境界知能

出版社: 合同出版
著者:
発行日: 2024-04-01
分野: 医療技術  >  介護/福祉
ISBN: 9784772615587
書籍・雑誌
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商品紹介

境界知能に該当する人は日本人口の約14%と推測されています。これだけ多くの人が該当する可能性がありながら、境界知能は医療でも教育でも見過ごされてきました。事例をもとに境界知能について詳しく解説します。

目次

  • 第1章 境界知能とは
     1境界知能の概念
     2知能指数(IQ)とはなにか
     3 知的能力障害という精神科診断名
     4 青年期以降は軽度知的障害の人と同じ困難さがある
     5 ボーダーという用語

     第2章 境界知能:乳幼児期
     1 発達指数による知的能力の評価
     2 乳幼児期の境界知能
     3 発達をさまざまな角度から評価する
     4 5歳未満は暫定診断
     5 境界知能の要因
     ■症例1 7歳小学1年生Aさん
     ■症例2 5歳の男の子Bさん

     第3章 小学・中学生の時期
     1 学校で支援が必要な対象として調査が行われていない
     2 その場をやりすごすことで精一杯
     3 学校での対応に限界がある
     4 二次合併症が多い
     ■症例3 不登校になって支援されたCさん
     ■症例4 学校に頼らずに、放課後に学習支援をしたDさん

     第4章 青年期、高校以降
     ■症例5 進学先に悩むEさん
     1 中学を卒業時に進学先が決まらない
     2 高校での勉強についていけない、次の進路の相談ができない
     3 高校卒業後、就労の猶予期間として進学
     4 障害者雇用と一般雇用の狭間で就労には不利になる
     5 二次障害が雇用をさらに難しくする
     6 雇用が決まらないと家族の不安が増強する

     第5章 境界知能の子どもに必要な支援
     1 早期支援を受けたケースと受けられなかったケースの比較
     ■症例6 早期から全面的にフォローする家族がいるFさん19歳
     ■症例7 学校に通うだけになってしまったGさん22歳男性
     2 境界知能の人が身近にいることを知る
     3 社会の理解の現況とこれからの課題
     4 臨床家や支援者からなぜ見落とされてきたのか
     5 支援を必要とする境界知能の人
     6 発達障害と併存する場合の対応
     7 知的障害の人に漏れのない支援を
     8 診断、評価、支援ができる人材を育成すること
     9 教育のユニバーサル化
     10 教育方法の改善と教員の意識改革
     11 社会の方が歩みよる
     第6章 精神医学の知的障害診断との関連
     1 偏見を生まない用語に
     2 アメリカ知的・発達障害協会の知的障害の概念
     3 2つの精神医学の診断概念
     4 知的障害で支援を受けていない人もいる

     第7章 発達障害との併存
     1 発達障害の定義
     2 発達障害のタイプ
     3 知的障害と発達障害
     4 顕在化しにくい発達障害
     5 発達障害の疫学(割合)
     6 発達障害の人の多様性
     7 発達障害の人のIQ
     8 境界知能と発達障害の併存(重なり合い)
     9 二次合併症の多さ
     10 発達障害と境界知能の併存
     11 MBDという概念

     保護者からのよくある質問

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