薬学生のための医療倫理

出版社: 丸善出版
著者:
発行日: 2010-07-30
分野: 薬学  >  基礎薬学
ISBN: 9784621082584
書籍・雑誌
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2,860 円(税込)

商品紹介

臨床研究・新薬開発・薬剤師に関する倫理問題、薬害の問題などを学習し、さらに生殖医療から終末期医療についても考察を深めることで、倫理意識を広い視野で捉えることができる内容。CBT試験、国家試験対策としても活用できるよう、各章末に演習問題を収載しました。

目次

  • 薬学生のための医療倫理

    ―目次―

    序章 今なぜ薬学の医療倫理(薬学倫理)が必要なのか
     1.医薬分業と新しい薬剤師の役割
     2.ハーモナイズド会議と創薬ビジョン:
        90年代後半の日米欧の動き
     3.Professionと責任 ― 薬の自由化の中で

    1章 生命倫理の方法と医療倫理
     1.「バイオエシックス」の誕生
     2.生命倫理の四原則
     3.ジュネーブ宣言
     4.日本の「医の倫理綱領」

    2章 患者の権利と生命倫理
     I.患者の権利に関する宣言
      (インフォームド・コンセント、自己決定権)
     II.患者中心の医療とチーム医療
     III.医療者―患者関係におけるコミュニケーション

    3章 臨床研究の倫理
     1.ニュールンベルク綱領:医療倫理における位置づけ
     2.ヘルシンキ宣言:変遷と内容の概要と課題点
     3.人を対象とする生物医学研究の国際倫理指針(CIOMS)
     4.ベルモント・レポート
     5.臨床研究に関する倫理指針(厚生労働省)
     
    4章 新薬開発の倫理
     1. 医薬品の研究・開発・供給のプロセス
     2.遵守すべき諸基準(GLP,GCP,GMP,GVP,GPSP)
     3.ICH−GCP基準の国際合意
     4.治験とGCP
     5.GLPと動物実験の倫理
     6.利益相反
     7.医薬品知的所有権/PL法
     8.オーファンドラッグ/ファーマコゲノミクス
     
    5章 薬剤師の倫理
     1.医療者と倫理
     2.法令の構成と薬剤師関連法規
     3.薬剤師の役割と薬剤師法
     4.薬剤師の倫理規定
     5.医薬分業
     6.薬学教育の歴史と現在・未来
     7.ファーマシューティカル・ケア
     8.世界の薬剤師倫理規定(1)
     9.世界の薬剤師倫理規定(2)
     10.世界の薬学教育と日本の薬系大学における倫理教育
     11.ポストゲノム時代と薬剤師
     
    6章 薬害と生命倫理
     1.薬害の定義と歴史
     2.薬害の原因
     3.サリドマイド
     4.スモン
     5・薬害エイズ
     6・薬害C型肝炎
     7.薬害防止対策
     8.薬害被害の補償
     
    7章 生殖医学と生命倫理
     1.生殖技術
     2.クローン技術
     3.出生前診断
     4.万能細胞 ― ES・iPS細胞
     5.人工妊娠中絶とパーソン論
     6.生命の神聖性と女性の権利
     7.先端医療技術と人間の尊厳
     8.世界の法的状況
     
    8章 脳死・臓器移植と生命倫理
     1.死
     2.死亡判定基準:三徴候死説
     3.重度脳障害
     4.脳死
     5.脳死判定基準
     6.死亡判定基準:脳死説
     7.移植医療
     8.移植法改正と移植医療の倫理
     
    9章 終末期医療と生命倫理
     1.終末期医療とは
     2.延命とQOL
     3.安楽死
     4.尊厳死
     5.世界における安楽死・尊厳死に関する法律
     6.緩和ケア
     7.セデーション(鎮静)
     8.終末期の意思決定の世界の現状
     9.患者の意思表示(事前指示)
     10.世界と日本のホスピス医療の歴史と現在
     11.輸血拒否
     12.死ぬ権利

    10章 先進医療と生命倫理
     1.遺伝子診断
     2.遺伝子治療
     3.再生医療
     4.エンハンスメント
     5.脳科学
     6.難病治療と薬
     7.ジーン・ドラッグ

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