-
PART 1
P.1
-
1 不明熱を知る医者は, 不明熱に出会わない
P.2
-
2 不明熱を知らない者が不明熱を語ろうとすれば, 虚構になる
P.7
-
3 不明熱が自然科学だとすれば, 不明熱は誰もが確認できる事柄だけから成る
P.12
-
4 不明熱は, 命題たりえない
P.17
-
5 臨床の「熱遊戯」としてなら, 不明熱は存在できる
P.20
-
6 集団の信念として了解するなら, 不明熱は臨床医と.患者の間で語られてよい
P.23
-
7 不明熱は, 実体はないが認識はできる. そしてそれは定義によらない
P.27
-
8 熱源は何だろうという問いを脳内で発した時点で, もう解決は難しいかもしれない
P.30
-
9 不明熱という問題の解決を, 問題の消滅によって気づくということがある
P.35
-
10 熱の原因がわからないからといって, すぐに「語ることができないことについては, 沈黙するしかない」を選ぶべきではないが, 熱の唯一の原因を探してもならない
P.39
-
11 熱の原因がわからないのか. 君は今それを診ているじゃないか. 何も隠されていないのだ
P.47
-
12 不明熱の症例報告では本当の不明熱は語られていない
P.52