助産師基礎教育テキスト 2022年版 第1巻 助産概論

出版社: 日本看護協会出版会
著者:
発行日: 2022-01-28
分野: 保健・体育  >  母性・小児保健
ISBN: 9784818023710
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商品紹介

産ケアの基盤となる考え方、地域母子保健の動向を解説
助産や助産師の定義と役割・機能、助産ケアの理論、助産をめぐる倫理、リプロダクティブヘルス/ライツなど、助産ケアの基盤となる考え方を学ぶことができます。
日本と世界の母子保健の動向と課題を解説。母子保健制度や施策について最新の情報を掲載しています。
お産の歴史について、豊富な史料を用いて詳しく解説。また、民俗学・文化人類学の視点から世界各国のお産を紹介し、助産師の変遷について理解を深めることができます。

目次

  • 第1章 助産師とは
     1.助産とは
      1 子どもを産むこと,子どもが生まれること 
      2 子どもを産み育てることの支援 
     2.助産師の定義  
      1 専門職としての助産師  
      2 日本の助産師 
     3.助産師の業務   
      1 保健師助産師看護師法における助産師の業務 
      2 助産実践 
      3 母性看護領域における周産期看護の看護業務基準 
     4.助産師の教育
      1 日本の助産師基礎教育 
      2 日本の助産師の継続教育と卒後教育 
      3 諸外国における助産師教育 
     5.助産師と研究  
      1 ICM所信声明からみる研究における助産師の役割 
     6.Evidence Based Practice 
      1 よい実践とエビデンス  
      2 Evidence Basedとは  
      3 科学的根拠に基づくケアへの5つのステップ  
      4 助産師が活用できるエビデンス  

    第2章 助産師が行うケア
     1.対象理解とケア論の考え方
     2.対象の見方
      1 セルフケア理論  
      2 アタッチメント理論  
      3 役割理論  
     3.女性の意思決定を支えるしくみ
      1 ヘルスケアにおける意思決定へのアプローチ  
      2 女性と助産師との関係性における意思決定  
      3 女性の望む意思決定スタイル  
      4 意思決定に影響を及ぼす要因  
      5 女性の意思決定を支援するための助産師のアプローチ:不確かさの容認  
      6 女性の意思決定を支援する取り組み
     4.Women-centered care:女性を中心にしたケア
      1 女性を中心にしたケアとは  
      2 女性を中心にしたケアの帰結  
      3 女性を中心にしたケアに関連した概念 
     5.Family-centered care:家族中心のケア
      1 家族を対象としたケアについて  
      2 ファミリーセンタード・マタニティ・ケアの歴史と発展  
      3 ファミリーセンタード・マタニティ・ケアの実際  
     6.保健指導の技術:対象別のアプローチ  
      1 助産領域における保健指導とは  
      2 「切れ目のない支援」における保健指導の位置づけ  

    第3章 助産実践の倫理
     1.倫理の位置づけ 
     2.実践と倫理的意思決定  
      1 なぜ実践の倫理なのか?  
      2 価値とは何か?
      3 倫理原則  
      4 倫理的意思決定のプロセス
      5 日本文化と倫理的判断

    第4章 女性の健康と人権
     1.リプロダクティブ・ヘルス/ ライツ
      1 リプロダクティブ・ライツ  
      2 リプロダクティブ・ヘルス  
     2.女性の健康にかかわる権利 
      1 リプロダクティブ・ヘルス/ ライツまでの世界の動き  
      2 女性の人権  
     3.性差医療の中の女性医療 
      1 性差医療の歴史  
      2 日本の女性医療の取り組み
      3 性差を考慮した看護学(Gender-Specific Nursing)  
     4.生命倫理上の課題 
      1 生命倫理と意思決定 
      2 出生をめぐる倫理的課題 

    第5章 日本の母子保健の動向と課題 
     1.母子保健の基本的知識 
      1 母子保健の理念と対象 
      2 母子保健の変遷 
      3 地域・地域社会の概念 
     2.母子保健に関する指標と動向 
      1 母子保健の水準を示す指標 
      2 出生に関する指標 
      3 死亡に関する指標 
      4 人口構造の変化(少子高齢化) 
      5 少子化に関連する動向 
     3.母子保健行政のしくみと関係法規 
      1 母子保健行政のしくみ  
      2 母子保健の関係法規 
     4.母子保健に関する制度 
      1 主な母子保健施策 
      2 少子化対策と母子保健に関する施策

    第6章 世界の母子保健の動向と課題 
     1.母子保健に関する動向 
      1 出生に関する動向 
      2 死亡に関する動向 
      3 妊産婦疾病,健康障害 
      4 母子の健康に間接的に関連する要因 
     2.母子保健施策 
      1 持続可能な開発目標 
      2 母子の健康に対するケア 
      3 継続ケア 
     3.母子保健に関する国際的な活動の場 
      1 国際機関や組織 
      2 助産師が活躍できる場 

    第7章 お産の歴史と文化
     1.お産の歴史  
      1 産婆の職業化 
      2 江戸時代の産婆の職業化
      3 明治時代の産婆
      4 大正時代から第二次世界大戦終了まで
      5 第二次世界大戦終了後から昭和時代  
      6 平成時代のお産
     2.諸外国のお産の歴史  
      1 助産師ということば  
      2 古代ギリシア~古代ローマ  
      3 12 世紀から16 世紀 
      4 17 世紀から18 世紀  
      5 19 世紀
      6 19 世紀末から20 世紀   
     3.お産と文化  
      1 伝統的出産と近代的出産  
      2 現代の助産師の担うべき地域社会における社会文化的役割  
      3 民俗学,文化人類学におけるとらえ方 
      4 女性の健康を害する慣習  
      5 トランスカルチュラル・ナーシング:
        文化人類学の視点を取り入れた看護の視点  

    資料
     1 保健師助産師看護師法(抄)  
     2 母子保健法(抄) 
     3 ICM 助産師の倫理綱領  
     4 ICM 基本的助産実践に必須なコンピテンシー 
     5 助産師の倫理綱領 
     6 少子化社会対策大綱

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