モレキュラーメディシン 40/3 3月号
商品紹介
長足の進歩を遂げてきた分子生物学の導入が1990年代より盛んに行われ，精神疾患の病因，病態に関する研究にも新たな展開がみられ，多くの特筆すべき成果が得られてきた．その展開のなかで精神疾患の病因，病態の理解の進展のみならず，疾患概念，さらには脳機能の理解に変化と深化が生じてきている．本特集では最近の分子生物学的精神医学研究の成果を概説すると同時に，疾患概念の変化についても解説する．
目次
- モレキュラーメディシン ４０／３ ３月号
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特集 精神疾患の分子医学
Overview
・ 精神疾患の原因・病態研究にみられる新展開 渡辺義文
Review
・ 統合失調症─遺伝研究
有波忠雄（筑波大学基礎医学系）
・ 統合失調症─動物モデルからアプローチ
西川 徹（東京医科歯科大学大学院精神行動医科学）
・ 気分障害（うつ病）の遺伝的基盤─動物モデルのQTL解析
吉川武男／石塚祐一／中谷紀章／渡辺明子（理化学研究所脳科学総合研究センター）
・ 気分障害─発生脆弱性の分子生物学
川本孝憲／田中 毅／相原雅子／井田逸郎／渡辺義文／三國雅彦
（群馬大学神経精神医学）
・ てんかんの分子遺伝学
兼子 直／岡田元宏／金井数明（弘前大学神経精神医学）
・ 睡眠覚醒障害の分子医学─ナルコレプシーの病態と視床下部の睡眠覚醒制御機構
本多 真／Emmanuel Mignot（スタンフォード大学睡眠障害センター）
・ 体内時計機構の分子医学
海老沢 尚（埼玉医科大学精神医学）
・ アルツハイマー病−早期診断と根治療法開発に向けて
工藤 喬／武田雅俊（大阪大学大学院神経機能医学）
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