ミトコンドリアトレーニング ~筋肉中心で考えるトレーニングサイエンス

出版社: 市村出版
著者:
発行日: 2024-05-09
分野: 臨床医学:外科  >  スポーツ医学
ISBN: 9784902109672
書籍・雑誌
≪全国送料無料でお届け≫
取寄せ目安:約3営業日

3,960 円(税込)

目次

  • I部 ミトコンドリア適応の基礎

    1章 筋肉で考えるエネルギー代謝とミトコンドリアトレーニング
     1.酸素摂取と最大酸素摂取量
     2.運動強度と血中乳酸濃度
     3.乳酸産生をどう考えるのか 
     4.LTも筋肉で考える
     5.高強度運動も有酸素運動
     6.高強度インターバルトレーニングはミトコンドリアトレーニング
     7.運動のエネルギー代謝を筋肉で考える

    2章 トレーニングによる骨格筋ミトコンドリアの量的制御  
     1.はじめに:なぜ,トレーニングによる適応のメカニズムを
       分子レベル・細胞レベルで理解することが重要なのか?
     2.骨格筋のミトコンドリアの量や機能を高める生理的意義:
       なぜ骨格筋のミトコンドリアの量・機能を高めることが必要なのか?
     3.遺伝情報(DNA)から身体の部品(タンパク質)を作り出す仕組みの基礎
     4.トレーニングによって骨格筋のミトコンドリアの量が増加する分子メカニズム
     5.ミトコンドリアの分解と分子メカニズム

    3章 抗酸化能力とミトコンドリア
     1.運動による活性酸素種の産生
     2.活性酸素と筋収縮
     3.抗酸化酵素と抗酸化物質
     4.酸化ストレスとは
     5.抗酸化応答の分子メカニズム

    4章 乳酸によるミトコンドリア適応
     1.乳酸シグナル説の背景
     2.乳酸による骨格筋ミトコンドリアの量的変化
     3.乳酸による骨格筋ミトコンドリアの機能的変化
     4.乳酸による骨格筋ミトコンドリアの適応メカニズム
     5.乳酸濃度の薬理的操作
     6.サプリメントとしての乳酸の可能性
     7.乳酸がさまざまな組織に与える効果

    5章 乳酸輸送担体から考えるミトコンドリア適応   
     1.乳酸シャトル
     2.ミトコンドリアでの乳酸代謝の重要性
     3.ミトコンドリアにおけるMCTの局在
     4.ミトコンドリアとPGC-1αとMCT

    II部 トレーニングによる適応

    6章 LTを主体にミトコンドリア適応を考える ~長距離走のトレーニング~
     1.量と強度の兼ね合いをどう考えるのか
     2.長距離のエネルギー供給系は,ミトコンドリア酸化系
     3.長距離走のトレーニングは,LTを主体に考える
     4.選手に持久的トレーニングはLTを超える強度が2割程度が一般的

    7章 高強度インターバルトレーニングによる骨格筋ミトコンドリアの適応
     1.高強度インターバルトレーニングとは、その定義
     2.高強度インターバルトレーニングによるミトコンドリアの適応
     3.高強度インターバル運動中の代謝、細胞応答とミトコンドリア適応の分子メカニズム
     4.トレーニングの強度と量および形式の重要性 ―MICT,HIIT,SITの比較―
     5.筋線維タイプの違いによる影響
     6.高強度インターバルトレーニングによる乳酸代謝の適応とミトコンドリア
     7.高強度インターバルトレーニングの注意点

    8章 低酸素環境下での運動トレーニング
     1.低酸素トレーニングの分類
     2.Live-high train-high法(LHTH法)
     3.Live-high train-low法(LHTL法)
     4.Live-low train-high法(LLTH法)
     5. 低酸素暴露による生理学的適応
     6.低酸素暴露によるエネルギー代謝の応答および適応
     7.低酸素トレーニングによる乳酸代謝の適応

    9章 レジスタンストレーニング 
     1.レジスタンストレーニングの規定因子
     2.1RMの利用とレジスタンストレーニングの効果
     3.RTの狙いとエネルギー代謝
     4.RTによる体内の変化
     5.RTのエネルギー代謝
     6.RTによるミトコンドリアへのトレーニング効果

    10章 サラブレッドのトレーニング
     1.サラブレッドの育成期のトレーニング
     2.サラブレッドの低酸素トレーニング
     3.サラブレッドの高強度インターバルトレーニング
     4.サラブレッドのディトレーニング

    11章 生活習慣病におけるトレーニング効果
     1.生活習慣病の発症と予防
     2.糖尿病の種類と特徴
     3.糖尿病における運動の重要性
     4.糖取り込みにおける骨格筋の役割とトレーニングの効果
     5.2型糖尿病と骨格筋ミトコンドリア

    III部 栄養摂取とトレーニングによる適応

    12章 糖質摂取とトレーニング
     1.骨格筋における糖のエネルギー産生(ATP合成)への利用
     2.トレーニングによる糖のミトコンドリアでの利用に関する適応
     3.数日~数週間の糖質摂取量の変化が糖のエネルギー産生への利用に与える影響
     4.絶食等による糖の貯蔵の低下がトレーニングによるミトコンドリア適応にもたらす影響
     5.運動後の糖質のエネルギー産生への利用や骨格筋グリコーゲン回復と栄養

    13章 脂質摂取とトレーニング
     1.高脂質食と骨格筋ミトコンドリア
     2.低脂質食と骨格筋ミトコンドリア
     3.中程度脂質食と骨格筋ミトコンドリア

    14章 たんぱく質、アミノ酸摂取とトレーニング
     1.運動時のたんぱく質・アミノ酸摂取の3つの意義
     2.運動選手のたんぱく質・アミノ酸摂取量に関する研究動向
     3.持久運動選手におけるたんぱく質・アミノ酸摂取の意義と可能性

    15章 トレーニング休止に対する栄養の効果 
     1.トレーニングの休止が身体に与える影響
     2.トレーニングの休止がミトコンドリアに与える影響
     3.トレーニングの休止に対する栄養摂取の効果 ―ミトコンドリアの生合成の観点から―
     4.トレーニング休止に対する栄養摂取の効果 ―ミトコンドリア分解抑制の観点から―

最近チェックした商品履歴

Loading...