20世紀後半は科学、技術の進歩の時代であった。21世紀に突入したもののさらなる科学、技術の目まぐるしい進歩は続く。そのなかにあって流れ星のごとく、古い検査法は自然に消えて行く。そして新しい検査法が台頭する。そのようなとき、無駄のない、かつ必ずやっておかねばならない検査法は何かを教えてくれる成書が欲しい。しかし残念ながらこのような良書があまり目に止まらなかった。ましてや、その検査結果をどう読むか、さらに必要な検査法は何か、誰にでも求めたい気持ちがある。そこで、臨床検査に親しみ、かつ理解しやすいように図解され