訪問歯科診療の実践 寄り添う訪問歯科
商品紹介
誤嚥性肺炎の予防など、口腔の健康の重要性は一般の方々にも広く認識されてきている。しかし、歯科受診が困難となった方々の口腔内の状況は良好とは言えず、問題解決は歯科関係者の課題となっている。
本書はこれから訪問歯科診療を行う歯科医師・歯科衛生士を対象に、基本知識とステップ、安全に歯科診療を行うための知識と実際、診療の場で役立つ知識・技術から構成されている。
現在訪問歯科診療を行っている方々にも有用な事務手続きや診療報酬の請求もまとめられており、様々な疑問に答える一冊となっている。
目次
- 第1章 歯科訪問診療の基本
1．望まれる医療者の資質
2．訪問診療のやりがい
3．要介護者を訪問診療につなげるために
4．チームで行う歯科訪問診療
5．多職種の理解と協働
第2章 訪問診療に必要な情報
1．患者および関係職種の連携のための情報
2．医療保険と介護保険などの情報
3．患者の心身に関する情報
第3章 訪問診療の実際
1．基本的な診療ならびに治療方針
2．訪問診療前日までの要点
3．訪問診療で使用する器材
4．訪問診療初日の要点
5．訪問診療継続の要点
6．信頼関係の構築のために －口腔ケアにおける注意点－
7．患者・家族との的確な対応のために －疾患別の注意点－
8．スタッフの交代
9．まとめ
第4章 安全な歯科治療のための基礎知識
1．バイタルサインのチェック
2．医科歯科連携
3．検査値の読み方
4．緊急時対応
第5章 全身疾患の知識
1．認知症
2．脳血管疾患
3．パーキンソン病
4．関節リウマチ
5．糖尿病
6．慢性腎臓病
7．透析
8．肝炎・肝硬変・肝細胞癌
第6章 口腔衛生管理
1．セルフケア、介護者によるケア、専門的なケアの役割
2．使用する器材と具体的方法
3．病院における実践
第7章 歯科治療の実際
1．訪問歯科診療の現場とは
2．歯冠修復の要点
3．実践的な義歯治療の要点 －使える義歯に対する方法－
4．口腔インプラントに対する対応
5．抜歯に必要なリスクマネジメント
6．抗菌薬などの処方時の注意
7．遭遇する頻度が高い粘膜疾患と対応方法
第8章 摂食嚥下障害
1．訪問で行う診察、スクリーニング、精密検査
2．訪問で行うリハビリテーション
3．食事介助
4．嚥下チームにおける歯科衛生士の役割
第9章 訪問診療を始めるための保険請求
1．歯科から見た地域包括ケアシステム
2．歯科訪問診療の対象となる患者
3．歯科訪問診療の対象となる訪問先
4．介護保険との併用
5．歯科訪問診療で算定できる処置・手術
6．届出
7．診療報酬算定上の注意点
8．歯科訪問診療のレセプト適用記載項目
9．介護保険
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