愛情剥奪と非行
商品紹介
本書は，英国の精神分析医であり小児科医でもあったD.W.ウィニコット(1896-1971)の著作“Deprivation and Delinquency”を訳出したものです。精神科医や臨床に携わるサ イコロジストだけではなしに，子どものメンタルヘルスに関心をもつケースワーカーや看護師，教育や福祉，行政や司法の関係者，さらには一般の方々をも，ウィニコットの卓越した治療技法と臨床センスに魅了されることでしょう。
目次
- 愛情剥奪と非行
―目次―
第1部 ストレス下の子どもたち:戦時経験
編者序
第1章 幼い子どもたちの疎開
英国医学雑誌への手紙 子どもたちとその母親
第2章 『ケンブリ ッジ疎開調査:社会福利と教育の戦時下研究』
の書評
第3章 戦時中の子どもたち
第4章 子どもを剥奪された母親
第5章 疎開児
第6章 疎開児の帰宅
第7章 再び家庭へ
第8章 取り扱いのむずかしい子どもたちの寄宿舎制管理
第9章 戦時下と平和時における子どもたちの宿舎
第2部 反社会的傾向の本質と起源
編者序
第10章 攻撃性とそのルーツ
攻撃性 攻撃性の起源
第11章 思いやりの能力の発達
第12章 罪悪感の欠如
第13章 心理学的観点から見た少年非行
第14章 反社会的傾向
第15章 母子分離の心理学
第16章 攻撃性,罪悪感と償い
第17章 ドルドラムをどっ にか切り抜けていく
第18章 若者は眠らない
第3部 社会的供給
編者序
第19章 裁判判事との文通
第20章 精神保健の基礎
第21章 (愛情を) 剥奪された子ども,
そして家庭生活の喪失を如何に補いうるか
第22章 集団の作用と不適応状態の子ども:学校の面から
第23章 迫害とならなかった迫害
第24章 刑務所とボースタル式感化院での懲罰委員会報告 (1961)
に対するコメント
第25章 進歩主義学校 progressive schoo1 は
子どもに自由を与えすぎているか?
汽車の中でのメモ
第26章 セラピーとしての居住型ケア
第4部 個人療法
編者序
第27章 精神療法の多様性
第28章 性格障害の精神療法
第29章 治療的コンサルテーションであらわれた解離
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