系統看護学講座 別巻 臨床薬理学 第2版

出版社: 医学書院
著者:
発行日: 2024-01-10
分野: 看護学  >  看護教育/研究
ISBN: 9784260052986
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2,970 円(税込)

商品紹介

薬理学や基礎看護技術、成人看護学などで学んだ知識を振り返りながら、臨床につながる実践的な薬物治療の看護の基礎を学ぶテキストです。豊富な製剤写真で、より一層、看護実践をイメージできます。
第2版では、医療安全についての意識を高めるため、実際に起こった医療裁判やヒヤリハット・医療事故事例を積極的に取り上げました。(例:薬剤誤投与における看護師の刑事責任/ PTP シートの誤飲/在宅療養における輸液の混合忘れ/インスリンの単位間違え/徐放製剤の粉砕による重篤な副作用の発現/バッグ型キット製剤の隔壁未開通事例/カリウム(K)製剤の誤投与 など)
高齢者や在宅療養の事例・処方例を積極的に取り上げ、また、「がん薬物療法における有害事象のマネジメント」の項目を設けました。

目次

  • 序章 臨床薬理学と看護師
      1 看護師と薬理学・薬剤学・臨床薬理学
      2 薬物療法における看護師の役割
      3 薬物療法における看護師の役割の拡大
      4 看護における臨床薬理学

    第1章 薬物治療の基礎)
     A 医薬品の取り扱い
      1 医薬品の基礎知識
        1 医薬品の定義と種類
        2 医薬品の剤形(剤型)
        3 医薬品の規格(含量・単位)
        4 医薬品に関する法律と管理
        5 医薬品の用法(服用のタイミング)
      2 医薬品の体内動態と薬物相互作用
        1 薬物動態の基礎
        2 投与経路の違いによる血中濃度の変化と初回通過効果
        3 代謝と排泄
        4 薬物の相互作用とハイリスク患者
      3 医薬品の処方と調剤
        1 処方箋の記載内容
        2 診療の流れと調剤
      4 医薬品の適正使用
        1 医薬品の適正使用の定義
        2 必ず確認すべき情報
     B 薬物治療の実際
      1 患者と薬物治療
        1 薬物治療の流れ
        2 薬物治療の開始前に看護師がとくに確認すべき項目
        3 薬剤投与の際に看護師が注意すべき項目
      2 薬物治療の評価
        1 服薬状況の確認
        2 薬物治療の効果の判定
        3 副作用の早期発見と適切な対応
      3 安全管理
        1 薬剤の誤投与を防ぐための確認事項
        2 病院内でおこりやすい医薬品によるインシデントとその対策
        3 外来・在宅における医薬品の安全管理
        4 医療安全対策

    第2章 対症療法薬の臨床薬理学
     A 解熱鎮痛薬,副腎皮質ステロイド薬
      1 鎮痛薬と抗炎症薬
      2 解熱鎮痛薬
        1 疼痛の病態生理
        2 解熱鎮痛薬の種類
        3 薬物療法の基本
        4 薬物療法における看護師の役割
      3 副腎皮質ステロイド薬
        1 副腎皮質ステロイドホルモンの機能
        2 副腎皮質ステロイド薬の臨床薬理学
        3 副腎皮質ステロイド薬の使用上の注意
     B 制吐薬
        1 悪心・嘔吐の病態と分類
        2 薬物療法の基本
        3 薬物療法における看護師の役割
     C 便秘治療薬
        1 便秘の病態と分類
        2 薬物療法の基本
        3 薬物療法における看護師の役割
     D 下痢治療薬
        1 下痢の病態と分類
        2 薬物療法の基本
        3 薬物療法における看護師の役割
     E 鎮咳・去痰薬
        1 咳・喀痰の病態と分類
        2 薬物療法の基本
        3 薬物療法における看護師の役割
     F 鎮静薬
        1 鎮静薬を必要とする病態
        2 薬物療法の基本
        3 薬物療法における看護師の役割
     G 睡眠薬
        1 睡眠障害の病態と症状
        2 薬物療法の基本
        3 薬物療法における看護師の役割

    第3章 主要疾患の臨床薬理学 
     A 循環器系・血液疾患の薬物療法
      1 高血圧症
        1 病態と症状
        2 薬物療法の基本
        3 薬物療法における看護師の役割
      2 急性冠症候群
        1 病態と症状
        2 薬物療法の基本
        3 薬物療法における看護師の役割
      3 心不全
        1 病態と症状
        2 薬物療法の基本
        3 薬物療法における看護師の役割
      4 不整脈
        1 病態と症状
        2 薬物療法の基本
        3 薬物療法における看護師の役割
      5 抗血小板療法・抗凝固療法
        1 病態と症状
        2 薬物療法の基本
        3 薬物療法における看護師の役割
     B 呼吸器疾患の薬物療法
      1 気管支喘息
        1 病態と症状
        2 薬物療法の基本
        3 薬物療法における看護師の役割
      2 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
        1 病態と症状
        2 薬物療法の基本
        3 薬物療法における看護師の役割
     C 消化器疾患の薬物療法
      1 胃・十二指腸潰瘍
        1 病態と症状
        2 薬物療法の基本
        3 薬物療法における看護師の役割
      2 胃食道逆流症
        1 病態と症状
        2 薬物療法の基本
        3 薬物療法における看護師の役割
      3 慢性肝炎
        1 病態と症状
        2 薬物療法の基本
        3 薬物療法における看護師の役割
     D 腎疾患の薬物療法
      1 慢性腎臓病(CKD)
        1 病態と症状
        2 薬物療法の基本
        3 薬物療法における看護師の役割
      2 透析患者における薬剤管理
        1 腎機能と薬物
        2 薬物療法の基本
        3 代表的な処方例
        4 薬物療法における看護師の役割
     E 代謝疾患・膠原病の薬物療法
      1 糖尿病
       a 糖尿病の一般的な薬物治療
        1 病態と症状
        2 薬物療法の基本
        3 治療薬の種類と作用機序
        4 薬物療法における看護師の役割
       b インスリンの投与量の調整
        1 病態に応じた対応とインスリン投与量の調整
        2 病態に応じたインスリンの投与量の調整
      2 脂質異常症
        1 病態と症状
        2 薬物療法の基本
        3 薬物療法における看護師の役割
      3 骨粗鬆症
        1 病態と症状
        2 薬物療法の基本
        3 薬物療法における看護師の役割
      4 関節リウマチ
        1 病態と症状
        2 薬物療法の基本
        3 薬物療法における看護師の役割
     F 精神疾患の薬物療法
      1 精神および神経症状にかかわる薬物
        1 向精神薬の分類
        2 向精神薬の副作用
        3 アドヒアランスの重要性
      2 うつ病・うつ状態
        1 病態と症状
        2 薬物療法の基本
        3 薬物療法における看護師の役割
      3 抗精神病薬の臨時投与
        1 抗精神病薬の臨時投与が必要となる病態
        2 臨時投与に用いられる抗精神病薬の種類と作用機序
        3 病態に応じた抗精神病薬の臨時投与とその判断基準
        4 抗精神病薬による重大な副作用とその対応
      4 抗不安薬の臨時投与
        1 抗不安薬の臨時投与が必要となる病態
        2 臨時投与に用いられる抗不安薬の種類
        3 病態に応じた抗不安薬の臨時投与とその判断基準
        4 抗不安薬による重大な副作用とその対応
     G 神経疾患の薬物療法
      1 てんかん
        1 病態・症状と分類
        2 薬物療法の基本
        3 薬物療法における看護師の役割
      2 パーキンソン病・パーキンソン症候群
        1 病態と症状
        2 薬物療法の基本
        3 薬物療法における看護師の役割
      3 アルツハイマー型認知症
        1 病態と症状
        2 薬物療法の基本
        3 薬物療法における看護師の役割

    第4章 全身状態の管理にかかわる臨床薬理学
     A 持続点滴中の薬剤の投与と調整
      1 循環動態にかかわる持続点滴が必要な病態
      2 持続点滴中のカテコールアミンの投与量の調整
        1 カテコールアミンの投与を要する主要疾患と病態
        2 カテコールアミンの種類・投与量とその調整の方法
        3 病態に応じたカテコールアミンの投与量の調整
        4 カテコールアミンの投与に伴う重大な副作用とその対応
      3 持続点滴中の降圧薬の投与量の調整
        1 降圧薬の持続点滴を要する主要疾患と病態
        2 降圧薬の種類・投与量とその調整の方法
        3 病態に応じた降圧薬の投与量の調整
        4 降圧薬の投与に伴う重大な副作用とその対応
      4 持続点滴中の利尿薬の投与量の調整
        1 利尿薬の持続点滴を要する主要疾患と病態
        2 利尿薬の種類・投与量とその調整の方法
        3 病態に応じた利尿薬の投与量の調整
        4 利尿薬の投与に伴う重大な副作用とその対応
      5 持続点滴中の糖質・電解質輸液の投与量の調整
        1 体液の浸透圧と輸液
        2 輸液製剤の種類・投与量とその調整方法
        3 病態に応じた糖質・電解質輸液の投与量の調整
        4 糖質・電解質輸液の投与に伴う重大な副作用とその対応
      6 脱水症状に対する輸液による補正
        1 脱水の病態生理と対応
        2 脱水に使用される輸液製剤の種類・投与量とその調整の方法
        3 病態に応じた輸液の投与量の調整
        4 脱水時の輸液に伴う重大な副作用とその対応
      7 持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整
        1 持続点滴による高カロリー輸液の投与を要するおもな疾患
        2 高カロリー輸液製剤の種類
        3 病態に応じた高カロリー輸液の投与
        4 高カロリー輸液の投与に伴う重大な副作用とその対応
     B 術後ならびに呼吸管理にかかわる薬物の投与と調整
      1 硬膜外カテーテルによる鎮痛薬の投与と投与量の調整
        1 硬膜外麻酔の目的
        2 硬膜外麻酔薬の種類・投与量とその調整の方法
        3 病態に応じた硬膜外麻酔薬の投与と投与量の調整
        4 硬膜外鎮痛に伴う重大な副作用とその対応
      2 人工呼吸管理中の患者に対する鎮静薬の投与量の調整
        1 人工呼吸管理中の鎮静
        2 人工呼吸管理中に使用する鎮静薬の種類・投与量とその調整の方法
        3 病態に応じた鎮静薬の投与と投与量の調整
     C 感染徴候がある者に対する薬物の臨時投与
        1 細菌感染症
        2 臨時投与に用いられる抗菌薬の種類
        3 病態に応じた抗菌薬の臨時投与とその判断基準
        4 抗菌薬による重大な副作用とその対応
     D がん薬物療法における有害事象のマネジメント
      1 がん薬物療法と有害事象
      2 がん薬物療法に伴う悪心・嘔吐(CINV)
      3 発熱性好中球減少症(FN)
      4 皮膚障害
      5 抗がん薬の血管外漏出
      6 免疫関連有害事象(irAE)

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