精神医学ハンドブック 第8版

出版社: 日本評論社
著者:
発行日: 2022-02-15
分野: 臨床医学:内科  >  精神医学
ISBN: 9784535984271
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商品紹介

診断・治療・援助をきわめた山下精神医学の「不易」の部分は残し、「実用」の部分を大幅にアップデート。ICD-11にも対応。

目次

  • 0.はじめに:原因と症状と診断・治療・支援

      原因についての考えかた   
      症状と病気のさまざま  
      「主に」心因・内因・器質因という意味  
      診断・治療・支援  
      心因・内因・器質因の生理的関連―神経(刺激)伝達物質を中心に  
      付記:国際診断基準(ICD-、ICD-、DSM-)  

    1.主に心因によるもの

    1-1 心身症―心理的影響による身体的変化  

    (1).定義と問題のありか  
    (2).心身症のおきかた  
      a.ホメオステイシス(恒常性の保持)  
      b.筋肉運動  
      c.免疫
      d.予期不安  
      e.暗示  
      f.条件反射  
    (3).臨床場面でみられるもの  
    (4).心身医学的配慮と医療のありかた  

    1-2 神経症・ストレス関連障害  

    (1).定義と問題のありか  
    (2).症状:さまざまな病型  
      a.不安症と恐怖症  
      b.社交不安症、醜形恐怖症、自己臭症または対人恐怖  
      c.心気症(疾病恐怖)  
      d.強迫症  
      e.解離症  
      f.ストレス関連症
      g.抑うつ状態と妄想状態  

    1-3 治療と援助  

    (1).心理的な治療と援助  
      a.内科・外科の診察  
      b.精神医学的診察  
      c.カウンセリング  
      d.認知療法  
      e.行動療法  
      f.森田療法  
      g.交流分析  
      h.精神分析  
      i.催眠・自律訓練法  
      j.実存分析  
      k.内観療法  
      l.その他の治療法  
    (2).薬物療法  
      a.不眠と不安に対する薬物療法  
      b.特定の病気に対する抗うつ薬  

    2.主に内因によるもの

    2-1 気分症群  

    (1).うつ病  
      a.症状  
      b.病気の起こりかた  
      c.重症度  
      d.経過と病型  
    (2).双極症(躁うつ病)  
      a.双極症Ⅰ型  
      b.双極症Ⅱ型  
    (3).治療と援助  
      a.心理的な支援  
      b.薬物療法  

    2-2 統合失調症  

    (1).症状  
      a.妄想・幻覚(陽性症状)  
      b.感情と意欲の障害(陰性症状)  
      c.思考と認知の障害  
      d.その他の諸症状  
      e.統合失調症の国際診断基準  
    (2).病型・経過・症状のおきかた  
      a.病型  
      b.経過(残遺状態をふくむ)  
      c.症状のおきかた  
    (3).治療と援助  
      a.心理・社会面の治療と援助  
      b.薬物療法  

    3.主に器質因によるもの

    3-1 脳の急性障害  

    (1).意識と意識障害  
      a.正常な意識状態  
      b.意識障害  
    (2).意識障害を生ずる病気・薬物  
      a.脳の病気・損傷  
      b.一般的身体疾患(症状精神病)  
      c.アルコールその他の薬物  

    3-2 脳の慢性障害  

    (1).共通の諸症状  
      a.記憶障害  
      b.失語、失行、失認、前頭葉症状群、
    側頭葉症状群などの脳巣症状  
      c.てんかん発作  
      d.その他の精神症状  
    (2).主な病気・損傷 
      a.認知症  
      b.てんかん  
      c.一般的身体疾患および生理的変化  

    3-3 治療と援助  

    (1).脳の急性障害への対応  
    (2).脳の慢性障害の治療と援助  
      a.認知症の介護と援助  
      b.失語、失行、失認への対応  
      c.てんかんの治療と援助  
      d.その他の諸症状への対応  

    4.睡眠・摂食・性関連障害

    (1).睡眠障害(睡眠覚醒障害)  
      a.不眠症  
    (2).摂食障害  
      a.神経性やせ症  
      b.神経性過食(大食)症  
    (3).性関連障害  
      a.性機能障害  
      b.性別不合  
      c.パラフィリア症群  

    5.物質使用症と嗜癖行動症

    5-1 物質使用症  

    (1).アルコール使用症  
      a.有害な使用の単一エピソード  
      b.使用の有害なパターン  
      c.依存  
      d.中毒  
      e.離脱  
      f.誘発性せん妄  
      g.誘発性精神症  
      h.アルコールに起因する特定の症候群・疾患  
      i.パーソナリティと抑うつ状態  
    (2).精神刺激剤使用症  
      a.作用  
      b.依存  
      c.誘発精神症  
    (3).オピオイド使用症  
      a.作用   
      b.依存  
      c.離脱  
    (4).その他の物質使用症  

    5-2 嗜癖行動症  

    (1).ギャンブル症  
    (2).ゲーム症  

    5-3 物質使用症と嗜癖行動症の治療と援助  

    (1).アルコール対策  
      a.アルコールの有害な使用の対策  
      b.アルコール依存症の治療  
    (2).その他の薬物関連障害の対策  
    (3).嗜癖行動症の治療と援助  

    6.児童・青年期精神医学

    6-1 情緒と行動の障害  

    (1).主に心因(心理環境要因)による心と体の諸問題  
      a.分離不安(分離不安症)  
      b.場面かん黙  
      c.チック  
      d.その他の諸問題  
    (2).社会的行動の諸問題  
      a.不登校  
      b.暴力行為・非行  
      c.ひきこもり(社会的ひきこもり)  
      d.自傷行為  

    6-2 神経発達症  

    (1).言葉のおくれ  
    (2).学習障害  
    (3).注意欠如・多動症  
      a.症状  
      b.診断  
      c.経過  
    (4).自閉スペクトラム症  
      a. 症状  
      b.青年期・成人期への対応  
    (5).知的発達症  
      a.知能と知能検査  
      b.知的発達症の症状と程度  
      c.知的発達症の原因  

    6-3 治療と援助  

    (1).子供の心理的成長  
    (2).心理療法(遊び療法)  
      a.子供の自己表現  
      b.人とのコミュニケーション  
      c.心理的な成長と発達  
    (3).治療教育(療育)  

    7.性格のかたより

    (1).定義と問題のありか  
      a.定義と性格の判断  
      b.性格検査  
    (2).性格のつくられかた  
    (3).性格のかたよりとその類型  
    ●A群 統合失調症に類似する面をもつ群
      a.猜疑性(妄想性)パーソナリティ症  
      b.シゾイドパーソナリティ症  
      c.統合失調型パーソナリティ症  

    ●B群 感情的で芝居がかった面を有する群
      d.反社会性パーソナリティ症  
      e.境界性パーソナリティ症  
      f.演技性パーソナリティ症  
      g.自己愛性パーソナリティ症  

    ●C群 不安や恐れをいだきやすい群
      h.回避性パーソナリティ症  
      i.依存性パーソナリティ症  
      j.強迫性パーソナリティ症  

    (4).性格のとらえかたと対応  
      a.性格のとらえかた  
      b.性格のかたよりとの取り組み  

    8.精神保健福祉法と司法精神医学

    8-1 精神保健福祉法  

    (1).精神医学と医療・福祉の流れ  
    (2).精神保健福祉法の成立と改正の経緯  
      a.精神病者監護法
      b.精神病院法  
      c.精神衛生法  
      d.精神衛生法の改正  
      e.精神保健法  
      f.精神保健及び精神障害者福祉
        に関する法律(略称:精神保健福祉法)  
      g.精神保健福祉法の改正  
      h.障害者自立支援法の制定と障害者総合支援法への改正  
      i.障害者雇用促進法の改正  
      j.精神保健福祉法の再改正  
    (3).精神保健福祉法(改正版)の概要
      a.目的
      b.精神保健指定医  
      c.入院形態  
      d.精神保健福祉センター  
      e.地方精神保健福祉審議会及び精神医療審査会  
      f.精神科病院  
      g.精神科病院における殊遇等  
      h.精神障害者保健福祉手帳  

    8-2 司法精神医学  

    (1).精神疾患と責任能力  
      a. 触法行為と責任能力  
      b. 精神鑑定  
      c. 成年後見制度  
    (2).心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の
       医療及び観察等に関する法律(医療観察法)  

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