系統看護学講座 別巻 看護研究 第2版

出版社: 医学書院
発行日: 2023-01-11
分野: 看護学  >  看護教育/研究
ISBN: 9784260049955
書籍・雑誌
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2,750 円(税込)

商品紹介

本書を使って看護基礎教育レベルの質的・量的研究を行うことができます。初学者でも理解できるよう、研究の最初(研究テーマの設定・絞り込み)から最後(論文作成・発表)まで、わかりやすく丁寧に解説しています。
研究の方法を学ぶだけでなく、「看護基礎教育のなかで看護研究を学ぶ意味」を考え、卒後、臨床での看護実践にいかせる「研究力」を涵養する内容としました。具体的には、課題(問題)を特定する力、情報を収集し吟味する力・情報を活用する力(文献レビュー・クリティーク)、データを収集し分析する力、分析の結果を評価し次の計画につなげていく力などをはぐくむことを意図した内容になっています。
看護研究の多彩な研究デザインについての解説も豊富です。それぞれの方法がイメージでき、その研究成果を看護実践に活用でき、将来そのデザインの研究を実施できるよう説明しています。
研究デザインのうち、事例研究・ケーススタディや実態調査研究、文献研究など、看護基礎教育において学生がよく行うものについては具体的な進め方まで解説しています。
看護研究は、座学だけで学ぶのがむずかしい分野です。そこで、各章に学生が実際に考えたり調べたりできるワークを設けています。授業のなかで、課題として活用いただけます。

目次

  • 第1部 「研究力」をはぐくむ──初心者のための看護研究の基礎
     序章 看護研究を学ぶ前に──調べること・研究の楽しさを知ろう
      A 「調べること」の楽しさ
      B 調べる方法
      C 研究とはなにか
      演習1 自分の興味があることを調べてみよう
     第1章 看護研究とは (坂下玲子)
      A 看護研究とはなにか
      B なぜ看護研究を学ぶのか
      C 看護研究の歴史
      D 看護研究への期待
     第2章 看護研究の始め方──リサーチクエスチョンをたてる
      A リサーチクエスチョンとは
      B リサーチクエスチョン決定までのプロセス
      演習2 リサーチクエスチョンを設定しよう
     第3章 情報の探索と吟味──文献レビューとその方法
      A 情報と科学的な根拠
      B 文献とその種類
      C 文献レビューとその目的
      D 文献検索の方法
      E 文献の入手と整理
      F 文献の読み方──クリティーク
      G 文献レビューの記述
      演習3 実際に文献検索をしてみよう
      演習4 文献レビューを行ってリサーチクエスチョンを精錬しよう
     第4章 研究における倫理的配慮
      A 研究における倫理的配慮の原則
      B 研究における依頼と同意
      C 特別な配慮が必要な場合の対応
      D 依頼書,同意書の例
     第5章 研究デザイン──研究の設計と方法の選択
      A 看護における研究デザインの多様性
      B 研究デザインの選択
      C 研究デザインの整理
      D 質的研究デザイン
      E 量的研究デザイン
      F ミックスドメソッド
      G 尺度開発

    第2部 「研究力」をつける──初心者のための看護研究の実践
     第6章 データの収集
      A データとは
      B 標本の選択──誰からデータを集めるか
      C データ収集法について──どのデータをどのように集めるか
      D インタビューデータの収集
      E アンケートデータの収集
      F 観察データの収集
      G 生理学的測定データ,その他のデータの収集
      H 開発された尺度の活用
      演習5 お互いにインタビューを行ってみよう
      演習6 アンケート用紙をつくってみよう
     第7章 データの分析
      A 質的データ分析
      B 量的データ分析
      演習7 Excel®でヒストグラムをつくろう
      演習8 Excel®で統計的仮説検定を行ってみよう
      演習9 インタビューの質的データ分析を行ってみよう
      演習10 アンケートを分析してみよう
     第8章 研究計画書の作成
      A 研究計画書とは
      B 研究計画書の書式と書き方
      C 研究計画書の例
     第9章 研究を伝える──学会発表・論文作成など
      A 研究成果をまとめる
      B 研究成果を伝える
      演習11 文献クリティークの実践

    第3部 「研究力」をいかす──問題解決のための研究的アプローチ
     第10章 ケースレポート・事例研究の進め方
      A ケースレポート
      B 事例研究
      C 事例介入研究
     第11章 調査研究の進め方
      A 実態調査研究の進め方
      B 相関研究の進め方
     第12章 文献研究・実践報告の進め方
      A 文献研究
      B 実践報告──グッドプラクティスの提示
     終章 看護研究の未来──時代を切りひらくあなたへ
      A 看護研究とそうでないもの
      B 質の高い看護実践のために
      C 看護研究における今後の課題

    巻末資料 用語解説

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