認知症診療の作法

出版社: 永井書店
著者:
発行日: 2012-11-01
分野: 臨床医学:内科  >  老人医学
ISBN: 9784815919047
電子書籍版: 2012-11-01 (第1版)
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商品紹介

認知症診療のなかへ,“パーソン センタード ケア”の理念を生かしてゆく。これが本書の企図していることであり,著者が認知症診療にたずさわるすべての診療医へ向けた提言でもある。超高齢社会のなかでの認知症診療の本来あるべき姿と,診察の基本,技法,環境条件などを長年の経験をもとにわかりやすく説いている。また,文庫サイズで読みやすく内容も凝縮.精神科のみならず,かかりつけ医,研修医の方々に身近なバイブルとして愛読いただきたい書である。

目次

  • 認知症診療の作法

    ―目次―

    1 認知症の対応の変遷とかかりつけ医への期待
     1.介護保険の導入
     2.町づくり活動と認知症当事者からの発信
     3.「痴呆」から「認知症」へ

    2 パーソンセンタードケアとは何か

    3 予備問診表について

    4 診察室の条件

    5 面接者としての注意点

    6 認知症の人とのコミュニケーション
     1.不安感を取り除くこと
     2.高齢者のペースに合わせること
     3.目を見て話すこと
     4.適切なメッセージの使い方
     5.感情の交流を重視する
     6.聴くことを第一にする、待つこと
     7.家族との面談

    7 長谷川式認知症スケールの使い方

    8 認知症の重症度評価
     1.CDR
     2.FAST
     3.日常生活自立度判定基準

    9 告知について
      どのように、そしていつ告知するか

    10 認知症と鑑別を要する状態
     1.高齢者の忘れっぽさ
     2.うつ状態、うつ病
     3.せん妄

    11 認知症の原因疾患
     1.アルツハイマー型認知症
     2.軽度認知障害
     3.血管性認知症
     4.レビー小体型認知症
     5.前頭側頭型認知症
     6.嗜銀顆粒性認知症
     7.正常圧水頭症
     8.慢性硬膜下血腫
     9.アルコール性認知症[チアミン(ビタミンB1)欠乏性認知症]
     コラム 若年性認知症

    12 認知症診療の事例から
     1.待つことの重要性を感じた事例
     2.高度の認知症事例

    13 認知症診療の作法
     1.認知症の本人を中心にすることを第一に
     2.「治す医療」から「支える医療」に
     3.診療日の設定と介護職との連携
     4.感性をもっていること
     5.絶対者との絆をもつこと
     6.家族との適切な対応を工夫する
     7.医師としての基本的な作法

この書籍の参考文献

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本参考文献は電子書籍掲載内容を元にしております。

[3] 予備問診表について

P.11 掲載の参考文献
1) 田渕肇, 伊東大介 (編) : メモリークリニック. 診療マニュアル, 鹿島晴雄, 鈴木則宏 (監), pp10-13,南江堂, 東京, 2011.

[4] 診察室の条件

P.15 掲載の参考文献
1) 松下正明 : 第1章 高齢者診療の基本姿勢高齢社会と認知症診療, pp14-30, 弘文堂, 東京, 2011.

[9] 告知について

P.41 掲載の参考文献
1) 高橋忍, 新妻加奈子, 小野寺敦志, ほか : 痴呆患者への病名告知の研究 ; アルツハイマー型痴呆患者本人の意向. 老年精神医学雑誌16(4) : 471-477, 2005.

[13] 認知症診療の作法

P.100 掲載の参考文献
1) Kitwood T : Dementia reconsidered. The person comes first-Rethinking aging service, Open University Press, Buckingham, 1997.

あとがき

P.102 掲載の参考文献
1) 樋口正元 : 医者の作法. pp61-110, 日本醫事新報社, 東京, 1993.

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