このビデオで面接者として登場するのは、中村心理療法研究室・中村伸一先生。ルーテル学院大学教授・福山和女先生。東京大学大学院教授・中釜洋子先生。家族を演じるのは、長女が福島大学演劇部の学生、両親は両者とも同大学院学校臨床心理専攻を修了した現職教員です。また、家族関係の設定には一年以上を費やし、ジェノグラムの作成にも耐えうるレベルにまで仕上げました。介入のキーポイントとなる場面を各面接者が自ら選び、その意味を説き明かし、そこに面接を受けた家族のフィードバックが挿入される構成になっています。〈理論と実際〉が臨床の基本ということであれば、このDVDは家族臨床を学ぶ者・教える者双方にとって、必須の教材であることは間違いありません。