発達障害のある子の保育の手だて

出版社: 岩崎学術出版社
著者:
発行日: 2007-06-26
分野: 臨床医学:内科  >  精神医学
ISBN: 9784753307043
書籍・雑誌
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1,870 円(税込)

商品紹介

保育者が困っている時,子どもはその何倍も困り果てている。だとすれば保育者は,子どもが困らないように関わり方を変えるしかない。子どもが抱く「困り感」を軽減し,穏やかな園生活を保障するためのヒント集。単なるテクニック集にはせず,現場での保育の機微を大切にした使いやすく実用的な書。

目次

  • 発達障害のある子の保育の手だて

    ―目次―

    第1章 子どもの見方
    I 発達障害とは
     1.なぜ自閉症・アスペルガー症候群,AD/HD,LDか
     2.自閉症・アスペルガー症候群,AD/HD,LDとは
     3.三つの障害の関連
     4.発達障害の原因
    II 「困り感」の理解
     1.まずは子どもの理解から
     2.障害の改善は図れない
     3.「困り感」へのアプローチ
     4.「困り感」に気づく
     5.発達障害のある子に特有の「困り感」

    第2章 個別的な保育の手だて(1)活動の意味を伝える
    I 混沌とした世界に意味を与える
     1.子どもの身になってみたら
     2.安心して過ごせるスペースを作る 
     3.手がかりを与える
    II エスケープできる場所を用意する
     1.エスケープのスペースをつくる
     2.「周りの子どもへの説明」という前に
    III 一連の行動を教えるためのポイント
     1.子どもにつけたい力を決めることから
     2.三つのステップ
    IV 支援例
     1.朝の支度
     2.好きな活動を選んで遊ぶ
     3.次の活動への移行
     4.歩く  
     5.部屋の移動
     6.制作活動
     7.トイレ
     8.給食

    第3章 個別的な保育の手だて(2)見通しと向かう先を示す
    I スケジュールは何のために教えるのか
     1.目標は,子どもがひとりで動けるようにすること
     2.スケジュールで何を伝えるか
    II スケジュールを導入する際の留意点
     1.カードをつくる前に
    III いよいよスケジュールを導入する
     1.まずはカードを「見る」ことから
     2.カードは特別なものではない
     3.子どもに伝わるカードを作る
    IV スケジュールを発展させる
     1.時間の推移を教える
     2.1コマから2コマへ
     3.コマを増やす,その前に
     4.活動のすき間を埋める
     5.携帯スケジュールに発展させる

    第4章 個別的な保育の手だて(3)人とかかわる力をつける
    I 「要求」を伝えやすくするために  
     1.コミュニケーションと「要求」
     2.教えたいことは,まず要求
     3.「要求」を教える
    II 「期待」が伝わりにくい子どもへの手だて
     1.分かっていないからできない
     2.何をどのようにしたらいいかを伝える
     3.「期待」を伝える
     4.「してはいけない」という「期待」を伝える手だて

    第5章 集団における保育の手だて(1)小集団保育の実践
    I 小集団保育の実際(1)発達障害のある子どものグループ
     1.形態
     2.実践
    II 小集団保育の実際(2)定型発達の子どもたちを交えて
     1.形態
     2.実践
    III 小集団保育のねらい
     1.安心感を与える
     2.保育者との信頼関係を培う
     3.活動の単位と時間の推移を教える
     4.他者と折り合うシナリオを作る
     5.子ども同士がかかわる媒介をつくる

    第6章 集団における保育の手だて(2)
         クラスでできる保育の手だて
    I 発達障害のある子どもが育つクラスをつくる
     1.個への配慮の基本
     2.クラス経営の基本
    II 支援の具体例
     1.朝や帰りの集い

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