知的障害児の心理・生理・病理 第2版

出版社: 北大路書房
著者:
発行日: 2023-12-20
分野: 医療技術  >  介護/福祉
ISBN: 9784762832390
書籍・雑誌
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2,970 円(税込)

商品紹介

知的障害児との適切な関わりの軸となる知識を学べるテキスト,特別支援学校教免コアカリ対応改訂版。知的障害の定義やアセスメント,発生要因,特性,健康上の問題,さらに関連のある発達障害や関係者間連携について解説。DSM-5-TR,WISC-5,てんかん分類等の新情報と共に多角的な視点と配慮を提供する。

目次

  • 序章 なぜ心理・生理・病理を学ぶ必要があるのか?

    第1章 知的障害を理解するための心理学的基礎
     第1節 知的障害の定義
        1.AAIDDの定義/2.DSM-5-TRおよびICD-10の定義/3.文部科学省の定義
     第2節 知的機能とそのアセスメント
        1.知的機能とは/2.知能のアセスメント
     第3節 適応機能とそのアセスメント
        1.適応機能とは/2.適応機能のアセスメント

    第2章 知的障害を理解するための生理学的基礎
     第1節 遺伝子と染色体
        1.ヒト細胞の構造と機能/2.セントラルドグマ/3.遺伝のしくみ
     第2節 人体の発生
        1.受精から着床まで/2.胎児の発達/3.神経系の形成
     第3節 脳の構造と機能
        1.構造/2.脳を構成する細胞/3.機能局在

    第3章 知的障害の発生要因
     第1節 知的障害の危険因子
     第2節 知的障害の発生要因:遺伝子と染色体疾患
        1.遺伝子疾患/2.染色体疾患
     第3節 知的障害の発生要因:代謝異常
     第4節 知的障害の発生要因:脳発生異常
     第5節 知的障害の発生要因:その他
        1.胎生期の環境要因/2.周産期の異常/3.出生後の異常

    第4章 知的障害児の感覚機能
     第1節 感覚機能の生理学的基礎
        1.視覚情報の認知/2.聴覚情報の認知
     第2節 知的障害児における視覚機能の問題
        1.知的障害児と屈折異常/2.知的障害児の眼球運動および視覚探索/3.知的障害児と視覚認知
     第3節 知的障害児における聴覚機能の問題
        1.知的障害と難聴/2.ダウン症児と中耳炎/3.知的障害児における聴力の評価/
        4.難聴を有する知的障害児の支援/5.知的障害児と聴覚的理解

    第5章 知的障害児の注意・記憶
     第1節 注意と記憶のしくみ
        1.注意/2.記憶
     第2節 知的障害児の注意
        1.知的障害の注意機能における特徴/2.知的障害児の注意機能特性からみた教育的支援のためのヒント
     第3節 知的障害児の記憶
        1.知的障害の記憶における特徴/2.知的障害児の記憶特性からみた教育的支援のためのヒント

    第6章 知的障害児の学習
     第1節 学習に関するおもな理論:古典的条件づけとオペラント条件づけ
        1.古典的条件づけ/2.オペラント条件づけ/
        3.行動分析学:オペラント条件づけを用いた行動の理解
     第2節 知的障害児の読み書き
        1.定型発達における読み書きの発達過程/2.知的障害児の読みスキル/
        3.知的障害児の書きスキル/4.知的障害児における読み書きの指導
     第3節 知的障害児の数認識
        1.定型発達における数概念の発達/2.数や計算に必要な能力とその障害/
        3.知的障害児の数概念/4.知的障害児における数の指導
     第4節 知的障害児の問題行動への対応
        1.問題行動とは/
        2.問題行動の行動分析学的アプローチ:応用行動分析によるABC分析と機能的アセスメント

    第7章 知的障害児の運動機能
     第1節 運動に関わる基礎的事項
        1.筋/2.随意運動とその他の運動/3.運動能力
     第2節 運動発達
        1.運動発達とは/2.乳児期の運動発達/3.幼児期の運動発達/
        4.児童期以降の運動発達/5.運動学習
     第3節 知的障害児の運動機能
        1.運動技能/2.運動体力
     第4節 知的障害と肢体不自由
        1.肢体不自由/2.脳性まひ/3.筋ジストロフィー

    第8章 知的障害児の言語・コミュニケーション
     第1節 知的障害児の言語獲得
        1.言語獲得の発達/2.知的障害児の語彙獲得/3.知的障害児の文法の獲得
     第2節 知的障害児の発音・発声
        1.構音のメカニズム/2.定型発達児における構音の発達/3.知的障害児の構音
     第3節知的障害児のコミュニケーション行動
        1.コミュニケーション行動の発達/2.知的障害児のコミュニケーション行動

    第9章 知的障害児と健康問題
     第1節 知的障害児の肥満
        1.知的障害児の肥満要因/2.肥満はなぜいけないのか?/3.肥満の判定方法/
        4.肥満指導へのアプローチ:学校と家庭との連携
     第2節 知的障害児の睡眠
        1.子どもの睡眠とその影響/2.知的障害における睡眠の問題/
        3.睡眠問題へのアプローチ:学校と家庭との連携
     第3節 知的障害児の食事・口腔機能
        1.食べる機能の発達とその問題/2.偏食に関する問題/3.口腔衛生に関わる問題
     第4節 てんかん
        1.てんかんとは/2.てんかんの発作/3.知的障害におけるてんかんの合併/
        4.てんかん発作への対応

    第10章 知的障害とその周辺領域
     第1節 学習障害(LD)
        1.LDの定義/2.LDに関わる認知機能/3.LDへの支援
     第2節 注意欠如多動症(ADHD)
        1.ADHDとは/2.ADHDの診断/3.ADHDに関係する背景要因/
        4.ADHDの心理教育的アセスメント/5.ADHD児に対する教育と治療
     第3節 自閉スペクトラム症(ASD)
        1.ASDの概念の推移/2.ASDの行動と背景/3.ASDの原因/4.ASDへの支援
     第4節 発達性協調運動症(DCD)
        1.DCDとは/2.DCDと知的障害/3.DCDの心理/4.DCDへの支援
     第5節 聴覚情報処理障害(APD)
        1.APDの定義/2.APDの評価/3.幼児・児童における雑音下での聞き取り困難/
        4.雑音下での聞き取り困難を中心としたAPD児への支援

    終章 家庭や医療との連携をめざして

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