コア講義 生物学 改訂版 (電子書籍版)

出版社: 裳華房
著者:
発行日: 2022-10-15
分野: 基礎・関連科学  >  生物/分子生物
ISBN: 9784785377601
電子書籍版: 2022-10-15 (ver.1.0)
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2,530 円(税込)

商品紹介

生物学のエッセンスを網羅し、これからの生命科学や応用技術分野へとつなげる基礎力を養うための教科書。改訂版では、ゲノム編集や核酸ワクチンなどの話題を最終章に入れるなど、各章に新規の話題を盛り込み、内容を一新した。また、全体をより正確で読みやすい記述に改めるとともに、一歩深く学習できるように重要語句に英単語を付けた。良い意味で「分かった気」になれる、生物学の基礎固めに最適の一冊。

目次

  • 表紙
  • 初版 まえがき
  • 改訂版 まえがき
  • 目次
  • 現代生物学が生まれるまで
  • 生物学の領域と本書の構成
  • 1 生物の種類
  • 1・1 生物分類法における「種」
  • 1・2 五界説による生物の分類
  • 解説 原生動物と後生動物
  • Column イチョウは精子で受精する
  • 解説 分類に迷う動物
  • 解説 新口動物と旧口動物
  • 1・3 生物の3大分類
  • Column 「細胞内共生説」
  • 1・4 生物の本質
  • 2 遺伝と遺伝子
  • 2・1 遺伝に関するメンデルの法則
  • 解説 劣性の遺伝子の機能
  • 解説 「血が濃い」ということ
  • 2・2 様々な遺伝様式
  • 2・3 連鎖と変異
  • 解説 変異の厳密な定義
  • Column 体細胞 ( 突然 ) 変異
  • 2・4 遺伝物質の探求
  • Column BSEの病原体は遺伝子をもたない
  • Column RNA酵素「リボザイム」とRNAワールド仮説
  • < 発展学習 > 新しい遺伝学の理解のために
  • 解説 モザイクとキメラ
  • 3 細胞とそこに含まれる物質
  • 3・1 生物の基本単位 : 細胞
  • 3・2 細胞膜と細胞質
  • 解説 ゾルとゲル
  • 3・3 細胞内の構造
  • 解説 中心体
  • Column 細菌の細胞
  • 3・4 多細胞生物の構築
  • 3・5 細胞に含まれる分子
  • 解説 弱い結合力
  • Column 水 : 生命を育む分子
  • 3・6 アミノ酸とタンパク質
  • 解説 タンパク質をつくるアミノ酸の特徴
  • 3・7 ヌクレオチドと核酸
  • 解説 らせんにはエネルギーが蓄えられる
  • Column 生物のような振る舞いをみせる感染性の核酸
  • 4 生命を支える化学反応
  • 4・1 栄養と代謝
  • 4・2 酵素
  • 4・3 グルコースからエネルギーを取り出す
  • 解説 モル
  • Column アルコールもエネルギー源となる
  • 解説 グルコース異化の熱効率
  • 解説 酸化と還元
  • 4・4 生命活動におけるエネルギー通貨 : ATP
  • 4・5 脂肪の燃焼
  • 解説 β酸化
  • 4・6 エネルギー源の産生, 貯蔵
  • < 発展学習 > ATPの合成のメカニズム
  • 5 DNA複製と細胞の増殖
  • 5・1 真核生物ゲノムの構造
  • 解説 ゲノムのすべての領域に意味がある ?
  • 5・2 染色体とクロマチン
  • 解説 細菌の染色体
  • 5・3 DNA複製のしくみ
  • Column DNAの端は複製されない
  • 5・4 細胞内におけるDNAの動態
  • 解説 不規則に起こる組換え
  • 5・5 細胞分裂
  • 解説 細胞周期のチェックポイント
  • 5・6 細胞の死
  • Column カロリーの取り過ぎが寿命を縮める ?
  • 6 DNAにある遺伝情報を取り出す : 遺伝子発現
  • 6・1 RNA合成
  • 解説 変則的な遺伝情報の流れ
  • 6・2 転写の調節
  • 解説 遺伝子の上流と下流
  • 解説 転写の伸長を調節する因子
  • 6・3 RNAの加工
  • Column ラクトースオペロン
  • 6・4 翻訳以外にもあるRNAの機能
  • Column RNA干渉 : 目的遺伝子を抑え込む方法
  • 6・5 タンパク質合成「翻訳」
  • 解説 コドンのとり方と読み枠
  • 6・6 翻訳後の出来事
  • 解説 ユビキチン
  • < 発展学習 > 細胞内シグナル ( 情報 ) 伝達 : 外部刺激に細胞が応答するしくみ
  • 解説 環境ホルモン
  • 7 次世代個体を誕生させる : 生殖と発生・分化
  • 7・1 生殖 : 個体の増殖
  • Column オスなしで増える単為生殖
  • 解説 原核生物にも有性生殖がある
  • 7・2 配偶子の形成
  • 解説 キアズマと染色体の乗換え
  • 7・3 動物の発生 : 受精卵から胚, 成体への成長
  • 解説 調節卵とモザイク卵
  • 解説 新口動物と旧口動物
  • Column オーガナイザー
  • 7・4 幹細胞と分化・再生
  • Column 再生医療
  • 8 動物の器官
  • 8・1 循環器
  • 解説 脾臓
  • Column 血液型とは
  • 解説 毛細血管と組織液
  • 解説 一酸化炭素中毒
  • 8・2 消化器系 : 消化と吸収
  • 解説 尿素サイクル ( 尿素回路 )
  • 8・3 腎臓 : 体液の調節と毒素の排出
  • 8・4 筋肉 : エネルギーを運動に変える
  • Column 2種類の筋肉 : 赤身の魚と白身の魚がいる理由
  • 8・5 感覚器官
  • 9 多細胞生物個体の統御
  • 9・1 恒常性の維持
  • 9・2 神経系
  • Column 脳の大きさと知能
  • 解説 脊椎動物以外の神経系
  • Column 個体の死と脳死
  • 9・3 神経細胞
  • 解説 神経細胞とグリア細胞
  • Column 記憶と学習
  • 9・4 ホルモン
  • 解説 ホルモンの新しい概念 : 非典型的ホルモン
  • 9・5 個体の統御機構
  • 解説 熱中症の予防にはスポーツドリンク
  • < 発展学習 > 神経伝達のメカニズム
  • 10 外敵の侵入とその防御
  • 10・1 細菌
  • 解説 胃癌は細菌感染症 ? !
  • 解説 細菌性食中毒
  • 10・2 ウイルス
  • Column 染色体に入り込むレトロウイルス
  • 解説 バクテリオファージ
  • 10・3 免疫
  • 解説 抗毒素血清
  • Column 免疫応答性の謎
  • 解説 インターフェロン
  • < 発展学習 > 癌から学ぶ細胞健全性の維持機構
  • 11 植物の生き方
  • 11・1 植物の体制と物質移送
  • 11・2 光合成 : 二酸化炭素からグルコースをつくる
  • Column 光合成細菌と化学合成細菌
  • 11・3 窒素同化 : 窒素を有機物に取り込む
  • 11・4 種子植物の生殖
  • Column 種なしスイカの種
  • 11・5 植物にみられる調節
  • Column 連作障害
  • 12 生物の集団と生き方
  • 12・1 個体群の増殖戦略
  • 解説 生物の生存における適応度, 資源, 利益, コスト
  • 解説 ライオンの子殺し
  • Column バッタの大発生と相変異
  • 12・2 個体群の内部構造
  • Column タカ派 - ハト派ゲーム ( hawk - dove game )
  • 12・3 個体群間の相互作用
  • 解説 ニッチ
  • 12・4 生物群集の構造
  • 解説 生物濃縮
  • 12・5 生態系とその働き
  • 解説 水系の生物の分類
  • 12・6 生態系の破壊
  • < 発展学習 > 生理的特性から見た適応戦略
  • 13 生物の進化
  • 13・1 生物の出現
  • 13・2 地質時代の生物
  • 解説 適応放散
  • 13・3 生物の進化
  • 13・4 系統学
  • Column 分子進化と中立説
  • 13・5 ヒトの起源
  • 解説 人類の単一起源説
  • 14 バイオ技術
  • 14・1 遺伝子を操作する
  • Column 制限酵素
  • 解説 種多様性の保全とカルタヘナ議定書
  • 14・2 ゲノム遺伝子の抑圧, 破壊, 改変
  • 14・3 ヒトへの応用と創薬
  • 14・4 バイオマスとバイオエタノール
  • 演習のヒント
  • 参考書
  • 索引
  • 奥付

この書籍の参考文献

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本参考文献は電子書籍掲載内容を元にしております。

参考書

P.189 掲載の参考文献
1. 『基礎からスタート 大学の生物学』道上達男 著 (裳華房) 2019年
1. 『生態学入門 第2版』日本生態学会 編 (東京化学同人) 2012年
2. 『理系総合のための生命科学 第5版』 東京大学生命科学教科書編集委員会 編 (羊土社) 2020年
2. 『新しい教養のための生物学』赤坂甲治 著 (裳華房) 2017年
3. 『基礎分子生物学 第4版』田村隆明・村松正実 著 (東京化学同人) 2016年
3. 『基礎生物学』鷲谷いづみ・高橋純夫 著 (培風館) 2016年
4. 『シンプル生化学 改訂第7版』林 典夫・廣野治子 他 編 (南江堂) 2020年
4. 『大学1年生のなっとく! 生物学』田村隆明 著 (講談社) 2014年
5. 『好きになる生物学 第2版』 田中越郎 著 (講談社) 2021年
5. 『基礎の生化学 第3版』猪飼篤 著 (東京化学同人) 2021年
6. 『分子生物学 : ゲノミクスとプロテオミクス』田村隆明 監訳 (東京化学同人) 2018年
6. 『コア講義 分子生物学』田村隆明 著 (裳華房) 2007年
7. 『植物生理学』加藤美砂子 著 (裳華房) 2019年
7. 『コア講義 分子遺伝学』田村隆明 著 (裳華房) 2014年
8. 『つなげてみたらスルスルわかる! 生化学・生理学・解剖学』橋本さとみ 編 (学研メディカル秀潤社) 2020年
8. 『基礎から学ぶ生物学・細胞生物学 第4版』和田勝 著 (羊土社) 2020年
9. 『基礎分子遺伝学・ゲノム科学』 坂本順司 著 (裳華房) 2018年
9. 『わかる! 身につく! 生物・生化学・分子生物学 第2版』田村隆明 著 (南山堂) 2018年
10. 『キャンベル生物学 原書11版』池内昌彦・伊藤元己, 他 監修・翻訳 (丸善出版) 2018年
11. 『細胞の分子生物学 第6版』中村桂子・松原謙一 監訳 (ニュートンプレス) 2018年

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