エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン 2023

出版社: 東京医学社
著者:
発行日: 2023-06-20
分野: 臨床医学:内科  >  腎臓
ISBN: 9784885637414
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商品紹介

5年振りとなる最新のガイドライン。非腎臓専門医やCKD診療を担うすべての医療従事者が参考にすることで,良質で適切な診療の実践が可能となり,わが国の腎臓病診療の向上,国民の健康寿命延長につながることを願う。

目次

  • CKD診療ガイドライン改訂委員会
    巻頭言
    序文
    主要略語一覧表
    CQとステートメントのまとめ

    第1章 CKD診断とその臨床的意義
     前文
     1-1 ​  CKDの診断
     1-2-1 ​ CKDの重症度の評価法:腎機能の評価
     1-2-2 ​ CKDの重症度の評価法:蛋白尿・アルブミン尿の評価
     1-2-3 ​ CKDの重症度の評価法:原因の評価
     1-3 ​  CKDの進行の評価
     1-4-1 ​ CKD患者の紹介基準:健診受診者に医療機関への受診勧奨を行う基準
     1-4-2 ​ CKD患者の紹介基準:かかりつけ医から腎臓専門医・専門医療機関への紹介基準

    第2章 高血圧・CVD(心不全)
     前文
     2-1 ​  高血圧患者においてCKDの発症を抑制する血圧管理
     2-2 ​  CQ 高血圧を伴うCKD患者に診察室血圧130/80mmHg未満への降圧療法は推奨されるか?
     2-3 ​  CQ 高血圧を伴う蛋白尿のないCKD患者にACE阻害薬/ARBは推奨されるか?
     2-4 ​  CQ 心不全を合併するCKD患者に推奨される治療薬剤は何か?

    第3章 高血圧性腎硬化症・腎動脈狭窄症
     前文
     3-1 ​  CQ 腎動脈狭窄を伴うCKDに対する降圧薬として,RA系阻害薬は
            ほかの降圧薬と比べて推奨されるか?
     3-2 ​  高血圧性腎硬化症の診断と治療
     3-3 ​  CQ 動脈硬化性腎動脈狭窄症を伴うCKDに血行再建術は推奨されるか?
     3-4 ​  腎動脈狭窄症に対する画像検査

    第4章 糖尿病性腎臓病
     前文
     4-1 ​  CQ DKD患者の尿アルブミン測定は推奨されるか?
     4-2 ​  CQ DKD患者に利尿薬(ループ利尿薬,サイアザイド系利尿薬,
            ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬など)の使用は推奨されるか?
     4-3 ​  CQ 顕性アルブミン尿を呈するDKD患者にHbA1c 7.0%未満の血糖管理は推奨されるか?
     4-4 ​  CQ 糖尿病患者においてDKD発症・進行抑制のために集約的治療は推奨されるか?
     4-5 ​  CQ DKD患者に対するSGLT2阻害薬の投与は推奨されるか?

    第5章 脂質異常症・高尿酸血症
     前文
     5-1 ​  CQ 保存期CKD患者に尿酸低下療法は推奨されるか?
     5-2 ​  CQ 保存期CKD患者に脂質低下療法は推奨されるか?

    第6章 生活習慣
     前文
     6-1 ​  CKD患者における禁煙
     6-2 ​  CKD患者における飲酒
     6-3 ​  コーヒー摂取によるCKDの進展抑制の効果
     6-4 ​  CKD患者における口腔ケア
     6-5 ​  CKDにおける便秘
     6-6 ​  CKDにおける新型コロナウイルス感染症予防対策
     6-7 ​  CQ 保存期CKD患者において,通常よりも意図的に飲水量を増やすことは推奨されるか?
     6-8 ​  CQ CKD患者において適度な睡眠時間を確保することが推奨されるか?
     6-9 ​  CQ 肥満を伴わない保存期CKD患者において運動は推奨されるか?
     6-10 ​  ​CQ 保存期CKD患者にワクチン接種は推奨されるか?
     Column 保存期CKD患者における新型コロナワクチン
     6-11 ​  ​CQ 成人の保存期CKD患者に対して,多職種による生活習慣に関する
            教育的介入は推奨されるか?

    第7章 CKDの進展と肥満・メタボリックシンドローム
     前文
     7-1 ​  CQ 肥満あるいはメタボリックシンドローム(MetS)を伴うCKD患者における
            生活習慣に対する介入(食事療法・運動療法)は推奨されるか?
     7-2 ​  CKD患者における肥満・メタボリックシンドローム(MetS)が生命予後,
          心血管予後,腎予後に及ぼす影響
     7-3 ​  肥満を伴うCKD患者に対する減量・代謝改善手術の生命予後,心血管予後,腎予後改善に対する有用性

    第8章 栄養
     前文
     8-1 ​  CQ CKD患者診療に管理栄養士の介入は推奨されるか?
     8-2 ​  CQ CKD患者にたんぱく質摂取量を制限することは推奨されるか?
     8-3 ​  CQ CKD患者の血清K値を管理することは推奨されるか?
     8-4 ​  CQ CKD患者への食塩制限は推奨されるか?
     8-5 ​  CQ CKD患者の代謝性アシドーシスに対する食事療法による介入は,推奨されるか?

    第9章 腎性貧血
     前文
     9-1 ​  CQ 腎性貧血を伴うCKD患者での赤血球造血刺激因子製剤(ESA)治療における
            適切なHb目標値はどれくらいか?
     9-2 ​  CQ 貧血を有するCKD患者に,鉄剤投与は推奨されるか?
     9-3 ​  「HIF-PH阻害薬適正使用に関するrecommendation(2020年9月29日版)」に対する追記

    第10章 CKD-MBD
     前文
     10-1 ​  ​CQ 保存期CKD患者において,リン降下療法は推奨されるか?
     10-2 ​  ​CQ 保存期CKD患者にリン吸着薬を処方する際,カルシウム非含有リン吸着薬は推奨されるか?
     10-3 ​  ​CQ 保存期CKD患者において,活性型ビタミンD製剤の投与は推奨されるか?
     10-4 ​  ​CQ 骨粗鬆症を伴う保存期CKD患者において,骨粗鬆症に対する薬物治療は推奨されるか?

    第11章 薬物治療
     前文
     11-1 ​  ​CQ CKD患者に球形吸着炭の使用は推奨されるか?
     11-2 ​  ​CQ 代謝性アシドーシスを伴うCKD患者への炭酸水素ナトリウム投与は推奨されるか?
     11-3 ​  ​CQ 糖尿病非合併のCKD患者に対するSGLT2阻害薬の投与は推奨されるか?
     11-4 ​  ​CQ CKDステージG4,G5の患者にRA系阻害薬の中止は推奨されるか?
     11-5 ​  ​CQ 消化管潰瘍,逆流性食道炎の治療や低用量アスピリン投与時における,
            その再発抑制を目的とした長期的なプロトンポンプ阻害薬併用は
            CKD発症・進展のリスクとなるか?
     11-6 ​  ​腎機能別薬剤投与量設定に用いる腎機能推算式
     11-7 ​  ​ヘルペスウイルス感染症に罹患したCKD患者への抗ウイルス薬選択
     11-8 ​  ​疼痛のあるCKD患者への鎮痛薬選択
     11-9 ​  ​CKD患者のシックデイにおける薬物の中止

    第12章 妊娠
     前文
     12-1 ​  ​CKDは妊娠の転帰に影響する
     12-2 ​  ​CKD合併妊娠は母体腎機能の予後に影響する
     12-3 ​  ​妊娠中または挙児希望のCKD患者において推奨される降圧薬
     12-4 ​  ​CKD患者の妊娠中および授乳期において使用可能な免疫抑制薬

    第13章 高齢者CKD
     前文
     13-1 ​  ​高齢者CKDの見方
     13-2 ​  ​高齢者CKDの管理
     13-3 ​  ​高齢者CKDの治療
     13-4 ​  ​CQ 75歳以上の高血圧を伴うCKD患者に診察室血圧150/90mmHg未満への
            降圧療法は推奨されるか?

    第14章 透析導入
     前文
     14-1 ​  ​腎代替療法の適切な導入のための腎臓専門医への紹介時期
     14-2 ​  ​多職種による腎代替療法の説明・教育の意義
     14-3 ​  ​透析導入,腎移植時のCVDスクリーニング

    第15章 腎移植
     前文
     15-1 ​  ​生体腎ドナーの腎提供後の管理
     15-2 ​  ​CQ 腎移植を希望する患者に先行的腎移植(PEKT)は推奨されるか?
     15-3 ​  ​CQ 高齢CKD患者の腎代替療法として腎移植は推奨されるか?
     15-4 ​  ​CQ 糖尿病性腎臓病(DKD)患者の腎代替療法として腎移植は推奨されるか?

    第16章-1 難治性疾患 IgA腎症
     前文
     16-1-1 IgA腎症の自然経過と予後
     16-1-2 IgA腎症の予後に関連する判定指標
     16-1-3 IgA腎症の治療

    第16章-2 難治性疾患 ネフローゼ症候群
     前文
     16-2-1 成人ネフローゼ症候群における一次性膜性腎症(MN)の診断のための
          血清抗PLA2R抗体の測定
     16-2-2 成人の微小変化型ネフローゼ症候群(MCNS)に対する治療
     16-2-3 成人の一次性巣状分節性糸球体硬化症(FSGS)に対する治療
     16-2-4 一次性膜性腎症(MN)に対する治療

    第16章-3 難治性疾患 多発性囊胞腎(PKD)
     前文
     16-3-1 ADPKD患者における腎臓専門医・専門医療機関の受診
     16-3-2 ADPKD患者におけるトルバプタン治療
     16-3-3 ADPKD患者における降圧療法

    第16章-4 難治性疾患 急速進行性腎炎症候群(RPGN)
     前文
     16-4-1 RPGNにおけるANCA測定
     16-4-2 RPGNにおける抗GBM抗体測定
     16-4-3 RPGNにおける腎生検

    第17章 小児CKD
     前文
     17-1   小児CKDの診断
     17-2   小児CKDの疫学
     17-3   小児腎臓病検診
     17-4   CQ 小児CKDにおいて,RA系阻害薬の使用は推奨されるか?
     17-5   小児CKDと高血圧・CVD
     17-6   小児CKDに対する予防接種
     17-7   小児CKDにおける生活習慣(肥満,運動)
     17-8   CQ 小児CKDにたんぱく質摂取制限は推奨されるか?
     17-9   小児CKDにおける食事療法(エネルギー・食塩)
     17-10​  CQ 成長障害のある小児CKDにヒト成長ホルモン投与は推奨されるか?
     17-11 ​ 小児CKDにおける腎性貧血
     17-12  小児CKDにおけるCKD-MBDの管理
     17-13  小児CKDの移行期医療
     17-14  腎代替療法導入
     17-15  CQ 小児CKDに先行的腎移植(PEKT)は推奨されるか?

    索引
    利益相反(COI)開示(2020~2022年)

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