定
       1-2)放射線治療の管理
      2)放射線治療のチーム医療
       2-1)放射線腫瘍医の役割
       2-2)医学物理士の役割
       2-3)診療放射線技師の役割
       2-4)看護師の役割
       2-5)放射線治療チーム内での役割
      3)放射線治療における安全とは
       3-1)放射線治療における品質管理の体制
       3-2)放射線治療の手順のリスク評価と対策

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