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別冊「医学のあゆみ」 疾患モデル動物-病因解析での役割と限界

出版社: 医歯薬出版
発行日: 2004-01-31
分野: 医学一般  >  雑誌
雑誌名:
特集: 疾患モデル動物−病因解析での役割と限界
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商品紹介

動物モデルの位置づけや遺伝子改変マウス,クローンマウスなどについて解説.さらにアルツハイマー病,リウマチ,糖尿病など,各疾患の動物モデルについて記述.“疾患モデル動物”を通してサーチ研究(リサーチ研究のためのリソースを発掘をおこなうもの)展開を示唆.

目次

  • 別冊「医学のあゆみ」 疾患モデル動物−病因解析での役割と限界

    ―目次―

    第1章 総論

     1.ポストゲノム後の動物モデルの位置づけ 山村研一
     モデルの分類とこれまでの位置づけ
     従来のモデルの評価
     ポストゲノムシークエンス時代のモデル動物

     2.マウスの大規模ENUミュータジェネシスの現状と展望 権藤洋一
     点突然変異体の重要性
     大規模ENUミュータジェネシス
     世界の動向
     今後の課題と展望

     3.大規模遺伝子トラップの現状―リソースとしての疾患モデルマウス 荒木正健・荒木喜美
     大規模遺伝子トラップを行っている研究グループ
     トラップベクター
     トラップESクローンの作製と解析
     トラップマウスラインの樹立
     表現型の解析
     可変型遺伝子トラップ

     4.誘導的発現システム開発の現状 丹羽仁史
     可逆性誘導的発現システム
     非可逆性誘導的発現システム

     5.遺伝子改変マウスの胚・精子バンク 中潟直己
     マウス胚・精子の凍結保存
     データベース
     供給

     6.疾患モデルとしてのクローンマウス 小倉淳郎
     着床前から着床期の異常
     周産期の異常
     成長期以後の異常
     クローン特有の異常の原因

     7.ES細胞を用いたクローンマウス 河野友宏
     ESクローンマウスの作出法
     クローン産仔の生存性
     ESクローンマウスに認められた異常の伝達性
     導入変異遺伝子の子孫への伝達

     8.疾患モデル動物データベース 山崎由紀子
     国内データベース
     海外データベース
     考慮すべき問題

     9.遺伝的モニタリング 加藤秀樹
     遺伝的汚染が過去に起こっている
     遺伝子改変マウスは遺伝的汚染と同じ状況にある
     標識遺伝子が遺伝的品質を保証する
     遺伝的モニタリングの検査対象は2種類である
     疾患形質は環境要因・遺伝要因によって変化する

     10.疾患モデル動物の微生物モニタリング 伊藤豊志雄
     実験動物の感染症の特徴
     感染の一般的影響
     疾患モデル動物の作出・供給システムの変遷に伴う微生物学的品質の変化
     感染症が疾患モデル動物に及ぼす影響
     最近の疾患モデル動物の微生物モニタリング結果
     汚染動物からの非汚染動物の確立
     疾患モデル動物の感染事故防止策

     11.疾患モデル動物と飼育環境 伊藤喜久治
     腸内フローラとdramatype
     腸内フローラの標準化

    第2章 各論
     12.Alzheimer病モデルマウス 丸山 敬
     Alzheimer病の分子病態
     Alzheimer病で考えられる動物モデル
     APPとPSのノックアウト(欠損)マウス
     APP過剰発現(トランスジェニック)マウス
     その他の過剰発現マウス
     Alzheimer病の治療戦略
     Alzheimer病の免疫療法

     13.家族性アミロイドポリニューロパチー 前田秀一郎
     FAPの原因と病態
     FAPの診断法と治療法
     FAPの疾患モデルマウスを用いた発症機構の解析

     14.Parkinson病 高柳淳・清水信義
     遺伝子操作モデル
     MPTP(1-methyl-4-phenyl-1,2,3,6-tetrahydopyridine)処理モデル

     15.成人発症II型シトルリン血症モデルマウス 佐伯武 8・小 林圭子
     CTLN1とCTLN
     SLC25A13遺伝子とそのコードする蛋白機能の発見
     遺伝子変異の同定と,新しい疾患NICCDの発見
     AGCの機能とシトリン欠損症の症状
     シトリンとアララ遺伝子ノックアウト(KO)マウスの作製

     16.先天性代謝異常症 衛藤義勝
     モデル動物を用いての先天性代謝異常症の病態解析とその限界
     疾患モデル動物の治療への応用とその限界

     17.生体防御機構―Toll様受容体ノックアウトマウスの解析 植松 智・審 良静男
     TLRファミリー
     TLRファミリーの機能
     TLRを介したシグナル伝達経路

     18.関節リウマチモデルマウス 岩倉洋一郎
     HTLV-I-Tgマウス
     IL-1Ra-KOマウス

     19.ウイルス肝炎の動物モデル―その意義と限界 小池和彦
     肝癌発生の特徴はなにか
     肝発癌の分子病態解明―動物モデルの考え方
     HCVコア遺伝子導入トランスジェニックマウス
     コア遺伝子トランスジェニックマウスと慢性C型肝炎患者の比較
     HCVによる肝発癌研究のパラダイムシフト―“炎症かウイルスか“から“炎症の質的相違”へ
     肝炎ウイルスによる肝発癌機序―“non-Vogelstein”な発癌メカニズム

     20.肥大型心筋症 森本幸生
     肥大型心筋症の分子遺伝学と臨床的特徴
     HCMのinvitro研究
     HCMの動物モデル

     21.遺伝性腎癌 樋野興夫・小林敏之
     研究対象の選択―自分のオリジナルで流行をつくれ
     発癌の連盟的首位性―起始遺伝子
     癌のドラマタイプ(dramatype)―癌性化境遇

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