抗HIV/エイズ薬の考え方、使い方、そして飲み方 ver.3

出版社: 中外医学社
著者:
発行日: 2023-10-15
分野: 臨床医学:一般  >  薬物療法
ISBN: 9784498117228
電子書籍版: 2023-10-15 (3版1刷)
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商品紹介

HIV/エイズの診療は治療薬の進歩を背景に標準化され,予後も劇的に改善されました.それに伴い患者の高齢化の問題も浮上していますが,その先に新規感染者ゼロの「ゼロエイズ」を目指す未来も視野に入りつつあります.本書では旧版の内容をアップデートし,「元気なHIV患者」に接する機会があるかもしれないプライマリ・ケア医,ナース,薬剤師,そして当事者である患者さんにとって必要な情報をリーダブルにまとめました.

目次

  • 序章 プライマリ・ケア医のためのHIVケアの「ここだけ知っとけ」
      
    第1章 エイズ治療の世界に触れてみよう
     1 わかりやすくなった,HIVのお薬
      抗HIV薬の名前は複数ある
      抗HIV薬は組み合わせて使う
      ARTを実際に使ってみよう
     2 イワタとHIVのささやかな歴史
     3 ARTのざっくりな様相
      INSTIとは
      日本におけるHIV/AIDS
     4 HIVのしくみ,ARTのしくみ
      HIVとは何か
      エイズとは?
      大切なのは,CD4とウイルス量
      HIV感染・エイズの自然歴
      エイズの診断
      いつからARTを始めるか?
      実際の治療例
      アイリス(IRIS)とは何か?
      ARTとお金の話
      Dual therapyの可能性
      ジェネリックという選択肢
      実際のARTの始め方
      何を目標にするか?
      副作用の問題
      耐性の問題
      ARTはいつまで飲むのか? いつになったら止めてもよいか?
      ART治療がうまくいかないときは?
     5 耐性検査とは?
      薬剤耐性検査の読み方
     6 ARTの基本骨格
      
    第2章 抗HIV薬各論
     1 インテグラーゼ阻害薬
      ラルテグラビル(RAL)
      ドルテグラビル(DTG)
      ビクテグラビル(BIC)
      エルビテグラビル(EVG)/コビシスタット(cobi)
      カボテグラビル(CAB—LA) ボカブリア
     2 NRTI 105
      ラミブジン(3TC)・エムトリシタビン(FTC) XTC
      アバカビル(ABC)
      テノホビル(TDF)
      ジドブジン(AZT)など,その他のNRTI
     3 NNRTI
      エファビレンツ(EFV)
      リルピビリン(RPV)
      ドラビリン(DOR)ピフェルトロ(R)
     4 プロテアーゼ阻害薬(PI)
      ダルナビル(DRV)
     5 CCR5阻害薬
      マラビロク(MVC)
      
    第3章 さまざまな合併症のことなど
     1 結核になったら
     2 B型肝炎(HBV感染)の合併時は……
     3 C型肝炎合併例
     4 肝機能が悪いときのART
     5 腎機能が悪いときのART
     6 妊婦および小児
     7 プライマリ・ケアとHIV
      家族歴
      社会歴
      アレルギーと内服
      Review of System(ROS)
      身体診察
      内分泌代謝疾患のチェック
      薬を使わない治療も選択肢に
      性感染症のチェック
      他の感染症
      予防接種のチャンスを逃さない
      G6PD欠乏
      妊娠
      授乳
      血中テストステロン濃度
      他の感染症のスクリーニング
      がんの予防
      歯科衛生
      脂質異常
      糖尿病
      骨密度
      非HIVのコモンな問題に気をつける
      食事
      高齢者の併用薬
      フレイルのスクリーニング
      ペット
     8 急性レトロウイルス症候群
     9 針刺し対応,レイプ対応
      PrEP 
     10 神経症状がある場合
     11 脂質異常の治療
     12 糖尿病
     13 HIVと固形臓器移植
     14 日和見感染(OI)やその他の合併症の治療
      予防薬
      OIの治療(コモンなもの)

    参考文献
    巻末対談
    「HIV/AIDS診療の黎明とこれから」(岡 慎一×岩田健太郎)
    おわりに
    索引
    【付録1】抗HIV薬一覧(よく使うもの)
    【付録2】よく使う薬剤組み合わせ(原寸大)

この書籍の参考文献

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本参考文献は電子書籍掲載内容を元にしております。

第1章 エイズ治療の世界に触れてみよう

P.40 掲載の参考文献
郡司篤晃. 安全という幻想. エイズ騒動から学ぶ. 聖学院大学出版会. 2015.
武藤春光, 弘中惇一郎. 安部英医師「薬害エイズ」事件の真実. 現代人文社. 2008.
堀田佳男. エイズ治療薬を発見した男. 満屋裕明. 文春文庫. 2015.
秋葉 隆, 日ノ下文彦. HIV感染患者における透析医療の推進に関する調査. 透析会誌. 2013:46:111-8. https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsdt/46/1/46_111/_pdf
エイズ予防サポートネット神戸. 静かに迫り来るHIV. 神戸からの報告. EPIC 2008.
磐井静江, 小西加保留. HIV感染者の身体障害者認定の経緯とICIDH-2への期待. リハビリテーション研究. 1996. http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/rehab/r096/r0960006.html
高田 昇. 中国四国ブロックにおけるHIV感染症の医療体制に関する研究. http://www.aids-chushi.or.jp/care/aids_houkoku/01/0803/s3years.pdf
金谷泰宏. わが国における難病とは. 日医雑誌2015;144:1137-39.
坂根みち子. 「医療従事者を守ろう」-ウログラフィン誤投与事件の責任は病院にあり-2015年7月17日. MRIC by 医療ガバナンス学会 発行. http://medg.jp/mt/?p=5993

参考文献

P.197 掲載の参考文献
HIV感染症治療研究会 HIV感染症「治療の手引き」 http://www.hivjp.org/
ClinicalInfo. HIV. gov guideline https://clinicalinfo.hiv.gov/en/guidelines
International Antiviral Society USA https://www.iasusa.org/2022/11/30/antiretroviral-drugs-treatment-prevention-hiv-infection-adults-2020-recommendations-of-theinternational-antiviral-society-usa-panel-2022/
EACS https://www.eacsociety.org/guidelines/eacs-guidelines/
薬剤耐性HIVインフォメーションセンター https://www.hiv-resistance.jp/resistance04.htm
エイズ治療薬研究班サイト https://labo-med.tokyo-med.ac.jp/aidsdrugmhlw/portal
熱帯病治療薬研究班 https://www.nettai.org/
CDCの性感染症ガイドライン https://www.cdc.gov/std/treatment-guidelines/default.htm

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