認知症とともにあたりまえに生きていく

出版社: 中央法規出版
著者:
発行日: 2021-06-20
分野: 医療技術  >  介護/福祉
ISBN: 9784805883334
電子書籍版: 2021-06-20
書籍・雑誌
≪全国送料無料でお届け≫
取寄せ目安:8~14営業日

2,420 円(税込)

電子書籍
章別単位での購入はできません
ブラウザ、アプリ閲覧

2,420 円(税込)

商品紹介

「すべての人が認知症とともにあたりまえに生きる社会」に向け、私たちは何ができるのか。支援する側、される側という立場を超えた実践を続ける、認知症の本人、医師、支援者が、それぞれの挑戦や葛藤をふり返り、?これからの認知症ケア”のあり方を問いかけます。認知症の本人の視点に立つとはどのようなことなのか、認知症の人の心を理解し、ともに暮らしをつくるにはどうしたいいのか…など、あたりまえでとても大切な、多くの気づきを得ることができます。認知症ケアにかかわるすべての専門職に読んでいただきたい一冊です。

目次

  • I 認知症とともに生きる ―本人の声を聴く
     第1章 「認知症でもできること」から「認知症だからできること」へ
     第2章 認知症になっても暮らしやすい社会をつくる

    II 認知症の人の心を理解する ―医師として
     第3章 初診時から始まる認知症の人の心への支援
     第4章 認知症のある人とのかかわりから学んだこと

    III 認知症の人とともに暮らしをつくる ―福祉専門職として
     第5章 認知症の本人とつくる地域・社会 ―forからwithへ
     第6章 だれのため、何のための私たちなのか
     第7章 認知症のある人の仲間づくり、役割づくりが社会を変える
     第8章 「ともにある」ということへの想像力 ―「意思決定支援」を超えて

    終章 「認知症ケア」という前に考えたいこと ―人の“間”にある学びと実践

この書籍の参考文献

参考文献のリンクは、リンク先の都合等により正しく表示されない場合がありますので、あらかじめご了承下さい。

本参考文献は電子書籍掲載内容を元にしております。

I 認知症とともに生きる - 本人の声を聴く

P.68 掲載の参考文献
クリスティーン・ボーデン著, 桧垣陽子訳『私は誰になっていくの? --アルツハイマー病者からみた世界』クリエイツかもがわ, 2003

II 認知症の人の心を理解する - 医師として

P.104 掲載の参考文献
1) トム・キットウッド著, 高橋誠一訳『認知症のパーソンセンタードケア--新しいケアの文化へ』236頁, 筒井書房, 2005
藤田和子『認知症になってもだいじょうぶ! --そんな社会を創っていこうよ』メディア・ケアプラス, 2017
丹野智文著, 奥野修司文・構成『丹野智文 笑顔で生きる--認知症とともに』文藝春秋, 2017
山崎英樹『認知症ケアの知好楽--神経心理学からスピリチュアルケアまで』雲母書房, 2011
斎藤正彦「認知症診療における精神科の役割」『精神神経学雑誌』第116巻 第5号, 388-394頁, 2014
石原哲郎『なぜ, 認知症のある人とうまくかかわれないのか? --本人の声から学ぶ実践メソッド』中央法規出版, 2020
繁田雅弘『認知症の精神療法--アルツハイマー型認知症の人との対話』HOUSE出版, 2020
木之下徹『認知症の人が「さっきも言ったでしょ」と言われて怒る理由--5000人を診てわかったほんとうの話』講談社, 2020
高橋幸男「心理教育 (サイコエデュケーション) 」, 深津亮ほか編著『くすりに頼らない認知症医療 I』ワールドプランニング, 2009
大堀具視編著『利用者の思いに気づく, 力を活かす「動き出しは本人から」の介護実践』中央法規出版, 2019
P.130 掲載の参考文献
石原哲郎『なぜ, 認知症のある人とうまくかかわれないのか? --本人の声から学ぶ実践メソッド』中央法規出版, 2020

III 認知症の人とともに暮らしをつくる - 福祉専門職として

P.164 掲載の参考文献
1) 厚生労働省「我が事・丸ごと」地域共生社会実現本部『「地域共生社会」の実現に向けて (当面の改革工程) 』2頁, 2017
2) 山崎英樹「宮城県仙台市の経験 (特集 Dementia Friendly Communityとはなにか) 」『老年精神医学雑誌』第28巻 第5号, 507頁, 2017
3) 厚生労働省認知症施策検討プロジェクトチーム『今後の認知症施策の方向性について』2頁, 2012
4) 山崎英樹「宮城県仙台市の経験 (特集 Dementia Friendly Communityとはなにか) 」『老年精神医学雑誌』第28巻 第5号, 509頁, 2017
5) 藤田和子『認知症になってもだいじょうぶ! --そんな社会を創っていこうよ』59頁, メディア・ケアプラス, 2017
6) 社会福祉法人東北福祉会認知症介護研究・研修仙台センター『認知症の家族等介護者支援に関する調査研究事業報告書』22頁, 2018
7) 長谷川和夫・猪熊律子『ボクはやっと認知症のことがわかった--自らも認知症になった専門医が, 日本人に伝えたい遺言』18-19頁, KADOKAWA, 2019
P.196 掲載の参考文献
1) 国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口 (平成30 (2018) 年推計) 」
2) 国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口 (平成30 (2018) 年推計) 」
P.230 掲載の参考文献
1) 厚生労働省「若年性認知症の方を中心とした介護サービス事業所における地域での社会参加活動の実施について」 (平成30年7月27日事務連絡)
2) 一般社団法人日本自動車販売協会連合会ホームページ
3) 木之下徹『認知症の人が「さっきも言ったでしょ」と言われて怒る理由--5000人を診てわかったほんとうの話』208-209頁, 講談社, 2020
P.262 掲載の参考文献
1) 國分功一郎『中動態の世界--意志と責任の考古学』123頁, 医学書院, 2017
2) 六車由実『介護民俗学という希望--「すまいるほーむ」の物語』297-298頁, 新潮社, 2018
3) 六車由実『介護民俗学という希望--「すまいるほーむ」の物語』298-299頁, 新潮社, 2018
尾藤誠司「『自分で決める』ことを支援する--その難しい営みに, 支援者はどう関わることができるのか」『訪問看護と介護』第24巻 第6号, 2019
國分功一郎『中動態の世界--意志と責任の考古学』医学書院, 2017
國分功一郎「中動態/意志/責任をめぐって」『精神看護』第22巻 第1号, 2019
斎藤環『オープンダイアローグとは何か』医学書院, 2015
斎藤環「臨床で使える中動態--オープンダイアローグとの関連性をもとに」『精神看護』第22巻 第1号, 2019
西川満則・長江弘子・横江由理子編『本人の意思を尊重する意思決定支援--事例で学ぶアドバンス・ケア・プランニング』南山堂, 2016
ヤーコ・セイックラ, トム・アーンキル著, 斎藤環監訳『開かれた対話と未来--今この瞬間に他者を思いやる』医学書院, 2019
六車由実『介護民俗学という希望--「すまいるほーむ」の物語』新潮社, 2018

終章 「認知症ケア」という前に考えたいこと - 人の "間" にある学びと実践

P.300 掲載の参考文献
1) 熊谷晋一郎『当事者研究--等身大の <わたし> の発見と回復』180-185頁, 岩波書店, 2020
2) 熊谷晋一郎『当事者研究--等身大の <わたし> の発見と回復』187-189頁, 岩波書店, 2020
3) 渡部信一『AIに負けない「教育」』86頁, 大修館書店, 2018
4) B. Miesen, Dement : zo gek nog niet ; kleine psychologie van dementie, p.12, Bohn Stafleu van Loghum, 2009
ポーリン・ボス著, 中島聡美・石井千賀子監訳『あいまいな喪失とトラウマからの回復--家族とコミュニティのレジリエンス』誠信書房, 2015
矢吹知之・加藤伸司・吉川悠貴ほか「介護家族と施設職員の相互参加型教育支援プログラムの開発とその適用」『認知症介護研究・研修仙台センター研究年報 No. 6』115-128頁, 2006
NHKスペシャル「認知症の第一人者が認知症になった」2020年1月11日初回放送
渡部信一『超デジタル時代の「学び」--よいかげんな知の復権をめざして』新曜社, 2012
矢吹知之, ベレ・ミーセン『地域を変える 認知症カフェ企画・運営マニュアル--おさえておきたい原則と継続のポイント』中央法規出版, 2018
星加良司『障害とは何か--ディスアビリティの社会理論に向けて』生活書院, 2007

最近チェックした商品履歴

Loading...