臨床で書く

出版社: 医学書院
著者:
発行日: 2008-03-01
分野: 看護学  >  臨床/成人/老人
ISBN: 9784260005692
書籍・雑誌
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2,860 円(税込)

商品紹介

たとえば看護師は、どのような成り行きで患者を拘束したりしなかったりするのか。会話の成立しない患者との間に“通路”が生じたきっかけは何か―臨床で働く看護師なら誰もが知っている「そのこと」を、看護師自身のフィールドワークによって炙り出す。POS記録を一次資料に「そこにあったはずの何か」を描き切った、質的研究の画期的成果!

目次

  • 臨床で書く

    ―目次―

    プロローグ 私たちの現実はどこにあるのか?

    第1章 「帰れない」エスノグラファー
    …臨床看護師のための研究方法をめぐって
     1-1 エスノグラフィーという方法
     1-2 臨床をどう記述するか

    第2章 病院の入り口で
     2-1 入院という出来事
     2-2 治療・看護との遭遇

    第3章 介入と回復
     3-1 薬物療法による変容と精神病後抑うつ
     3-2 隔離あるいは身体的拘束
     3-3 回復過程における依存と強迫をめぐって

    第4章 反復と語り
     4-1 経験の用法としての言語と臨床の詩学
     4-2 語りはなぜ可能なのか

    第5章 新たな病棟文化の構築に向けて
     5-1 何がケアを支えるのか
     5-2 病棟文化というもう一つのケア…人、組織、制度
     5-3 農耕的なるものへの夢

    エピローグ 「感じる看護」はどこへ行くのか

    補遺 精神科病棟の構造と機能

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