脳から見える心

出版社: 岩崎学術出版社
著者:
発行日: 2013-07-19
分野: 臨床医学:内科  >  精神医学
ISBN: 9784753310616
書籍・雑誌
≪全国送料無料でお届け≫
取寄せ目安:8~14営業日

2,860 円(税込)

商品紹介

あらゆる精神科的な疾患について、脳科学的な根拠を知ることは、それらが「本当の病気」であり、来談者たちはそれに苦しんでいる犠牲者であるという理解を促す。「来談者の訴えに虚心坦懐に耳を貸しなさい」というよりは、「個々の病気を知りなさい」という教えのほうがより現実的である。虚心坦懐には限度があるが、病気を知ることで、それが「気のせい」ではないことがわかる。それが来談者の苦しみを知ることでもある。個々の病気を知るために、心理士は精神医学や脳の専門家になる必要はないが、「脳科学オタク」くらいにはなっておくことは必要だろう。本書は脳を知って病を知り、他者の苦しみへの共感を深めるための1冊。

目次

  • 脳から見える心

    -目次-

    第1部 神経ネットワークが生む心という現象
    第1章 ミラーニューロンから考える「共感とは何か?」
    第2章 オキシトシンが問いかける「愛とは何か?」
    第3章 マインド・タイム──意識と時間の不思議な関係
    第4章 サイコパスは「異常な脳」の持ち主なのか?
    第5章 ニューラルネットワークとしての脳
    第6章 夢と脳科学
    第7章 解離現象の不思議
    第2部 脳を知って病を知る
    第8章 脳の配線異常としてのイップス病
    第9章 DBS(脳深部刺激)への期待
    第10章 右脳は無意識なのか?
    第11章 愛着と脳科学
    第12章 サヴァン症候群が示す脳の宇宙
    第13章 小脳はどこに行った?
    第3部 快と不快の脳科学
    第14章 報酬系という宿命 その1──何に向かい、何を回避するか
    第15章 報酬系という宿命 その2──快の錬金術
    第16章 報酬系と日常生活──相手を不快にさせないのが流儀

最近チェックした商品履歴

Loading...