ナラティヴと医療

出版社: 金剛出版
著者:
発行日: 2006-12-25
分野: 医学一般  >  医学一般
ISBN: 4772409440
書籍・雑誌
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商品紹介

経済性を重視し細分化された効率的でシステマティックな医療が広がりを見せる現実のなかで、患者と治療者の関係性を主体とした医療を模索する手がかりになるのが「ナラティヴ」である。本書は、人の生活と病い、そして医療者のあり方をめぐって展開を見せているナラティヴの考え方に焦点を当て、ナラティヴ・ベイスト・メディスンや社会構成主義といった立場から、心身医学、内科学、看護学、終末医療、倫理、医療訴訟、医学教育、遺伝相談などの実践家・研究者から、医療の姿を多声的に導き出したものである。

目次

  • ナラティヴと医療

    ―目次―

    第1部 ナラティヴの多様性
     1 ナラティヴとは何か 
     2 臨床場面における物語と声
        ―ジャネの「想話機能」を手がかりに 
     3 ナラティヴの断層について 
     4 医療者と生活者の物語が出会うところ 
     5 医療倫理の方法としての物語論: 
     6 医療事故紛争のナラティヴ 
     7 医学教育と語り 

    第2部 医療におけるコミュニケーションとナラティヴ
     8 心身医学―移植の語り
     9 民俗セクター医療をめぐるナラティヴ
        ―その社会・文化・歴史的構築:辻内琢也
     10 遺伝医療におけるナラティヴ―女性たちの語り
     11 幻覚妄想というナラティヴ―関係性における病いと癒し
     12 残された家族が喪に服すということ
     13 精神科看護のための物語―臨床民族誌的思考と記憶
     14 ソーシャルワークとナラティヴ―緩和医療の実践から
     15 地域コミュニティとNBM
        ―病いの語りの倫理的証人になること 
     16 心身医療への民族誌アプローチ
        ―病いの語りの倫理的証人になること 
     17 医療におけるナラティヴの展望―その理論と実践の関係

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