I 大きく変わった2型糖尿病の注射療法
A. その歴史をいま一度振り返る
B. 外来導入の主役は今やGLP-1受容体作動薬
II 注射療法の外来導入を始めるためのキホンを学びましょう!
A. 最初は治療内容をできるだけシンプルに
B. インスリンもGLP-1受容体作動薬も、急がずゆっくり増量
C. 導入後の急激な血糖コントロールの悪化を避ける:急がないが戻らない
D. わからなくなったら無理させない:導入したら何がなんでも注射をしてもらわないといけないのか?
III 以前に比べて注射薬を嫌がる患者はずいぶん減ったかな?
A. 患者をどうやって説得するか?:GLP-1受容体作動薬の場合
B. インスリンってわるいイメージ?
C. インスリン療法は、一度始めると一生やめられないのか?
D. インスリンを体験する
IV 注射薬に納得! さて、それではどんな注射薬で始めるか?
A. ランタス販売とともに一世を風靡したBOT
B. なぜ基礎インスリンによる導入が優れているのか?:その理論は伝説的論文4T研究から
C. 私たちの研究からみる最適なレジメンとは?:日本発、JUN-LANスタディ6から
D. BOTとステップアップの実際(おさらいです)
E. 20年を経て集積してきたBOTの限界点と注意点
V インスリンとGLP-1受容体作動薬、そしてその配合剤を使い分ける!
A. GLP-1受容体作動薬をファーストインジェクションとする対象患者は?
B. 基礎インスリンとGLP-1受容体作動薬の配合剤のcommon senseとnew philosophy
C. 2型糖尿病患者における注射療法導入のながれ
VI これであなたもインスリンマスター
A. 進化するアナログインスリン製剤を有効活用するために最低限行わなければいけないことは?
B. 注射療法に経口血糖降下薬を併用する
C. 特殊な糖尿病への対応
VII せっかくインスリン療法を始めたのにうまくいかないときのチェックポイント
A. 理由1:食事療法や運動療法がまるでできていない
B. 理由2:1日4~5回もインスリンを注射しているのにコントロールが不良
C. 理由3:間違った注射方法を行っている
D. 理由4:決められた単位を注射していない
E. 理由5:いつも同じ場所に注射しているので腹部に硬結ができている
F. やっぱりうまくいかない理由がわからない
VIII 今後上市予定のインスリン製剤
A. 高齢化が著しいわが国の糖尿病治療に必須の製剤、週1回注射の基礎インスリン
付録
A. インスリン関連の医療保険点数一覧(2022年4月版)
B. インスリン製剤、GLP-1受容体作動薬、配合剤一覧
C. インスリン導入の際に役立つ資料