系統看護学講座　専門分野　成人看護学[7]　脳・神経　第16版

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商品紹介

本書全体として最新の知見を反映することはもちろん、解剖や病態、治療、看護についての図も新規に作成し、より理解が深まるよう工夫をこらしました。また、脳血管の立体的な構造を把握しやすくするために動画も追加しました。
よりわかりやすい解説を目ざし、とくに第5章では、脳・神経疾患における病態や手術の方法についてイラストや写真による理解ができるよう書き改めました。
第6章A節では、脳梗塞患者について期別で学べる事例を設けています。詳しい看護の内容については、第6章B節以降を参照することで学習できるようになっています。
巻末資料として、CTとMRIによる脳の撮影画像を掲載しています。臨床現場でよく見る代表的なスライスについて、撮影位置と脳の各部位の名称をあわせて学習することができます。

目次

  • 序章　この本で学ぶこと
    　脳・神経疾患をもつ患者の姿
    　本書の構成マップ

    第1章　脳・神経の看護を学ぶにあたって
    　A　医療の動向と看護
    　　1　医療・保健の動向
    　　2　脳・神経疾患患者の概況と看護
    　B　患者の特徴と看護の役割
    　　1　身体的な問題とその援助
    　　2　心理・社会的問題とその援助

    第2章　脳・神経系の構造と機能
    　A　神経系の分類と機能
    　　1　神経系のなりたち
    　　2　神経伝達とそのしくみ
    　B　中枢神経系
    　　1　脳
    　　2　脊髄
    　C　末梢神経系
    　　1　脳神経
    　　2　脊髄神経
    　　3　自律神経系
    　D　脳・脊髄の保護構造と循環系
    　　1　頭蓋骨・髄膜などの外部構造
    　　2　血管系
    　　3　脳室系と脳脊髄液（髄液）循環
    　E　運動機能と感覚機能
    　　1　運動機能と神経伝達
    　　2　感覚の種類と神経伝達

    第3章　症状とその病態生理
    　A　脳・神経障害
    　　1　神経系の役割
    　　2　症状のおこるメカニズム
    　　3　疾患による特徴的な障害
    　B　おもな症状とその病態生理
    　　1　意識障害
    　　2　高次脳機能障害
    　　3　運動機能障害
    　　4　感覚機能障害
    　　5　自律性のある機能の障害
    　　6　頭蓋内圧亢進と脳ヘルニア
    　　7　髄膜刺激症状
    　　8　頭痛
    　　9　めまい

    第4章　検査・診断と治療・処置
    　A　診断と診察の流れ
    　B　検査
    　　1　神経学的診察
    　　2　画像診断
    　　3　電気生理学的検査
    　　4　脳脊髄液検査・生検
    　C　治療・処置
    　　1　内科的治療
    　　2　外科的治療法
    　　3　放射線治療

    第5章　疾患の理解
    　A　本章で学ぶ脳・神経疾患
    　　1　脳神経外科で扱う中枢神経系の疾患
    　　2　おもに脳神経内科で扱う疾患
    　B　脳疾患
    　　1　脳血管障害
    　　2　脳腫瘍
    　　　a　良性脳腫瘍
    　　　b　悪性脳腫瘍
    　　3　頭部外傷
    　　4　脳脊髄液（髄液）の異常
    　C　頭痛
    　　1　一次性頭痛
    　　2　二次性頭痛
    　　3　頭痛の検査
    　　4　頭痛の治療
    　D　脊髄疾患
    　　1　脊髄血管障害
    　　2　脊髄炎
    　　3　亜急性連合性脊髄変性症
    　　4　頸椎症，腰椎症
    　　5　脊髄腫瘍
    　　6　脊髄空洞症
    　E　末梢神経障害
    　　1　糖尿病性ニューロパチー
    　　2　アルコール性ニューロパチー
    　　3　ギラン-バレー症候群
    　　4　慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー（CIDP）
    　　5　単ニューロパチー
    　　6　神経痛
    　　7　顔面神経麻痺
    　　8　顔面痙攣
    　F　筋疾患・神経筋接合部疾患
    　　1　筋ジストロフィー（MD）
    　　2　多発性筋炎（PM）・皮膚筋炎（DM）
    　　3　ステロイドミオパチー
    　　4　肢帯型筋ジストロフィー
    　　5　顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー
    　　6　そのほかのミオパチー
    　　7　重症筋無力症（MG）
    　G　脱髄・変性疾患
    　　1　脱髄疾患
    　　2　脳・神経の変性疾患
    　H　認知症
    　　1　アルツハイマー病（アルツハイマー型認知症）
    　　2　レビー小体型認知症（DLB）
    　　3　血管性認知症
    　　4　前頭側頭型認知症
    　I　てんかん
    　　1　おもなてんかんの発作型
    　　2　てんかんの検査と治療
    　J　脳・神経系の感染症
    　　1　脳炎
    　　2　髄膜炎
    　　3　脳膿瘍
    　　4　その他の神経感染症
    　K　中毒
    　　1　アルコール中毒
    　　2　一酸化炭素中毒
    　　3　薬物中毒
    　L　内科疾患に伴う神経症状
    　　1　神経ベーチェット病
    　　2　サルコイドーシス
    　　3　甲状腺機能低下症

    第6章　患者の看護
    　A　疾患をもつ患者の経過と看護
    　B　症状・障害をもつ患者の看護
    　　1　意識障害のある患者の看護
    　　2　言語障害のある患者の看護
    　　3　認知症患者の看護
    　　4　運動麻痺のある患者の看護
    　　5　運動失調・不随意運動のある患者の看護
    　　6　痙攣をおこす患者の看護
    　　7　筋力低下のある患者の看護
    　　8　感覚障害のある患者の看護
    　　9　嚥下障害のある患者の看護
    　　10　排尿障害のある患者の看護
    　　11　呼吸障害のある患者の看護
    　　12　頭蓋内圧亢進のある患者の看護
    　C　治療・処置・検査を受ける患者の看護
    　　1　開頭手術を受ける患者の看護
    　　　a　手術前の看護
    　　　b　手術後の看護
    　　2　髄液検査を受ける患者の看護
    　　3　脳血管内治療を受ける患者の看護
    　　　a　手術前の看護
    　　　b　手術後の看護
    　　4　薬物療法を受ける患者の看護
    　　5　リハビリテーションを受ける患者の看護
    　　　a　急性期の看護
    　　　b　回復期・慢性期の看護
    　　6　化学療法・放射線療法を受ける患者の看護
    　　　a　化学療法を受ける患者の看護
    　　　b　放射線療法を受ける患者の看護
    　　　c　ガンマナイフ治療を受ける患者の看護
    　D　疾患をもつ患者の看護
    　　1　クモ膜下出血患者の看護
    　　　a　入院から治療までの看護
    　　　b　脳血管攣縮期の看護
    　　　c　回復期以降の看護
    　　2　脳梗塞患者の看護
    　　　a　急性期の看護
    　　　b　回復期の看護
    　　3　脳腫瘍患者の看護
    　　　a　診断から入院・手術までの看護
    　　　b　手術後の看護
    　　　c　術後回復期の看護
    　　4　下垂体腺腫の摘出術を受ける患者の看護
    　　　a　入院から手術までの看護
    　　　b　手術後の看護
    　　5　頭部外傷患者の看護
    　　　a　急性期の看護（搬入時から初期治療終了まで）
    　　　b　回復期の看護
    　　6　筋ジストロフィー患者の看護
    　　7　重症筋無力症患者の看護
    　　8　多発性硬化症患者の看護
    　　9　パーキンソン病患者の看護
    　　　a　ホーン-ヤールの重症度分類がIII・IV期の場合
    　　　b　ホーン-ヤールの重症度分類がV期の場合
    　　10　筋萎縮性側索硬化症患者の看護
    　　11　髄膜炎患者の看護

    第7章　事例による看護過程の展開
    　A　パーキンソン病患者の看護
    　　1　患者についての情報
    　　2　看護過程の展開
    　　3　事例のふり返り
    　B　頸動脈ステント留置術（CAS）を受ける患者の入院から手術までの看護
    　　1　患者についての情報
    　　2　看護過程の展開
    　　3　事例のふり返り
    　C　頸動脈ステント留置術（CAS）を受ける患者の手術直後から退院までの看護
    　　1　患者についての情報
    　　2　看護過程の展開
    　　3　事例のふり返り

    巻末資料
    　CTおよびMRIによる脳の撮影画像
    　CTおよびMRIによる正常脳の撮影画像
    動画一覧

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