誰もが知っている「緊張」の、誰も知らないアセスメントとアプローチ

出版社: メディカ出版
著者:
発行日: 2023-06-01
分野: 臨床医学:内科  >  心身/臨床心理
ISBN: 9784840481809
電子書籍版: 2023-06-01 (電子書籍版)
書籍・雑誌
≪全国送料無料でお届け≫
取寄せ目安:約3営業日

3,630 円(税込)

電子書籍
章別単位での購入はできません
ブラウザ、アプリ閲覧

3,630 円(税込)

商品紹介

心の悩みはさまざまな形で身体や感情、対人関係に現れます。その1つが緊張です。緊張という1つの体の反応を中心に、BPSモデルをもとに、人(クライエントなど)の見立て・アセスメント、心理職による具体的なアプローチ法についてまとめました。日々のカウンセリングや援助に役立つ一冊です。

目次

  • 【はじめに】「緊張」を知ることは何につながる?
    1 なぜいま「緊張」なの?
    2 「緊張」をBPSモデルで考えよう!
    3 「緊張」を知るための3つのケース

    【第1章】緊張のメカニズム〜そのとき、身体に何が?〜
    1 緊張って何?
    2 自律神経とホルモン
    3 緊張気質の心理社会的背景

    【第2章】緊張の現れ〜身体と心と関係性に〜
    1 緊張によって生じる身体的影響
    2 緊張に伴う認知的・心理的反応
    3 関係性における緊張
    4 精神疾患からみた緊張

    【第3章】緊張のアセスメント〜BPSモデルで仮説を立てる〜
    1 ケース1のBPSモデルと仮説
    2 ケース2のBPSモデルと仮説
    3 ケース3のBPSモデルと仮説

    【第4章】緊張に対する治療・アプローチ
    1 BPSモデルに基づく治療・アプローチ
    2 身体的アプローチ
    3 心理学的アプローチ(1)認知行動療法
    4 心理学的アプローチ(2)子どもの支援(遊戯療法)
    5 社会的アプローチ
    6 支援者の緊張とセルフアセスメント

    【コラム】
    (1)心療内科とは?
    (2)心身一如
    (3)周りの緊張がうつる?
    (4)発達障害と緊張
    (5)機能性は「気のせい」?
    (6)タテ・ヨコ・ナナメの関係

この書籍の参考文献

参考文献のリンクは、リンク先の都合等により正しく表示されない場合がありますので、あらかじめご了承下さい。

本参考文献は電子書籍掲載内容を元にしております。

[はじめに「緊張」を知ることは何につながる ?]

P.10 掲載の参考文献
1) 八田宏之ほか. Hospital Anxiety and Depression Scale 日本語版の信頼性と妥当性の検討:女性を対象とした成績. 心身医学. 38(5), 1998, 309-15.
P.21 掲載の参考文献
1) Engel, GL. The need for a new medical model:a challenge for biomedicine. Science. 196(4286), 1977, 129-36.
2) ナシア・ガミー. "データに溺れる". 現代精神医学のゆくえ:バイオサイコソーシャル折衷主義からの脱却. 山岸洋ほか訳. 東京, みすず書房, 2012, 127-38.
4) 伊藤正男ほか編. 医学書院 医学大辞典. 第2版. 東京, 医学書院, 2009, 3560p.
5) 南山堂医学大辞典. 第20版. 東京, 南山堂, 2015, 3101p.
6) 中井吉英. 身の概念:からだとこころの声を聞く. バイオフィードバック研究. 36(1), 2009, 11-5.
7) 国際頭痛学会・頭痛分類委員会. "緊張型頭痛". 国際頭痛分類. 第3版. 日本頭痛学会・国際頭痛分類委員会訳. 東京, 医学書院, 2018, 22.
P.28 掲載の参考文献
1) 厚生労働省. e-ヘルスネット. https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-087.html
2) 弘前あすなろメンタルクリニックホームページ. 【精神科医が解説】精神科と心療内科の違い. https://asunaro-mental.com/854/

[第1章 緊張のメカニズム~そのとき、身体に何が ? ~]

P.42 掲載の参考文献
1) Nixon, PG. The human function curve-a paradigm for our times. Act Nerv Super. 3(Pt 1), 1982, 130-3.
2) エリック・ペパーほか. 実践ワークブック:新しい認知行動療法; 健康に生きるための18の秘訣. 竹林直紀監修. 六浦裕美訳. 京都, 金芳堂, 2010, 246p.
5) 池見酉次郎. 全人的医療の核としての心身医学:心身医学の現状と将来. 心身医学. 30(3), 1990, 251-60.
7) エリック・ペパーほか. テック・ストレスから身を守る方法. 竹林直紀監修. 中川朋訳. 東京, 青春出版社, 2022, 402p.
8) 神原憲治ほか. 身体感覚の気づきへのプロセスとバイオフィードバック. バイオフィードバック研究. 35(1), 2008, 19-25.
P.52 掲載の参考文献
1) 池見酉次郎. 心身一如:心身医学における日本の役割. 心身医学. 19(5), 1979, 356-7.
1) Engel, GL. The need for a new medical model:a challenge for biomedicine. Science. 196(4286), 1977, 129-36.
2) 寺澤悠理ほか. 内受容感覚と感情をつなぐ心理・神経メカニズム. 心理学評論. 57(1), 2014, 49-66.
3) 是木明宏. 精神症状と内受容感覚. 神経心理学. 35(4), 2019, 187-96.
4) 守口善也. 心身症とアレキシサイミア:情動認知と身体性の関連の観点から. 寺澤悠理ほか. 内受容感覚と感情をつなぐ心理・神経メカニズム. 心理学評論. 57(1), 2014, 77-92.
P.60 掲載の参考文献
1) サトウタツヤほか. 心理学・入門:心理学はこんなに面白い. 東京, 有斐閣, 2011, 268p.
2) Thomas, A. et al. Temperament and development. New York, Brunner/Mazel, 1977, 270p.
4) 縄田健悟. 血液型と性格の無関連性:日本と米国の大規模社会調査を用いた実証的論拠. 心理学研究. 85(2), 2014, 148-56.
7) 並川努ほか. Big Five 尺度短縮版の開発と信頼性と妥当性の検討. 心理学研究. 83(2), 2012, 91-9.
11) 高橋雄介ほか. Grayの気質モデル:BIS/BAS尺度日本語版の作成と双生児法による行動遺伝学的検討. パーソナリティ研究. 15(3), 2007, 276-89.
14) 日道俊之ほか. 日本語版対人反応性指標の作成. 心理学研究. 88(1), 2017, 61-71.
15) Taylor, S. et al. Robust dimensions of anxiety sensitivity:Development and initialvalidation of the Anxiety Sensitivity Index-3. Psychol Assess. 19(2), 2007, 176-88.

[第2章 緊張の現れ~身体と心と関係性に~]

P.84 掲載の参考文献
1) 松村明監修. "緊張". デジタル大辞泉. 東京, 小学館, 2022.
2) 鈴木郁子. やさしい自律神経生理学:命を支える仕組み. 東京, 中外医学社, 2015, 248p.
4) 仙波恵美子. ストレスにより痛みが増強する脳メカニズム. 日本緩和医療薬学雑誌. 3(3), 2010, 73-84.
6) Latremoliere, A. et al. Central sensitization:a generator of pain hypersensitivity by central neural plasticity. J Pain. 10(9), 2009, 895-926.
8) 大道裕介ほか. 痛みの病態生理学. 理学療法. 23(1), 2006, 13-22.
9) 嵩下敏文ほか. 慢性疼痛症候群の行動変容療法. 理学療法. 28(6), 2011, 788-95.
12) F・H・ネッター. ネッター解剖学アトラス. 原書第6版. 相磯貞和訳. 東京, 南江堂, 2016, 620p.
13) 坂井建雄ほか監訳. プロメテウス解剖学アトラス:頭頸部/神経解剖. 第3版. 東京, 医学書院, 2019, 610p.
15) 日本消化器病学会編. 胃食道逆流症(GERD)診療ガイドライン 2021. 改訂第3版. 東京, 南江堂, 2021, 178p.
17) 荻原達雄ほか. ストレスと潰瘍. 日本内科学会雑誌. 84(6), 1995, 868-72.
19) 久住武. 身体的アプローチ:体性痛と内臓痛. 心身健康科学. 4(1), 2008, 10-7.
20) 日本消化器病学会編. 機能性消化管疾患診療ガイドライン 2020:過敏性腸症候群(IBS). 改訂第2版. 東京, 南江堂, 2020, 132p.
21) 堀原一. 血圧, 心拍数, 心機能および血液量の調節. 計測と制御. 15(11), 1976, 863-9.
22) 井上博. 自律神経と循環器疾患. 日本内科学会雑誌. 85(3), 1996, 428-31.
25) 中村和弘. ストレス性体温上昇の神経機序:感染性発熱との比較から. 心身医学. 60(3), 2020, 203-9.
26) 仙波恵美子. アレルギー疾患の難治化に関与する心因ストレスと免疫応答. アレルギーの臨床. 23(4), 2003, 283-8.
27) Christopher Burton. "はじめに". 不定愁訴のABC. Christopher Burton編. 竹本毅訳. 東京, 日経BP, 2014, 4.
28) Barsky, AJ. et al. Functional somatic syndromes. Ann Intern Med. 130(11), 1999, 910-21.
29) Alexandra Rolfe ほか. "1次および2次医療における疫学と影響". Christopher Burton. "はじめに". 不定愁訴のABC. Christopher Burton編. 竹本毅訳. 東京, 日経BP, 2014, 14.
P.92 掲載の参考文献
1) Kanai, R. Healing Grid. 2005. http://illusionoftheyear.com/2005/08/healing-grid/
2) Csikszentmihalyi, M. Finding Flow:The Psychology of Engagement With Everyday Life. New York, Basic Books, 1998, 181p.
3) 橋本邦衛. 安全人間工学. 第4版. 東京, 中央労働災害防止協会, 2004, 240p.
5) 遠藤由美. 自己紹介場面での緊張と透明性錯覚. 実験社会心理学研究. 46(1), 2007, 54-62.
6) 高濱祥子. 緊張場面における透明性錯覚における内受容感覚の気づきの影響. 日本認知心理学会論文集(オンライン大会資料). 2022, P2-C07.
P.100 掲載の参考文献
1) 岡田努. 現代青年の友人関係と自己像・親友像についての発達的研究. 金沢大学文学部論集:行動科学・哲学篇. 27, 2007, 17-34.
2) 藤井恭子. 青年期の友人関係における山アラシ・ジレンマの分析. 教育心理学研究. 49(2), 2001, 146-55.
3) 中島聡美. ドメスティック・バイオレンス/DV. 2021. https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-075.html
P.111 掲載の参考文献
1) 内山登紀夫. "不安症, 強迫症". 公認心理師ベーシック講座:精神疾患とその治療. 東京, 講談社, 2022, 69-77.
2) American Psychiatric Association. DSM-5(R)精神疾患の診断・統計マニュアル. 日本精神神経学会監修. 高橋三郎ほか監訳. 東京, 医学書院, 2014, 932p.
4) 井上猛. 不安障害の薬物療法. 精神神経雑誌. 114(9), 2012, 1085-92.
5) 黒瀬心. 緊張病症候群. 神経心理学. 35(4), 2019, 197-206.
6) 日本心身医学会教育研修委員会. 心身医学の新しい診療指針. 心身医学. 31(7), 1991, 537-73.
7) 上島国利監修. 最新図解 やさしくわかる精神医学. 東京, ナツメ社, 2017, 64-71.

[第3章 緊張のアセスメント~BPSモデルで仮説を立てる~]

P.128 掲載の参考文献
1) Moira Stewart ほか. "第1の構成要素:健康, 疾患, 病気の経験を探る". 患者中心の医療の方法:原著第3版. 若手医師によるグローバルにプライマリ・ケアを考えるための翻訳研究会. 葛西龍樹監訳. 東京, 羊土社, 2021, 46-81.
2) 吉田秀平. "第一の要素:健康, 疾患, 病気の経験を探る". ふだんの医療をもっとよくする 総合診療チュートリアル. 日本プライマリ・ケア連合学会監修. 東京, 日経 BP, 2022, 20-5.
P.145 掲載の参考文献
1) 国際頭痛学会・頭痛分類委員会. "緊張型頭痛". 国際頭痛分類. 第3版. 日本頭痛学会・国際頭痛分類委員会訳. 東京, 医学書院, 2018, 21-7.
2) 「頭痛の診療ガイドライン」作成委員会編. "緊張型頭痛". 頭痛の診療ガイドライン 2021. 日本神経学会・日本頭痛学会・日本神経治療学会監修. 東京, 医学書院, 2021, 266-84.
3) 日本家族研究・家族療法学会編. "ナラティヴ・セラピー". 家族療法テキストブック. 東京, 金剛出版, 2013, 114.
4) Feldman, MD. et al. "The Medical Interview". Behavioral Medicine. New York, McGraw-Hill Education, 2014, 8-9.
5) J・パターソンほか. "基本的なカウンセリングスキル". 家族面接・家族療法のエッセンシャルスキル. 東京, 星和書店, 2013, 137-8.
6) 大野裕ほか. "主要な認知行動療法のスキル". 簡易型認知行動療法実践マニュアル. 東京, きずな出版, 2017, 75-133.
7) 日本家族研究・家族療法学会編. "多世代伝達モデル ". 日本家族研究・家族療法学会編. "ナラティヴ・セラピー". 家族療法テキストブック. 東京, 金剛出版, 2013, 81.
P.157 掲載の参考文献
3) 金子宏ほか. 過敏性腸症候群(IBS)の病態・診断・治療. 日本内科学会雑誌. 102(1), 2013, 70-6.
4) 小牧元ほか. 心身症診断・治療ガイドライン 2006. 東京, 協和企画, 2006, 358p.
6) 日本消化器病学会編. "フローチャート". 機能性消化管疾患診療ガイドライン 2020:過敏性腸症候群(IBS). 改訂第2版. 東京, 日本消化器病学会, 2020, xvi-xxii.
7) 出村博. ストレスとホルモン. 日本内分泌学会雑誌. 70(5), 1994, 479-88.
13) 中村晃士ほか. 発達障害患者における身体化の三重構造. 心身医学. 54(12), 2014, 1105-10.

[第4章 緊張に対する治療・アプローチ]

P.173 掲載の参考文献
1) 佐々木雄二. 自律訓練法の実際:心身の健康のために. 東京, 創元社, 1976, 220p.
2) Stetter, F. et al. Autogenic training:a meta-analysis of clinical outcome studies. Appl Psychophysiol Biofeedback. 27(1), 2002, 45-98.
3) 日本マインドフルネス学会. 設立要旨. https://mindfulness.jp.net/concept/
4) 伊藤靖. マインドフルネス・ストレス低減法(MBSR):プログラムを概説する. 精神科治療学. 2017, 32(5), 591-8.
5) 都田淳ほか. バイオフィードバック療法. 心身医学. 63(1), 2023, 59-63.
P.183 掲載の参考文献
1) 鈴木伸一. "認知行動療法の基本技法を学ぶ". 認知行動療法入門. 下山晴彦編著・監修. 東京, 講談社, 2017, 75-128(臨床心理フロンティアシリーズ).
2) 吉永尚紀. 社交不安障害(社交不安症)の認知行動療法マニュアル(治療者用). 2016. https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12200000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu/0000113841.pdf
3) デイビット・M・クラークほか. 対人恐怖と PTSD への認知行動療法:ワークショップで身につける治療技法. 丹野義彦編・監訳. 東京, 星和書店, 2008, 40.
4) Clark, DM. et al. Workshop of cognitive behavior therapy for social phobia and PTSD. 2008.
P.194 掲載の参考文献
1) Trawick-Smith, J. The physical play and motor development of young children:A review of literature and implications for practice. 2014. https://www.easternct.edu/center-for-earlychildhood-education/about-us/publications-documents/benefits-of-play-lit-review.pdf
2) 大野木嗣子. はじめてのプレイセラピー:効果的な支援のための基礎と技法. 東京, 誠信書房, 2019, 270p.
3) 村瀬嘉代子. "序文". プレイセラピー実践の手引き:治療関係を形成する基礎的技法. M. ジョルダーノほか著. 葛生聡訳. 東京, 誠信書房, iii-vi.
4) Schaefer, CE. et al. Eds. The therapeutic powers of play:20 core agents of change. 2nd ed. NJ, Jason Aronson, 2013, 368p.
5) 駿地眞由美. 心理的援助の方法としての遊戯療法. 追手門学院大学心のクリニック紀要. 4, 2007, 11-9.
6) Axline, VM. Play therapy:the inner dynamics of childhood. Boston, Houghton Mifflin, 1947, 379p.
7) 出野美那子. "遊戯療法". 基礎から学ぶ心理療法. 矢澤美香子編. 京都, ナカニシヤ出版, 2018, 219-27.
8) 小倉加奈子. "プレイセラピー". 公認心理師技法ガイド:臨床の場で役立つ実践のすべて. 下山晴彦ほか監修. 東京, 文光堂, 2019, 449-54.
9) Knell, SM. "Cognitive behavioral play therapy:theory and applications". Blending play therapy with cognitive behavioral therapy. Drewes, AA. ed. Hoboken, John Wiley & Sons, 2009, 117-34.
10) バージニア・M・アクスライン. 遊戯療法. 小林治夫訳. 東京, 岩崎学術出版社, 1972, 384p.
P.201 掲載の参考文献
1) 社会医学系専門医協会. 社会医学系専門医制度について. 2015. http://shakai-senmon-i.umin.jp/about/
2) 日本医療ソーシャルワーカー協会. 医療ソーシャルワーカーの業務内容. https://www.jaswhs.or.jp/about/sw_gyoumu.php
3) 日本医療ソーシャルワーカー協会. 医療ソーシャルワーカーについて. https://www.jaswhs.or.jp/
4) H. H. アプテカー. ケースワークとカウンセリング. 坪上宏訳. 東京, 誠信書房, 1964, 122.

最近チェックした商品履歴

Loading...