理学療法士が知っておきたい 認知能力のアセスメントとアプローチ
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目次
- 第1章 理学療法士はなぜ認知能力を理解する必要があるか
A チームにおける理学療法士の役割
1 理学療法士の専門性とは
2 参加志向で生活機能を考える
Memo 「分析」するということ
B 生活行為と認知能力
1 生活行為の流れを理解する
2 認知は,生活行為の鍵となる
3 生活行為はシステムである
C 認知能力の活用
1 学習には認知が欠かせない
2 環境に適応する
第2章 理学療法士が知っておくべき認知能力の理解
A 高次脳機能障害の捉え方
1 認知機能と高次脳機能
2 運動機能と認知機能
3 認知機能と認知能力
4 「認知能力」の重症度
Memo 認知能力の定義
B 神経心理ピラミッド
1 神経心理ピラミッドとは
2 神経心理ピラミッドからわかること
Memo 神経心理ピラミッド新バージョン
C 行動・認知のモデル(山鳥モデル)
1 行動・認知のモデルとは
2 基盤的認知能力
3 統合的認知能力
D 全般症状の理解
基盤的認知能力
1 意 識
2 感 情
3 注 意
4 記 憶
統合的認知能力
1 判 断
2 病 識
E 個別症状の理解
左半球病変で生じるもの
1 失語症
2 失 行
3 その他
4 理学療法士へのすすめ
右半球病変で生じるもの
1 左半側空間無視
2 左半側身体失認
3 その他
4 理学療法士へのすすめ
後頭葉病変で生じるもの
1 視覚認知障害
2 理学療法士へのすすめ
前頭葉病変で生じるもの
1 遂行機能障害
2 前頭葉損傷における行為の障害
3 その他
4 理学療法士へのすすめ
F 認知関連行動アセスメント(CBA)
成り立ちと特徴
1 CBAの概要
2 CBAの評価の視点
3 CBAの重症度の基準
4 理学療法士とCBA
フローチャート
点数のつけ方
1 初学者
2 経験者
G 重症度別患者像の理解
重症度別の各群の特徴
1 CBAの点数から導き出す重症度分類
2 各群の特徴
H 重症度別患者像の理解
CBA重症度別のADL項目の特徴
1 退院時CBA重症度別のFIM運動項目別得点
2 入院時CBA重症度別のFIM運動項目別得点:入院時と退院時の比較
I 重症度別患者像の理解
CBA重症度別の理学療法介入の考え方
1 高次脳機能障害に関わる場合のポイントとCBA活用の意義
2 CBA重症度分類ごとの理学療法介入のポイント
第3章 事例で学ぶ認知能力の重症度別アプローチ
A 紹介事例の概説
1 事例の見方
2 事例の概要
B 事例に基づく具体的アプローチ:最重度の事例(左半球損傷)
重い運動・認知能力低下のある患者さんの在宅復帰に向けて
1 要 約
2 患者プロフィール
3 入院時の状態
4 中間時の状態(入院1か月後)
5 退院時の状態(入院4か月後)
6 臨床上のアドバイス
C 事例に基づく具体的アプローチ:重度の事例 (1)(右半球損傷)
夫の介助でもできる実用的なADLの獲得に向けて
1 要 約
2 患者プロフィール
3 入院時の状態
4 中間時の状態(入院2か月後)
5 退院時の状態(入院4か月後)
6 臨床上のアドバイス
D 事例に基づく具体的アプローチ:重度の事例 (2)(左半球損傷)
重度失語症の右片麻痺患者さんの歩行自立に向けて
1 要 約
2 患者プロフィール
3 入院時の状態
4 中間時の状態(入院3か月後)
5 退院時の状態(入院6か月後)
6 臨床上のアドバイス
E 事例に基づく具体的アプローチ:中等度の事例 (1)(左半球損傷)
コミュニケーションが困難な失行患者さんの自宅復帰に向けて
1 要 約
2 患者プロフィール
3 入院時の状態
4 中間時の状態(入院1.5か月後)
5 退院時の状態(入院3か月後)
6 臨床上のアドバイス
F 事例に基づく具体的アプローチ:中等度の事例 (2)(右半球損傷)
半側空間無視のある患者さんの歩行能力改善に向けて
1 要 約
2 患者プロフィール
3 入院時の状態
4 中間時の状態(入院3か月後)
5 退院時の状態(入院5か月後)
6 臨床上のアドバイス
G 事例に基づく具体的アプローチ:中等度の事例 (3)(右半球損傷)
認知能力の障害を主とした患者さんの社会生活の再建に向けて
1 要 約
2 患者プロフィール
3 入院時の状態
4 中間時の状態(入院1か月後)
5 退院時の状態(入院3か月後)
6 臨床上のアドバイス
H 協働と連携・・・後藤伸介
1 多職種で協働する
2 地域で連携する
第4章 地域で働く理学療法士に求められる認知能力の理解
A 退院後や在宅における認知能力の理解
1 生活期において認知機能を生活機能の一部として捉える重要性
2 脳卒中後遺症者における認知機能の長期予後
3 脳卒中後遺症者の生活の質に関する要因と対応の視点
4 身体活動が認知機能に及ぼす効果
B 地域での認知能力の理解:訪問リハビリテーション
1 訪問リハビリテーションの役割
2 事例1
3 理学療法士へのすすめ
4 事例2
5 理学療法士へのすすめ
Memo CBAを用いて振り返る訪問リハビリテーションの事例
C 地域での認知能力の理解:通所リハビリテーション
1 通所リハビリテーションの役割
2 事 例
3 集団における利用者間の相互作用
4 理学療法士へのすすめ
Memo CBAを用いて振り返る通所リハビリテーションの事例
D 地域での認知能力の理解:就労支援 (1)
1 障害者の就労支援
2 障害福祉サービスを利用した就労支援
3 理学療法士へのすすめ
E 地域での認知能力の理解:就労支援 (2)
1 要 約
2 基本情報
3 退院時の状態
4 退院6か月時の状態
5 退院12か月時の状態
6 振り返り
F 地域高齢者の認知能力と予防戦略・・・牧迫飛雄馬
1 地域高齢者における認知能力の理解
2 介護予防やフレイル予防の対策としての認知能力
Column 認知症カフェ
G これからの在宅に求められる理学療法士
1 在宅理学療法士の課題
2 これからの理学療法士に求められるもの
3 療法士の現状
4 これからの在宅理学療法士
5 認知能力と理学療法士