シリーズ進化学(4)発生と進化

出版社: 岩波書店
著者:
発行日: 2004-06-08
分野: 基礎・関連科学  >  生物/分子生物
ISBN: 4000069241
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商品紹介

生物はどのようにして今日の姿形をもつようになったのか。個体発生を制御するメカニズムの進化が、その背後にはある。ゲノム解析技術、遺伝学の成果、化石の新資料の発見を結びつけ、動物・植物の発生と進化が共通の言葉で語られる。最新の成果を紹介するとともに、研究史の読み解きを通して、進化発生学の未来を考える。

目次

  • シリーズ進化学(4)発生と進化

    ―目次―

    序 生物界の広がりと体制の多様性
     1.生物界の広がり
     2.植物の多様性
     3.動物の多様性

    1.現代進化発生学の勃興―遺伝子の普遍性と進化
     1.動物の発生と発生遺伝子
     2.ショウジョウバエの発生を制御する発生遺伝子群
     3.ホメオボックス遺伝子の普遍性と動物の体の前後軸形成
     4.背腹軸の決定メカニズム
     5.動物の眼の形成と発生遺伝子
     6.心臓をつくりだす遺伝子の共通性

    2.動物の発生と進化
     1.無脊椎動物の発生と進化
     2.節足動物の多様な形態を生むメカニズム
     3.脊索動物の起源と進化の発生メカニズム
     4.脊椎動物の発生と進化

    3.植物の発生と進化
     1.植物の出発点―細胞内共生
     2.不等分裂―単細胞から多細胞への出発点
     3.細胞骨格系の進化
     4.細胞間認識機構の進化
     5.陸上植物にもっとも近縁な緑藻類
     6.最初の陸上植物―コケ植物
     7.維管束をもつ陸上植物
     8.葉は何回も独立に進化した
     9.シダ植物と被子植物の葉は平行進化か収斂か
    10. コケ植物セン類と維管束植物のシュート
    11. オーキシンの極性輸送
    12. 植物のボディプランの多様性
    13. 陸上植物の生殖器官の進化
    14. 花の進化

    4.発生と進化の研究史
     1.起源:アリストテレス以来
     2.19世紀以前の先駆論的哲学―形態学の誕生とゲーテ
     3.19世紀:自然哲学と比較形態学の成立
     4.20世紀:遺伝学・分子生物学・発生生物学

    結び 進化発生学の新たな幕開け

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