図解 医薬品情報学 改訂5版
特記事項：
商品紹介
医薬品情報を有用に利活用するための入門書！
インターネット等により誰もが容易に情報入手可能な現在，薬剤師もその中から必要な情報を見極め入手し，自信をもって発信・提供することが望まれる．本書は医薬品情報に関わる基礎的な要素を，さまざまな角度から分かりやすく解説した．薬学生や医薬関係者のテキストとして最適な書である．今版より，講義等で使用可能な演習問題を新設した．
目次
- 第1章 医薬品情報学を学ぶ意義
1 医薬品情報学とは
2 薬剤師に求められる職能と医薬品情報学
3 情報社会における医薬品情報
4 社会を支える医薬品情報(1)：地域包括ケアとセルフメディケーション
5 社会を支える医薬品情報(2)：薬物乱用防止教育とアンチ・ドーピング
6 社会を支える医薬品情報(3)：災害時医療と情報
第2章 「医薬品情報学」総論
1 医薬品情報の種類と特徴
2 医薬品情報に関わるさまざまな職種
3 医薬品情報学に関連する主な法律・制度
4 医薬品の研究・開発の流れと医薬品情報
5 製造販売後（市販後）に構築される医薬品情報
6 医薬品におけるレギュラトリーサイエンス
第3章 医薬品情報の収集・評価・加工・提供・管理
1 医薬品情報源の分類と特徴
2 医薬品情報の流れ
3 医薬品添付文書の法的位置付けと作成の目的
4 医薬品添付文書の記載項目
5 医薬品インタビューフォーム
6 医薬品リスク管理計画
7 医薬品情報の検索・収集
8 文献データベースによる医薬品情報の検索・収集
9 医薬品情報の評価
10 医薬品情報の加工・提供・管理
第4章 EBMと医薬品情報
1 EBMの基本的概念と実践
2 主な臨床研究法とエビデンスレベル
3 臨床研究論文の批判的吟味
4 メタアナリシスと医薬品情報
5 臨床での診療ガイドラインの位置付けとEBM
第5章 臨床研究の結果を理解するための生物統計の基本
1 臨床研究における統計解析と推定
2 臨床研究で用いられる基本的な用語と統計量
3 検 定
4 臨床研究における仮説検定と過誤
5 さまざまな確率分布
6 パラメトリックなデータとノンパラメトリックなデータの違い
7 群間の差の検定
8 主な回帰分析と相関係数の検定
9 生存時間解析
第6章 臨床研究デザインと解析
1 臨床研究の主な統計手法
2 臨床研究におけるバイアス・交絡
3 観察研究での主な疫学研究デザイン
4 副作用と医薬品の因果関係評価
5 優越性試験・同等性試験・非劣性試験
6 介入研究の計画上の技法
7 統計解析時の注意点
8 介入研究の効果指標
9 臨床研究の結果の主なパラメータ
第7章 医薬品の比較・評価
1 医薬品の選択・採用
2 同種同効薬の有効性・安全性の比較・評価
3 先発医薬品と後発医薬品・バイオシミラーの比較・評価
第8章 薬物治療に必要な患者情報とその収集・評価・管理
1 薬物療法に必要な患者の基本情報
2 患者情報源の種類
3 処方監査・調剤に必要な医薬品情報
4 服薬指導・情報提供に必要な医薬品情報
5 薬学管理に必要な医薬品情報―医薬品の効果・副作用の評価
6 問題志向型システムによる患者情報の収集・評価
7 患者情報の記録と管理
第9章 個別化医療と医薬品情報
1 個人差を重視した薬物治療の計画・立案
2 遺伝的素因を考慮した薬物治療と医薬品情報
3 心臓疾患患者の薬物治療・投与設計と医薬品情報
4 腎機能低下者の薬物治療・投与設計と医薬品情報
5 肝疾患・肝機能低下者への薬物投与
6 小児の薬物治療と医薬品情報
7 妊婦・授乳婦の薬物治療と医薬品情報
8 高齢者の薬物治療と医薬品情報
9 栄養状態の異なる患者の薬物治療と医薬品情報
10 コンパニオン診断に基づく薬物治療と医薬品情報
第10章 「医薬品情報学」演習
演習1 EBMの実践
演習2 添付文書・インタビューフォームから情報を収集し，考察する
演習3 適切な情報源から医薬品情報を入手し，治療を適正化する
演習4 遺伝子的素因を考慮した薬物治療の実践
演習5 PubMedを用いた一次情報の検索とその検証
演習6 腎機能低下者への処方提案
演習7 肝機能低下者の薬物治療・投与設計
演習8 小児に用いる医薬品選択時の検討点
演習9 高齢者の薬物治療・投与設計
演習10 相対的乳児薬物投与量（RID）の算出に基づく乳児へのリスク評価
演習11 医療従事者向けのDI資料（同種同効薬の比較）の作成
演習12 統計の基本(1)
演習13 統計の基本(2)
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