腫瘍病理鑑別診断アトラス 腎盂・尿管・膀胱癌 第2版

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商品紹介

腫瘍病理鑑別診断シリーズ「腎盂・尿管・膀胱癌」,待望の第2版.2022年にはWHO分類第5版が発行されたほか,初版刊行から10年が過ぎ,分子生物学的な知見の集積が進み,免疫チェックポイント阻害薬及び抗体-薬物複合体薬が登場するなど,泌尿器系腫瘍病理を取り巻く状況は様々な変化を続けている.そのような状況を踏まえ,本改訂では,最新の知見を盛り込み,尿路上皮癌を中心に,尿路に生じるその他の癌腫及び間葉系腫瘍の定義や概念,病理診断の要点や鑑別ポイントを,精選した病理写真とともに解説した.さらに臨床と病理の連携を目的に,病理診断に求められる情報や治療効果の判定についても解説した.

目次

  • 第1部 検鏡前の確認事項
     1.尿路腫瘍分類の変遷
     2.尿路腫瘍の肉眼所見
     3.病理標本の取扱い方

    第2部 組織型と診断の実際
     1.尿路上皮系腫瘍
      1 尿路上皮内癌
      2 乳頭腫および非浸潤性乳頭状尿路上皮癌
      3 内反性増殖を示す腫瘍
      4 浸潤性尿路上皮癌
      (1)通常型および種々の分化を伴う浸潤性尿路上皮癌
      (2)微小乳頭状亜型,形質細胞様亜型,肉腫様亜型
      (3)その他の亜型
     2.扁平上皮系腫瘍
     3.腺系腫瘍
     4.尿膜管に発生する腫瘍
     5.ミュラー管腫瘍
     6.神経内分泌腫瘍
     7.その他・間葉系腫瘍
     8.腫瘍様病変
     9.尿細胞診の実際とパリシステム

    第3部 鑑別ポイント
     1.真の乳頭状腫瘍と低乳頭状増殖を示す良性・悪性病変の鑑別
     2.腫瘍深達度評価のポイント
     3.尿路腫瘍の診断に有用な免疫染色
     4.脈管侵襲の評価
     5.術中迅速診断での切除断端評価
     6.膀胱原発癌と他臓器癌の膀胱浸潤・転移との鑑別

    第4部 臨床との連携
     1.尿路腫瘍の膀胱鏡所見
     2.尿路腫瘍の画像診断~膀胱癌VI-RADS,上部尿路上皮癌の画像診断について~
     3.腎盂・尿管・膀胱癌の診断並びに治療方法
     4.病理診断報告書の記載
     5.尿路上皮癌における病理学的治療効果判定基準
     6.治療に伴う組織像・細胞像の変化
     7.尿路上皮腫瘍の分子生物学的異常と免疫表現型
     8.遺伝性腫瘍

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