医療現場での専門職間の連携において、誤解、すれ違い、見解の違いが生じることは日常茶飯事かもしれません。「それならそうと言ってくれれば…」と「モヤっと」することなどよくありそうです。そして、そんなモヤっとが、やがて対立から紛争にまで発展してしまうことだってありえます。本書は、こうした「モヤっと」を冷静に扱い、対立に発展させず、よりよい連携を築くためのきっかけにする方策を提示しています。現場でモヤっとを数多く体験した多職種の執筆陣が、「これはあるある!」という専門職間コンフリクトや、「これは現場で使える!」という打開策を集め、事例とともに示したレシピ集です。明日の多職種連携の実践に大きなヒントを与えてくれる一冊。