看護を教える人が発問と応答のスキルを磨く本

出版社: 医学書院
著者:
発行日: 2023-02-15
分野: 看護学  >  看護管理
ISBN: 9784260051125
書籍・雑誌
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2,640 円(税込)

商品紹介

学習者との関係づくりに悩まれている方へ。「発問」と「応答」のスキル満載の実践レシピが、あなたのお悩みに即対応します! 学習者は、問うて伸ばす! そして、応えて伸ばす! 明日の授業で、すぐに使える、フレーズ&テクニック集付き。

目次

  • はじめに──本書で伝えたいことを序章にかえて

    解説編 なぜ、発問と応答について学ぶ必要があるのか
     第1章 発問について
      1 発問とは
       人は問われれば考える──発問の必要性
       学び続ける専門職
       看護師として考えてもらうための発問
       発問の答えについて(1) 教員が知っていることを問う
       発問の答えについて(2) 答えが明確でないことを問う
      2 どんな場面で発問するのか──目的と方法
       授業における発問について
       演習における発問について
       実習における発問について
      3 発問の種類
       発問に関する先行研究と書籍
       本書における発問の6つの分類
       導入の発問
       発散させる発問と収束の発問(1) サイクルを回す
       発散させる発問と収束の発問(2) 学びの成果を意味づける
       深化させる発問(1) ゆさぶりにより思考を深化させる
       深化させる発問(2) 別の立場から考えさせる
       まとめの発問
       運営のための発問

     第2章 応答について
      1 応答とは
       発問と応答による学習の循環
       問いっぱなしでは不十分
       反応があれば、人は嬉しい
      2 応答と心理的安全性
       応答で心理的安全性をつくる
       心理的に「非」安全であるとは
       教育現場における心理的安全性
       心理的安全性のつくり方
       応答の前提となる姿勢──承認
      3 応答の4つの要素
       待つ
       聴く
       確かめる
       返す
       ・Column 教育とカウンセリング──ロジャーズの3原則から眺めてみる

    実践編 実践レシピで発問と応答のスキルを磨く
     Recipe 1 授業開きのコツ──自分を開き、相手のこぶしを開く
       授業開きは自分開きから
       熱量をコントロールする
       「わたし紹介」でウォーミングアップ
       アンチ学生を味方につける
     Recipe 2 レポートの返し方──花丸とショートメッセージを効果的に使う
       レポートを読むときは、この3つを探せ
       花丸とショートメッセージでデコレーションする
       レポートに対し授業で応答を行う
       「看護」を強調するレスポンス
       考えてほしい部分は、もう一度取り上げる
       ・Column レポートがうまい学生──早い、うまい! でいいの?
     Recipe 3 シーンとしたクラスの盛り上げ方──相手が主役の明石家風レシピ
       まずは「場」のアセスメントから
       ゲストをもてなし、相手を主役にする天才芸人に学ぶ
       看護師だって「聞き上手」「話し上手」
       盛り上げるのではなく、盛り上げてもらう
       「ありがとう」と「よろしくね」は魔法の言葉
       ・Column 対話について──会話と対話は何が違う?
     Recipe 4 熱気ある授業のつくり方──テンポと波を意識する
       アイスブレイクでは盛り上がったのに
       答えやすい問いでリズムをつくる
       学生の波を感じ取り、こちらも波に乗る
     Recipe 5 グループワークが始まらない──マゴマゴ、モジモジを解消するテクニック
       さまざまなタイプの存在を知る
       イメージさせ、そして待つ
       確認の発問で作業内容を押さえる
       いったん席を外す
       指示内容を客観的に見直してみる
       ワンランク上の発問
     Recipe 6 ロールプレイで看護を問う──羞恥心への配慮と心配り
       ロールプレイで気づく心を育てる
       ロールプレイのよいところ
       ロールプレイをとおして看護を問う
       「ハッとする」を経験させる
       「考え始める」を待つ
     Recipe 7 グランドルールとアサーション──ハブ(hub)になれる看護師を目指して
       心理的安全性を崩さないために
       グランドルールを共有する
       グランドルールのあれこれ
       いつでもグランドルールに立ち戻る
       アサーションスキルは学生時代から磨いておく
       アサーションの実践方法
       アサーションスキルを持つスーパー看護師を育成する
     Recipe 8 ピア・ラーニングを通して学び合う──いつもとは違った関係をつくってみる
       いつもの関係性を崩してみる
       ピア・ラーニングの重要性
       ピア・ラーニングの例──指導者への不満を共有してみる
       教員と学生の立場を入れ替えてみる
       余興的スペシャルday
     Recipe 9 実習中のレポートとの向き合わせ方──自分のために書けるように
       要領のよい学生と悪い学生
       寝不足のままベッドサイドに立たせない
       レポートの枚数を指定することのデメリット
       なぜ教員の熱意は伝わらないのか?
       答えを聞かれても、すぐに答えてはだめ
       実習目標立案へのフォロー
       行動計画の作成、振り返りが充実する
       最初に苦労した時間はあとで必ず戻ってくる
     Recipe 10 ミスの振り返りで気をつけること──心理的安全性とアンガーマネジメント
       振り返りを行うときは環境に十分配慮する
       安全基地と心理的安全性
       自分の怒りをコントロールする──アンガーマネジメント
       相手に評価を意識させない問い方をする──Youメッセージをなくす
       よかったことも振り返る
       ・Column ネガティブ・ケイパビリティについて
     Recipe 11 視野が狭い学生への対応──学生と一緒に悩んでみる
       気づきの分だけ看護がある
       学生から見えていない世界を引き出す
       相談スタイルの問いで一緒に悩む
     Recipe 12 カンファレンスのテーマが決められない──大丈夫、それってぜんぜんヤバくない
       カンファレンスの必要性
       カンファレンスのテーマは、どのように決めていますか?
       教員がテーマを決める場合
       答えを欲しがる学生には
       学生が自分でテーマを決める場合
       あっ、どうしよう、誰もテーマを用意していない……
       カンファレンスのテーマは、指導者とも共有をしておく
       初発問を大切にして、段階的に掘り下げていく
     Recipe 13 実習で輝かせるための支援──放置しないこと、支援を怠らないこと
       IQとEQに振り回されない
       実習でつまずく学生=EQが低いとは限らない
       怯えている学生を放置しない
       実習指導者との連携を怠らない
       セルフ・コンパッションのすすめ
       セルフ・コンパッションの高め方
       帰って来る居場所をつくる

    明日の授業で、すぐに使える フレーズ&テクニック集
    締め括りのメッセージ
    あとがき

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