I 概念
1 運動と運動療法
A 運動とは
B 運動のもたらすもの
C 運動の法則
D 運動療法とは
E 運動療法の種類
F 運動療法の対象
2 理学療法のなかの運動療法
A 従来の運動療法
B 理学療法のなかの運動療法
C 運動療法の意義
D 運動療法をどのように用いるか
E 評価で運動療法の結果が変わる
F 運動療法を創造的に展開する
G 運動学をベースに考える
II 運動療法の基礎理論
1 関節運動
A 関節の分類
B 滑膜性関節の基本構造
C 関節の機能
D 関節の運動様式
E 関節運動の制限
2 筋と筋収縮
A 骨格筋の構造
B 筋収縮のエネルギー
C 張力からみた収縮特性
3 随意運動と運動制御の生理
A 大脳皮質の構造と機能
B 大脳運動関連領野
C 小脳
D 大脳基底核
E α運動ニューロンの活動調整
F 脊髄による運動制御
G 脳からα運動ニューロンへの経路
H 興奮-収縮連関
I 運動単位
J 筋収縮力の調整
4 運動制御と運動学習
A 理学療法士に必要な運動制御の理解
B 身体運動制御はなぜ難しいか
C 随意運動発現のメカニズム
D 姿勢制御のメカニズム
E 運動学習とは
F 運動学習のメカニズム
G 運動学習を促進するための“構成”
H 運動制御・運動学習の臨床応用
5 運動と神経
A ヒトの運動機能の獲得(進化と発達)
B 運動を制御する神経機構(基本的枠組み)
C 運動にかかわる神経の部位(役割)
D 運動にかかわる反射作用
E 運動に重要な下行性の神経機構
F 運動に重要な姿勢制御と上行性の神経機構
G 運動の調節にかかわる神経系
H 立位バランス能力にかかわる運動・姿勢制御
I 加齢に伴う立位バランス能力と転倒との関係
J 歩行運動と神経系の役割
6 運動と呼吸
A 呼吸の役割
B 呼吸のメカニズム
C 運動負荷に伴う正常な呼吸応答とその調節
D 呼吸機能に影響する要因
E 呼吸機能からみた運動療法の効果
7 運動と循環
A 循環器系の役割
B 運動時の循環器系の適応
C 有酸素運動と循環機能
D 運動の種類と血圧反応
8 運動と代謝
A 運動と代謝のメカニズム
B 運動と代謝調節
C 代謝からみた運動
D 運動と代謝の評価
9 運動の種類
A 基本的な運動の分類
B 筋収縮様式による分類
C 運動形態による分類
III 基本的運動療法
1 関節可動域運動
A 関節可動域運動とは
B 関節可動域運動を実施する事前準備
C 関節可動域運動の目的と方法
2 筋力増強運動
A 臨床で扱う筋力とは
B 筋力に関係する要因
C 筋力増強運動の基本的理論
D 収縮様式別による筋力増強運動
E 臨床での実際
3 持久力増強運動
A 持久力の概念
B 持久力の評価
C 持久力増強運動プログラムの立案で考慮すべき事項
D 高齢者および疾患別の持久力増強運動プログラム
E 持久力増強運動の方法と効果
4 協調性運動
A 協調性運動とは
B 小脳
C 協調運動と小脳の関係
D 運動失調
E 協調性運動障害に対する運動療法
F 協調性運動障害に対する運動療法の留意点
5 バランス運動
A バランスの概念的な整理と定義
B バランスを保つための3つの戦略
C 実際のバランス評価とバランス運動
D 機能低下に応じた介入
IV 運動療法の対象の広がり
1 小児
A 運動発達
B 運動と発達のかかわり
C 小児に対する運動療法の考え方
2 女性
A ウィメンズヘルス分野の理学療法と女性のライフステージ
B 妊娠・出産に伴う身体変化
C マイナートラブル
D 運動療法の実際
E おわりに
3 スポーツ選手(1) 野球
A 野球選手における運動療法の基礎
B 野球選手における運動療法の実際
4 スポーツ選手(2) サッカー
A 外傷・障害予防
B アスレティックリハビリテーション
C コンディショニング
D プロサッカー現場における理学療法士の役割
5 スポーツ選手(3) テニス
A テニス選手の生きる世界
B テニス競技の特徴
C テニス競技における理学療法士のかかわり方とその役割
D テニス選手に対する運動療法
E テニス競技のメディカルルール