難産への有効なアプローチ 鉗子分娩のすすめ

出版社: メディカ出版
著者:
発行日: 2024-04-05
分野: 臨床医学:外科  >  産婦人科学
ISBN: 9784840484824
書籍・雑誌
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商品紹介

鉗子を牽いて30余年の著者が極意を伝授
本書は鉗子分娩の歴史的な推移や吸引分娩との使い分けのほか、回旋異常のメカニズムや、それに対する鉗子分娩の具体的な手技を、ファントーム模型を使ってわかりやすく解説。産科医が回旋異常を理解し、実際の分娩の場で、胎児の状況や今後の経過・リスクを把握したうえで回旋異常に対処するのに役立つ。

目次

  • 【第1章 鉗子分娩の歴史-分娩鉗子の発明とその臨床的意義-】
    ■1 チェンバレン家による発明
    ■2 わが国への紹介-シーボルトからその娘イネへ-

    【第2章 鉗子分娩の分類】
    ■1 分娩鉗子の種類
    1)一般型鉗子
    2)特殊型鉗子
    3)鉗子分娩の本質とは
    ■2 児頭下降度による鉗子分娩の分類
    1) 鉗子分娩におけるステーションの意義
    2) 分娩鉗子の分類
    3) ネーゲレ鉗子とキーラン鉗子の特徴とその適用

    【第3章 鉗子分娩の特徴-吸引分娩、クリステレル胎児圧出法との比較-】
    ■1 吸引分娩と鉗子分娩の長所・短所とその使い分け
    1) 吸引分娩の限界
    2) 吸引分娩と鉗子分娩の機能の違い
    3) 吸引分娩と鉗子分娩の合併症
    ■2 クリステレル胎児圧出法の問題点

    【第4章 鉗子分娩が可能な条件と牽引理論】
    ■1 前方後頭位における鉗子の装着-骨盤装着とは? 児頭装着とは?-
    1)骨盤装着
    2)児頭装着
    3)児頭骨盤装着
    ■2 児頭下降度の表記
    ■3 分娩鉗子の牽引における適正な児頭下降度
    ■4 鉗子分娩の牽引理論-分娩鉗子の力学的メカニズム-
    1) 反屈位の矯正
    2) 不正軸進入の矯正
    3) 第2回旋異常の矯正(矢状縫合の傾斜角が45°以下のとき)
    4) てこの原理による牽引抵抗の減弱化
    5) 分娩の3要素と産道抵抗と摩擦力

    【第5章 鉗子分娩の準備】
    ■1 鉗子分娩を回避できるDial Phone Techniqueとは
    ■2 牽引実施の可否の評価-試験牽引、クリステレルテストとは-
    ■3 鉗子分娩と会陰切開

    【第6章 一般的な鉗子分娩の実際】
    ■1 鉗子の挿入
    ■2 鉗子の接合
    ■3 鉗子の牽引
    ■4 鉗子の解除・抜去

    【第7章 特殊な鉗子分娩】
    ■1 傾斜した前方後頭位に対する鉗子分娩-矢状縫合の傾斜角が45°を超えるとき-
    ■2 低在横定位に対する鉗子分娩
    ■3 後方後頭位に対する鉗子分娩
    1) 後方後頭位のままの娩出
    2) 後方後頭位に対するスカンゾーニ手技

    【第8章 鉗子分娩の関連行為】
    ■1 鉗子分娩後に必用な関連手技
    1) 胎盤娩出手技−ブラント・アンドリュース法
    2) 止血手技(1):子宮双手圧迫法
    3) 止血手技(2):子宮内ガーゼ充填手技
    ■2 重度会陰裂傷の修復-第3度・第4度会陰裂傷の縫合-
    ■3 鉗子分娩と無痛分娩
    ■4 鉗子分娩における助産師との協働

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