不登校外来 眠育から不登校病態を理解する

出版社: 診断と治療社
著者:
発行日: 2009-04-22
分野: 臨床医学:内科  >  小児科学一般
ISBN: 9784787817051
書籍・雑誌
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商品紹介

不登校とは「こころの問題」,「怠け」などではない.小児慢性疲労症候群として理解すべきもので,中枢神経機能を中心とした“疲労病態”である。本書では“病態”としての不登校状態について,専門的な医療のかかわりの重要性を明らかにした。また,“眠育”という予防的観点からも不登校を解説する。

目次

  • 不登校外来 眠育から不登校病態を理解する

    ―目次―

    I章 不登校への医学的アプローチ
     1.増え続ける不登校―わが国における不登校の現状
     2.不登校理解および理解の難しさ
     3.登校拒否と不登校
     4怠けではありえない不登校
     
    II章 不登校状態における臨床症状
     1.不定愁訴からはじまる初期疲労
     2.睡眠障害と不登校
     
    III章 臨床的検査からのアプローチ
         ―不登校状態にある人に対する臨床的検査
     1.不登校(CCFS)児における自律神経機能
     2.不登校(CCFS)児における事象関連電位
     3.内分泌機能検査
     4.生体リズム検査
     5.不登校(CCFS)児における前頭葉機能検査
     6.うつ度評価
     7.不登校(CCFS)児における脳画像検査
     8.体内時計と時計遺伝子の話
     9.不登校(CCFS)児における末梢血の時計遺伝子
     10.成長曲線の読み方―こころの問題との関連
     
    IV章 臨床心理学的アプローチ
     1.現在までの不登校に対する臨床心理学的アプローチ
     2.こころの疲れは未熟性を引き出す
     3.心理評価の実際
     4.心理的サポートの実際
     
    ?章 治療の目標と実際
     1.治療の目標
     2.アプローチ
     3.治療法

    VI章 症例からみたライフステージごとの治療と支援
     1.眠りと発達の関係
     2.不登校長期化の背景

    VII章 症例からみた不登校と現代
     case1 キレやすい子どもと不登校(11歳,男児)   
     case2 家庭内暴力と不登校(14歳,男児)   
     case3 非行と不登校(16歳,女児)   
     case4 引きこもりと不登校(21歳,女性)   
     1.引きこもりと不登校
     2.学校での取り組み

    VIII章 予防と早期対策―眠育の重要性
     1.まず不登校発症の理解から
     2.日常生活のリズム構築
     3.初期症状の把握
     4.睡眠ログによる睡眠不足の評価
     5.睡眠教育(眠育)の重要性
     6.避けられないフレックス制度の導入
     7.学校における部活動の見直し
     8.子どもを使った壮大な人体実験
     9.まとめ―学校社会を見直す

    IX章 不登校に対する医療以外の支援
     1.不登校児童生徒の支援として何が必要か
     2.不登校期における支援策
     3.学校社会復帰支援
     4.その他の支援
     5.家族への支援
     
    ?章 家族の病理と不登校状態とのかかわり
     1.家族(家庭)の病理?
     2.家族(家庭)の病理?
     3.不登校には個人の資質“こころの弱さ”があるのか
     4.保護者の育て方に問題があったのか
     5.おわりに

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