発熱性好中球減少症(FN)診療ガイドライン 改訂第3版

出版社: 南江堂
著者:
発行日: 2024-02-25
分野: 臨床医学:一般  >  癌/腫瘍一般
ISBN: 9784524233762
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商品紹介

日本臨床腫瘍学会編集によるガイドラインの改訂版.日本医療機能評価機構「Minds診療ガイドライン作成の手引き2020」に準拠し全面改訂を行った.造血器腫瘍・固形腫瘍の薬物療法の副作用として起こる発熱性好中球減少症(FN)は,対応が遅れると致死的な状況に陥ることもあり,がん診療に携わる医師・スタッフは適切な対応を知っておく必要がある.評価,治療,予防の3章に分け,各章「解説(総論)+CQ」という構成で解説.また,FNに限らず,がん薬物療法時の感染症予防,ワクチン接種などの疑問にも答えている.

目次

  • 1.FNが起こった場合の評価
     解説1.FNの定義
     解説2.FN発症のリスク因子
     解説3.FNの原因微生物
     解説4.FN患者の推奨される検査
     CQ1 外来治療の対象となるFN患者を識別するためのリスク評価法としてMultinational
        Association for Supportibe Care in Cancerリスク指標(MASCCスコア)や
        Clinical Index of Stable Febrile Neutropenia(CISNEスコア)は有用か?
     CQ2 血液培養を行う場合,異なる部位から2セット以上を採血することは推奨されるか?
     CQ3 中心静脈カテーテル(CVC)を挿入した患者がFNを起こした場合,CVCと末梢静脈
        穿刺(PV)からの血液培養は推奨されるか?

    2.FNの治療
      解説1.FNの経験的治療
      解説2.多剤耐性菌の感染対策
      CQ4 重症化するリスクが高いFN患者に対して,β-ラクタム薬の単剤治療は推奨されるか?
      CQ5 重症化するリスクが低いFN患者に対して,外来治療は可能か?
      CQ6 初期治療で解熱したが好中球減少が持続する場合,抗菌薬のdiscontinuationは可能か?
      CQ7 初期治療開始後3~4日経過してもFNが持続する場合,全身状態が良好であれば,
         同一抗菌薬の継続が可能か?
      CQ8 初期治療開始後3~4日経過してもFNが持続ど。全身状態が不安定な場合には
         どのような抗菌薬治療が推奨されるか?
      CQ9 初期治療開始後3~4日経過してもFNが持続する場合,抗真菌薬のempiric therapyと
         pre-emptive therapyのどちらを選択するか?
      CQ10 FNを発症した患者に対して,G-CSF投与は推奨されるか?
      CQ11 どのような場合にサイトメガロウイルス再活性化のスクリーニングを行うことが推奨されるか?
      CQ12 CVCを挿入した患者がFNを起こした場合,カテーテルの抜去は推奨されるか?

    3.FNおよびがん薬物療法時に起こる感染症の予防
      解説1.がん薬物療法時の環境予防策
      CQ13 がん薬物療法を行う場合,どのような患者に抗菌薬の予防投与が推奨されるか?
      CQ14 がん薬物療法を行う場合,どのような患者にG-CSF 一次予防は推奨されるか?
      CQ15 がん薬物療法を行う場合,どのような患者に抗真菌薬の予防投与は推奨されるか?
      CQ16 がん薬物療法を行う場合,どのような患者に抗ヘルペスウイルス薬の予防投与は推奨されるか?
      CQ17 がん薬物療法を行う場合,どのような患者にニューモシスチス肺炎(PJP)に対する
          予防投与は推奨されるか?
      CQ18 がん薬物療法を行う場合,B型肝炎のスクリーニングは行うべきか?
      CQ19 がん薬物療法を行う場合,結核のスクリーニングは行うべきか?
      CQ20 がん薬物療法を受けている患者に帯状疱疹ワクチン接種が推奨されるか?
      CQ21 がん薬物療法を受けている患者にインフルエンザワクチン接種は推奨されるか?
      CQ22 がん薬物療法を受けている患者に肺炎球菌ワクチン接種は推奨されるか?

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