目で見てわかる認知症の予防

出版社: 成美堂出版
著者:
発行日: 2023-01-20
分野: 医学一般  >  医学一般
ISBN: 9784415332291
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1,650 円(税込)

商品紹介

近年の研究で、認知症の12のリスク因子を改善することができれば、最高で40%の予防効果が得られることがわかりました。
本書では、科学的に根拠のある認知症予防法を、見やすいビジュアル図解で徹底解説。
何を食べて、どう生活するか。健康寿命はあなた次第です。
認知症を予防したい中高年に役立つ一冊。

目次

  • Prologue: 最新医学で、認知症のリスクを減らす
     ● 長寿化により、認知症の人は年々増えている
     ● 認知症リスクは、ライフスタイルで変えられる!
     ● どの段階でも予防が大事。できることから始めよう!

    【Part1】 4大認知症のしくみと症状を知る
     <MCI(軽度認知障害)>
      ● 神経細胞の変性は中年期から始まっている
      ● 正常に戻る例も多く、予防効果は高い
     <4大認知症>
      ● 記憶障害だけじゃない。判断力や実行機能も低下する
      ● 興奮、妄想などのBPSDで人間関係も悪化する
     <1:アルツハイマー病>
      ● 不要なたんぱく質がたまり、海馬周辺が委縮する
      ● 記憶障害に始まり、時間、場所などもわからなくなる
      ● ゆるやかに進むが、やがては日常生活が困難に
     <2:血管性認知症>
      ● 脳梗塞などで起こる。アルツハイマー病との合併も多い
      ● 歩行障害、失認、失語、言語障害が、早期から生じる
     <3:レビー小体型認知症>
      ● 「レビー小体」という異常構造物が原因で起こる
      ● パーキンソン病と同じような症状が出やすい
     <4:前頭側頭用変性症>
      ● 「タウたんぱく」などが脳の前方、側方にたまる
      ● 性格の変化がサイン。衝動的になりやすい
     <その他の認知症>
      ● 正常圧水頭症や薬剤性など、治せる認知症もある

    【Part2】 認知症リスクを治療する
     <糖尿病>
      ● 生活習慣病のうち、とくに危険なのが糖尿病
      ● インスリン抵抗性が「糖尿病性認知症」を引き起こす ほか
     <肥満>
      ● 中年期に太っていると認知症リスクが1.88倍に
      ● 運動でやせたほうが、認知症予防効果が高い  ほか
     <高血圧>
      ● 血管性認知症のリスクもアルツハイマー病のリスクも高まる
      ● 運動で血圧を下げると認知症になりにくい  ほか
     <脂質異常症>
      ● 総コレステロール251以上で、リスクが1.9倍に
      ● 心血管病のリスクが高いなら、老年期も治療を
     <感覚機能障害>
      ● 「歳のせい」と放置せず、集音器や補聴器を使う
      ● 嗅覚の低下も、認知機能と関係している
     <うつと孤立>
      ● 「MCI+うつ」で認知症リスクが倍増する
      ● 老年期こそ、友人関係が大事。社会的孤立を防ぐ
     <睡眠障害>
      ● 睡眠時間5時間以下だと認知症になりやすい
      ● 薬を使う場合は、ベンゾジアゼピン系以外に
     <脳梗塞>
      ● 再発で認知機能が悪化。抗血栓薬は必ず続けて
      ● 抗血小板薬は、アルツハイマー病予防にも有効

    【Part3】 認知症リスクを予防する
     <食生活>
      ● 地中海食をとり入れて、和洋折衷メニューに
      ● 肉も魚も1日1回。赤身肉で「かむ力」を高める
      ● 炭水化物はほどほどに。食事の中心にしない  ほか
     <運動>
      ● よく歩き、よく動く人は認知症になりにくい
      ● ジョギングなどの有酸素運動を習慣に  ほか
     <認知機能トレーニング>
      ● 動きながら頭を使う「コグニサイズ」が有効
      ● 「記憶」「推論」「言語」のうち、困っている機能を鍛える  ほか
     <禁煙>
      ● 1日1箱のタバコで認知症リスクが34%アップ
      ● 「いまから禁煙」でもOK。家族のリスクも減らせる
     <口腔ケア>
      ● 20本以上の歯をキープ。あわない義歯は調整する
     <薬>
      ● 持病の薬が認知症のリスクに!?高齢者は一度見直しを

    【Part4】 早期に気づいて、進行を防ぐ
     <早期発見のポイント>
      ● もの忘れと違い、できごと自体を覚えられない
      ● できていたことができなくなったら、認知症を疑って
      ● 見た目の老化も、認知機能低下のサイン
     <検査>
      ● 家庭では Mini-Cog、医療機関ではMMSEなどを実施
      ● 画像検査を必ず受け、治せる認知症を見逃さない
      ● 高齢者に多いうつや、せん妄との鑑別も重要
     <治療>
      [アルツハイマー病] 薬で進行を遅らせる。ただし副作用には注意
      [血管性認知症] 抗血栓薬などで再発による悪化を防ぐ
      [レビー小体型認知症] ドネペジルのほか、抗パーキンソン病薬も有効 
      ほか
     <生活とケア>
      ● 発症したあとも、三次予防の視点で支える
      ● できることに焦点をあて、生活機能と習慣を保つ
      ● 認知症カフェなどで、人とのかかわりをもち続ける

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