精神分析フィールド理論入門

出版社: 岩崎学術出版社
著者:
発行日: 2022-08-26
分野: 臨床医学:内科  >  精神医学
ISBN: 9784753312047
書籍・雑誌
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商品紹介

現代精神分析の最先端の理論群,「フィールド理論」。
分析諸学派がそれぞれバラバラに立ち上げた理論群だが,現在一定の枠組みに収斂されつつあり,新たな分析理論の共通プラットフォームになることが期待されている。
本書は,南米のバランジェ夫妻による「神話生成モデル」,北米の対人関係論/関係論,間主観性理論による「プラズマ・モデル」,イタリアのフェッロやチビタレーゼによる「夢幻モデル」の3つのモデルの歴史的背景や,臨床技法を詳しく解説。
さらに著者は「ゾーイ」という架空の症例を作り出し,ゾーイが神話生成モデル,プラズマ・モデル,夢幻モデルのそれぞれを実践する3人の分析家に分析を受ける様子を描くことで,理論の理解を助けている。
わが国の臨床における可能性も大きく注目される「フィールド理論」の,絶好の入門書。訳者による詳細な解題付き。

目次

  • 序文

    第I部 精神分析フィールド理論の第1波
     第1章 イントロダクション
     第2章 精神分析フィールド理論の概観――過去,現在,そして未来
     第3章 精神分析フィールド理論の第1のモデル――神話生成モデル
     第4章 精神分析フィールド理論の第2のモデル――プラズマ・モデル

    第II部 精神分析フィールド理論の第2波
     第5章 精神分析フィールド理論の第3のモデル――夢幻モデル
     第6章 臨床事例――ゾーイ
     第7章 3つのモデルにおける分析的傾聴
     第8章 ゾーイの分析初期
     第9章 臨床過程に関するいくつかの理論的な検討
     第10章 3つのフィールド理論モデルにおける臨床過程のツールと技法

    第III部 精神分析フィールド理論の第3波
     第11章 現代精神分析フィールド理論の3つのモデルについての議論
     第12章 一般精神分析フィールドとその使用
     第13章 全体論の試みとしての精神分析に関する結語

    解題
    訳者あとがき

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