保健師規則が制定された昭和16年頃からの保健師活動の記録として、「ふみしめて50年」が刊行されていることは、あまりにも有名である。その後、老人保健法制定の頃から平成に至る約30年間は、地域を守り、人々を支える保健師にとって、まさしく激動の時代であったが、この間の保健師活動は、意外にも記録として残されていない。そこで、各種の法律や制度の整備、行財政改革、保健医療福祉の一元化、災害や新型インフルエンザなどの健康危機管理、児童虐待や自殺対策など、時代の波に突き動かされながら、人知れず奮闘してきた保健師の姿を、『ふみしめて70年〜老人保健法制定後約30年間の保健師活動の足跡』として取りまとめることとなった。これからの保健師活動を指し示す羅針盤として、是非お手元に! !