目次
- 医系免疫学 改訂8版
―目次―
1 免疫とは―免疫系概説―
1.免疫系の生体における役割
2.どうやって“非自己”を識別するか
3.無数に近い種類の抗原レセプターをどうやって用意するのか
4.“非自己”の認識から“非自己”の排除へ
5.反応の増幅と制御
6.リンパ球にはいくつかの異った性質のグループがある
7.原始的な“非自己”の認識と排除の機構
8.“非自己”の排除には“自己”の犠牲も伴う─アレルギーとの関係
9.免疫と臨床
2 抗体についての基礎知識
1.抗体とはどのようなものか
2.抗原とはどのようなものか
3.抗体の分子構造
4.免疫グロブリン
5.免疫グロブリン各クラスの特性
6.血清免疫グロブリン値と疾患
3 抗体のもたらす反応とそれを利用した検査
1.凝集反応
2.赤血球凝集反応
3.菌凝集反応
4.受身凝集反応
5.沈降反応
6.ゲル内沈降反応
7.補体結合反応
8.免疫溶菌反応
9.細胞傷害試験
10.免疫粘着反応
11.中和試験
12.標識抗体法
13.ラジオ イムノアッセイ (RIA)
14.エンザイム イムノアッセイ (EIA)
15.その他のイムノアッセイ
16.ウエスタン ブロット法
17.免疫画像診断
4 抗体を利用した疾患の予防と治療
1.抗体をどのようにして入手するか
2.ウイルス感染症の発症予防
3.細菌感染症の治療
4.無・低ガンマグロブリン血症の感染予防
5.血液型不適合妊娠における感作の予防
6.癌の治療
7.血小板減少性紫斑病の治療
8.自己免疫病,免疫複合体病の治療
9.川崎病の治療
10.免疫抑制療法
5 リンパ球の働き
1.体液性免疫と細胞性免疫
2.T細胞の発生
3.T細胞の機能
4.T細胞の抗原認識とT細胞サブセット
5.B細胞の発生と機能
6.K細胞
7.NK細胞
8.NKT細胞
9.LAK細胞
10.リンパ組織
6 細胞表面機能分子―接着分子など―
1.細胞表面分子のCD表示
2.接着分子の種類
3.表面機能分子の役割
7 B細胞の分化と機能発現
1.免疫グロブリン遺伝子の再編成
2.免疫グロブリンのクラススイッチ
3.B細胞系の分化過程
4.B細胞の由来
5.B細胞の活性化
6.B細胞の分化へのT細胞の関与
7.抗体産生
8 T細胞の分化と機能発現
1.T細胞レセプター(T細胞抗原レセプター)
2.T細胞の抗原認識
3.T細胞の活性化
4.抗原の処理と提示
5.T細胞の分化過程
6.T細胞の分化と胸腺
7.T細胞の動態
9 リンパ球の検査
1.リンパ球系の状態の把握
2.リンパ球亜群の測定
3.T細胞サブセット
4.T細胞のクロナリティ
5.リンパ球の機能検査
6.特定抗原に対するリンパ球の感作の有無の測定
10 補体とその働き
1.補体とは
2.活性化補体の作用
3.補体の活性化
4.活性化補体の不活化
5.補体レセプター
6.補体の産生と消費
11 サイトカインとその働き
1.インターロイキン
2.細胞傷害性サイトカイン
3.インターフェロン (IFN)
4.その他のリンホカイン
5.TGF-β・その他の細胞増殖因子
6.白血球遊走にかかわるサイトカイン(ケモカイン)
7.造血に関与するサイトカイン
8.サイトカインのレセプター
9.サイトカインの治療への応用
12 食細胞―好中球とマクロファージ
1.好中球の貪食作用
2.好中球の殺菌物質
3.好中球による組織傷害
4.マクロファージとは
5.マクロファージの活性化
6.マクロファージの多様な機能
13 感染防御免疫機構
1.局所免疫
2.ウイルスの排除