顎顔面のバイオメカニクスとアライナー矯正

出版社: 医歯薬出版
著者:
発行日: 2023-02-20
分野: 歯科学  >  臨床歯科学
ISBN: 9784263446744
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33,000 円(税込)

商品紹介

アライナー矯正のための診断時や治療計画立案時に不可欠な咀嚼器官のバイオメカニクスをわかりやすく解説.生体のもつおもしろさや矯正治療の重要性を学んで,アライナー矯正を成功させませんか?

目次

  • 基礎編I バイオメカニクス矯正診断学
     1 矯正治療におけるバイオメカニクス(生体力学)の必要性
     2 咀嚼器官のバイオメカニクス
     3 顎顔面のバイオメカニクス的な診断
     4 咬合・咀嚼・嚥下機能
     5 バイオメカニクス的な治療目標の設定方法
     6 鼻呼吸障害と下顎頭吸収
     7 矯正治療における検査と診断の意義
     8 歯の移動のバイオメカニクス
     9 超微弱な矯正力を用いる特殊な矯正治療

    基礎編II 矯正治療の基本
     1 治療のフローチャート─一般的な矯正治療のアルゴリズム
     2 叢生
     3 上顎前突
     4 下顎前突
     5 開咬

    基礎編III コンピュータ支援矯正学
     1 医療におけるデジタル化技術発展の歴史
     2 矯正歯科におけるさまざまなコンピュータ・シミュレーション
     3 現在の歯の移動のシミュレーションに欠けている情報
     4 CTデータを用いた個体別有限要素解析法
     5 新しい歯の移動シミュレーションの開発
     6 CBCTの原理と有用性

    臨床編I アライナー矯正に関する基本情報
     1 アライナー矯正の概要
     2 アライナー矯正の利点と欠点
     3 治療の予知性,予測実現性,診断のポイント
     4 治療の流れに沿った注意点

    臨床編II アライナー型矯正装置の力学解析
     1 荷重時の反作用
     2 荷重と歯冠形状
     3 レジン突起物の効果
     4 転倒の防止
     5 アライナー矯正の精度
     6 アライナー型矯正装置の辺縁形態と長さ
     7 矯正力の定量的評価

    臨床編III 問題症例から考える
     1 矯正診断に問題があった症例
     2 成長予測が困難であった症例
     3 移動可能な範囲を逸脱した症例
     4 抜歯診断もしくは固定源の設定に問題があった症例
     5 患者協力度に問題があった症例
     6 異常を発見するタイミングが遅延した症例
     7 問題症例から学ぶべきこと

    臨床編IV アライナー矯正に特有の現象
     1 抜歯症例でのボーイングエフェクト
     2 臼歯部の垂直的な空隙
     3 前歯部牽引中のオーバーバイトとトルクコントロールの不足

    臨床編V リカバリー方法
     1 回転の補助や傾斜のリカバリー
     2 圧下や挺出など垂直的な移動の補助と遅延のリカバリー
     3 水平的な移動の補助とリカバリー
     4 垂直的な移動の補助とリカバリー
     5 垂直的,水平的な移動の両者を行うリカバリー
     6 臼歯部近心傾斜の特殊なリカバリー
     7 新しい概念の非結紮式ブラケットを用いるリカバリー

    臨床編VI 症例
     Case 1 空隙歯列を呈する上顎前突症例
     Case 2 4 4,4 4抜歯により治療した上下顎前突症例
     Case 3 4 4抜歯と歯科矯正用アンカースクリューを用いて治療した骨格性上顎前突症例
     Case 4 非抜歯で下顎大臼歯の遠心移動を選択した下顎前突症例
     Case 5 4 4,4 4抜歯により治療した叢生症例
     Case 6 下顎位の変化によって長期間の治療を余儀なくされた上顎前突症例
     Case 7 側方拡大と隣接面削除により治療した叢生症例

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